明治維新まで隣にある宇治上神社と二社一体で祀られ離宮上社・離宮下社と呼ばれ、
ともに菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)と父である応神天皇・兄である仁徳天皇をご祭神としています。
宇治神社みどころ
宇治の地は平安の頃には貴族が川遊びや紅葉狩りを楽しむ別荘地で付近には応神天皇の離宮もあったとされています。
宇治神社は宇治上神社と共に、応神天皇の皇子であった菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)が宮を営んだ跡地とされ、皇子がなくなったのち邸宅後に霊を祀ったのが両社のはじまりとも云われます。
皇位の譲り合いの上の悲劇
応神天皇は息子のうち弟の菟道稚郎子を皇太子と定めていましたが天皇が崩御されると、兄の大鷦鷯尊(おおさざきのみこと)との間で皇位の譲り合いが起きました。
この譲り合いが何年も続いたために皇位を早く定め天下を安定させようと自ら命を絶たれ、結果兄が皇位を次いで仁徳天皇となったと日本書紀に伝わります。
地域の産土神でもあったこの神社は対岸に平等院が建立されるとその鎮守社になり、藤原氏の援助で大いに栄え「離宮祭」と呼ばれる 例祭では神馬が奉納され田楽が行われ、宇治川は船であふれかえったと言うことです。
菟道稚郎子は源氏物語宇治十帖の八宮のモデルともいわれ、 周辺には「さわらびの道」と呼ばれる源氏物語のゆかり地をめぐる道が整備され、物語に思いをはせながら散策が楽しめます。
フィクションでありながらゆかりの地までできてしまうほど 源氏物語は人々に愛された物語ということでしょう。
かわいいうさぎの神使さま
こちらの神社ではうさぎが神のお使いとされています。
菟道稚郎子がこの地に住むことを定め、河内の国から向う途中で道に迷われてしまい困っていると、一羽の兎が現れました。
ふりかえりふりかえり道案内をしたことから「みかえり兎」と言われ神使とされた事により、 手水舎やおみくじ・絵馬など神社のあちこちでかわいい姿を見せています。
こちらの神社では絵馬にお願い事を書いて、まず本殿正面で「みかえりうさぎ」を通して神前でお参りし、そのあとに本殿の周りを3周するうちにうさぎのお置物3つに出会えると、絵馬に書いたお願い以上のご利益が受けられるといわれる「願掛けうさぎさん巡り」も行われています。
毎月1日だけもう一体ブロンズのうさぎさんが出現するそうです。
JR京都駅からアクセス
・JR奈良線「宇治駅」下車して徒歩20分ほど
・JR京都駅からJR奈良線で「東福寺駅」下車して、隣にある京阪「東福寺駅」から京阪本線・淀屋橋方面行きに乗り換え「中書島駅」下車して、京阪宇治線に乗り換え「宇治駅」下車して徒歩10分ほど
※京都駅から平等院方面へ直接行くバスはありません(2025.3月現在)
拝観時間
境内自由 御祈祷は16:00まで受付
かわいい見返りうさぎのおみくじ授与あります。