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京都行事

2020年 京都の寺社で節分行事

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年が明けお正月気分が抜けてきた頃にはあっという間に2月です。
2月といえば節分ですね。春の訪れを感じるにはまだまださむい京都ですが、豆まきや節分のお祭りのあるお寺や神社をピックアップしてみました。もちろん全部ではありませんので、自分だけのお気に入りスポットを見つけて参拝するのもよいでしょう。

京都の寺社で節分行事を満喫する

京都のお寺や神社では各所で盛大に節分行事が行われます。また後でご紹介する四方参り(よもまいり)や節分おばけなど、変わった風習もありますのでいつもとは違った行事で春を迎えてみるのはいかがでしょうか。

以下に地域ごとのご紹介をしてゆきます。1ヶ所をじっくり参拝するのも、複数個所を巡るのもよいですが、人気のスポットは周辺や最寄りの駅・バス停は通常より混雑していることが予想されますので、無理のない計画で楽しい節分をお過ごしください。
(福豆にくじがついている場合などは福豆争奪戦が激しいことも予想されますので、くれぐれも怪我にはお気を付けくださいませ。)

なお寺社の都合により内容が変更になる場合もありますのでご容赦ください。

洛中

場所・イベント名など  期間  時間・料金など
千本ゑんま堂
(引接寺)節分会
2月2日~3日

3日 19:30頃~ゑんま堂念仏狂言(18:30~整理券配布)
狂言ののちに豆まきが行われます(福は内、鬼も内の掛け声です)

厄除けこんにゃく炊き400円/金運上がりダルマ400円(持ち帰り用のコンニャクや大だるまなどもあります)

釘抜地蔵(くぬきじぞう/石像寺・しゃくぞうじ) 2月2日~3日

ご本尊釘抜(くぬき)地蔵菩薩の御開帳(石造・伝弘法大師作)
厄除招福だるまの授与あり(年齢と性別を書いていただけます)
昆布茶のお接待あり

短い参道に恵方巻やたこ焼きなどの露店が数店並びます。

千本釈迦堂
おかめ節分会
2月3日

2日には前夜祭
3日は当日祭が行われ 15:00~茂山狂言会社中による鬼追いの儀・奉納狂言の後に豆まき
節分限定の厄除け札や福引券付きの福豆や授与品あり

上七軒の舞妓さんによる踊り・番匠保存会による木遣音頭の奉納ののちにおかめ像の前で法楽が行われ、年男や女性がおかめさんの面と袈裟を身につけ本堂で加持を受ける法要が行われます。

法要が終わると茂山狂言社中によるユニークなおかめ福節分の狂言が行われ、厄除け鬼追いの儀として豆まきが行われます。鬼を追い払うというより最後はおかめさんに諭され改心するという内容の狂言です。

北野天満宮
節分祭
2月3日

10:00~節分祭
13:00~北野追儺狂言(茂山千五郎社中)・上七軒の舞妓 芸子さんによる日本舞踊の奉納の後に豆まき

当たり付きの福豆(200円)や災難除けのお札やお守りなど、節分特別の授与品などがあります。

大将軍八神社
節分星祭
2月3日

10:00~古神札焚上式
甘酒の無料お接待あり

こちらでは豆まきはありません。神事ののちにお焚き上げが行われる、静かな節分です。
福豆や本命宿のお守り・お札の授与があります。

福勝寺(ひょうた寺) 2月3日

九条家より移築された門が年に一度だけ開き、節分限定・宝珠尊融通御守(ほうじゅそんゆうずうおんまもり)の授与があります(1個1万円 ひょうたん型の干菓子付き・予約制/当日授与分もあります)
また御扇子守護(扇子型のお守り・1万円)の授与もあります。

(お守りの予約については 075-841-5818福勝寺へお問い合わせください。京の通称寺公式サイトでは両お守りの写真が掲載されています)

昆布茶のお接待あり

豊臣秀吉の旗印・千成瓢箪ゆかりのお寺です。また御所より下賜された左近の桜が分裁されていることから桜寺とも呼ばれます。

法輪寺(達磨寺)
節分会
2月2日~4日

2日・3日は9:00~20:00/4日は午前中
10:00~2時間おきに「だるま説法」(4日は午前中)

外れなしの福引き付き福豆(200円)・札だるま(1000円)・開運だるま(大きさによって値段はさまざま)のなどの授与
ハト茶の無料接待や名物だるま焼き(だるまの焼き印の押された回転焼き/今川焼で節分限定です)の販売もあります

境内には大小8000体を超えるだるまが安置され、通常は有料の本殿が無料で開放されていて庭園も拝観できます。
願い札に願い事が書かれたお札がびっしり張られただるまさんや各地から集められた変わっただるまコレクションなどもあり、なんと鬼瓦までだるま!のまさにダルマ尽くしのお寺です。

神泉苑
節分祭
2月3日

9:30開門~19:30閉門
11:00~/15:00~厄除け護摩供・護摩木1本100円

炮烙(ほうらく/1枚500円150枚限定・11月に行われる神泉苑狂言で炮烙が割られ厄除けとされます)

しょうが湯・大根炊きの無料お接待あり、また恵方幸運巻ずしや農産物の販売もあります。
2日には星まつりが行われます(非公開)

御金神社(みかねじんじゃ) 2月2日

19:00~節分祭・火焚神事
神事が終わると直会(なおらい)となり、巻きずしなどがふるまわれる地元色の濃いお祭りです。
福豆は手渡しでの授与になります。

直会とは神事ののちに神様にお供えした神饌やお神酒を参拝者でいただく行事です。

壬生寺
厄除節分会
2月2日~4日

2日・3日のみ 13:00~一時間おきに8回壬生狂言「節分」 の上演(観劇無料)

2日 厄除け祈祷会と星祭り修行/昇殿祈祷/山伏の大護摩祈祷/お練り供養
3日 厄除け祈祷会と星祭り修行/昇殿祈祷
4日 ぜんざいの無料接待あり/数量限定・17:00~結願式

期間中に炮烙(ほうらく・素焼きのお皿)に家族や知人の年齢や性別を墨書きして奉納すると4月に行われる壬生狂言「ほうらく割り」の演目中に割られ、厄払いをしていただけます。
また2・3日限定の御朱印や、特別御祈祷(1万円/特別御祈祷札と厄除炮烙煎餅の授与あり)などもあります。

白峯神宮 
節分祭
2月3日

16:00~節分祭(鬼遣い豆まき神事) 柊大明神例祭

この神社でまつられる柊大明神は厄除け・延命長寿のご利益があるとされ、節分祭では「柊の護符/1体1000円」が特別授与されます

1月27日~2月4日まで「方除け・魔除けの赤札」「厄除・延命長寿の柊護符」「福豆」の授与があります
なお柊の護符は郵送での授与もありますので、ご興味のある方は白峯神宮 公式サイトをご覧くださいませ。

晴明神社
節分星祭
2月3日

20:00~ 四方の追儺
神官が大きな声で叫びながら四方に矢を放ち魔を払います。

1月下旬より境内にて人形(ひとがた)が配られ、当日初穂料(1000円~)とともに納めると境内の一角でお焚き上げされ、厄除けのお祓いをしていただけます。
去年の様子が公式サイトでご覧いただけます。

上御霊神社 2月3日

19:00~節分祭・古神札焼納神事
19:30~御霊太鼓の奉納ののちに豆まき
甘酒の無料お接待あります。

厄除けそばと厄除けぜんざいの出店があります(19:00~21:00頃)。

本満寺
節分会
2月3日

13:00~節分会・星祭り(開運厄除け祈祷)
13:30~お火焚・護摩木祈祷(一祈願200円/13:30締切)
14:00~法話・追儺式(福豆・福餅まきは一時中止になっています。)
14:30~福引(200名限定・七福神にちなんだ7人には記念品の贈呈)

福引の後に厄除けぜんざいのお接待(数量限定)
福豆・福餅は授与されます。詳細は公式Fbでご確認くださいませ。

 廬山寺
追儺式鬼法楽
(鬼おどり)
2月3日

7:00~18:00降魔面の特別開帳
14:15~と16:00過ぎ~鬼の御加持
15:00~鬼踊り
16:00~豆まき(蓬莱豆と福餅まき)
17:00~古札焼き式

仏教において根本的な三つの煩悩「貪欲・とんよく/瞋恚・しんに/愚痴・ぐち」を表す、赤・青・黒の三匹の鬼がたいまつや斧などをもって現れ、ユーモラスな鬼踊りで護摩供の修法を邪魔します。
これを護摩供の秘法や追儺師の法弓、蓬莱師や福娘のまく福豆によって門外に追い出します。

鬼の御加持は邪気を払われた鬼が手に持った宝剣で悪いところをさすって病気平癒の御加持をしてくれ、それぞれ30分ほどですので早めに並ぶとよいようです。

こちらの福豆は蓬莱豆と呼ばれる砂糖でコーティングされた紅白の豆で、紅白一粒ずつ食べると寿命がのび、福餅をいただくと開運出世するといわれています。

この日のみ特別開帳される「独鈷・三鈷」は元三大師が鬼を退治したときに使用したもの、降魔面は大師が宮中で使用したと伝わり京都最古の鬼の面とも言われています。

清荒神護浄院
節分会
2月2日~4日

3日 
13:00~絵馬みこしおねり行列
14:00~豆まき(くじ付き)
19:00~古札焼却法会

10:00~16:00あめ湯のお接待あり

2日~4日
火難よけ・厄よけ・開運札の授与あり

護王神社
節分大祭
2月3日

14:00~ 落語や歌唱の奉納
14:45~ 節分祭
15:15~ 節分神事 鬼やらい・鳴弦弓神事・四方奉射ノ儀・豆撒式
豆撒式では福豆のほか福餅(当たり付きのものあり)やみかんもまかれます。

あたりの福餅を拾うと景品と交換していただけることから、豆まきは大変な混雑になります。

また毎年1月末まで豆撒式の奉仕者を募集しています(参加費1万円/玉ぐし料込み・食事つき)。興味のある方は公式サイトをご覧くださいませ。

誓願寺
節分会
2月3日

10:00~12:00 /15:00~16:00大般若転読会(節分会祈祷)
13:30~日本舞踊・長唄の奉納(ハンカチ撒きあり)
14:00~豆まき・扇塚法要(古い扇の供養)

落語発祥の地と言われ、参拝者が扇を奉納して芸事上達を祈願するため境内には扇がたくさん掲げられています。
当日も扇塚にて古い扇の供養が行われますので、扇を持っていくと供養していただけます。

平等寺(因幡薬師)
北斗護摩法要
2月3日

18:00~ 万灯会(1基300円で参拝者も献灯できる)
運のつく食べ物セット招運七色・無料配布予定(先着100名)
19:00~ 節分法要

蝋燭の灯された幻想的な観音堂で北斗護摩法要が行われます。星の巡りが良くない人には一年間厄に遭わず無事に過ごせるよう、また星の巡りの良い年の人には更に良い一年となるよう祈願していただけます。

五條天神宮社(天使社) 2月3日

年に一度節分の日だけに授与される「宝船図」は日本最古の宝船図と言われこの絵に厄除け・病除けの祈願をすれば、一年間つつがなく過ごせるといわれています。

合わせて「神朮・うけら」「勝餅」が授与されます。
神朮は大豆を煎る火を浄化するのに使われたもので、八坂神社のをけら詣りに使われる「白朮・をけら」と同じもので薬草の一種です。勝餅は昔は豆と一緒に煎っていたといわれます。

京都タワー 2月2日

13:00~14:00頃
京都タワー展望室で下鴨神社の神職による「節分追儺式」が行われます。
恒例行事として近隣の園児と京都タワーのマスコット「たわわちゃん」が豆まきをします。

展望室入場料・大人800円/高校生650円/小中学生550円/三歳以上150円(お得な前売りチケットあります)
3日の展望室来場者には福豆が授与されます。詳細は京都タワー公式サイトでご確認くださいませ。

洛中で節分の行われる寺社の地図

洛東

場所・イベント名など  期間  時間・料金など
吉田神社
節分祭
2月2日~4日

吉田神社は下記でご説明の「四方参り」最初の神社でもあります。
期間限定クチナシ色の特別神符や方相氏の土鈴の授与あり。また期間中は普段非公開の大元宮内院特別参拝が行われます。

2日
8:00~節分前日祭・疫神祭
18:00~追儺式(鬼やらい神事)

3日
8:00~節分当日祭
23:00~火炉祭

4日
9:30~節分後日祭
13:00~抽選券つき福豆(200円)の抽選会(豪華景品あり)

2日と3日は参道や境内に多数の露店(約800店)の出店があり、約50万人の参拝客が訪れるといわれ京都で一番にぎわう節分祭ではないでしょうか。
2日には古式にのっとった追儺式が行われ、金色の四つの目を持った方相氏(平安神宮と違って赤い顔の鬼神とされています)が、矛と盾を打ち鳴らし「お~」と叫びながら鬼を払っていきます。そしてそのあとを松明などを持った子供たちが続き一緒に鬼を払っていきます。

そして3日の夜に行われる火炉祭は、直径も高さも約5mほどの巨大火炉で納められた古いお札が焼納されます。あまりの規模に焼却灰の処理で問題になり、一時期は巨大化炉への点火は中止されるほどでしたが2017年からは復活しています。

聖護院
節分会
2月2日~3日

2日 
終日 柱源護摩

3日
13:00~追儺式・山伏福豆まき
15:00~厄除開運柴燈護大摩供
18:00~お札焼き
福豆(お守り付き300円)・厄除御守や法螺貝みくじなどの授与もあります。
甘酒 お接待あり(無くなり次第終了)

こちらの追儺式ではご本尊の不動明王の力が強く、鬼は山伏の験力によって浄化されるため「福は内」しか言わず、鬼も一緒に豆をまきます。
当日は本殿と宸殿が無料で開放され、ご本尊の不動明王や寺宝が公開され、法螺貝のためし吹きなども行われます。

須賀神社~聖護院~西尾八つ橋本店~京都熊野神社~御辰稲荷神社は徒歩5分圏内で、節分のはしごが気軽に楽しめるスポットです。ちょっと足を延ばせば吉田神社や平安神宮も徒歩10分圏内です。

須賀神社
節分祭
2月2日~3日

9:00~20:00
懸想文(1000円)・節分限定の須賀多餅(150円/豆茶つき)

2日15:00~武道の演武奉納ののちに追儺招福豆まき(くじ付き)
3日14:00~詩舞の奉納

両日ともに懸想文売り(けそうぶみうり)が境内に出没します。懸想文とはいわゆるラブレターで、烏帽子に水干・覆面姿で顔をかくして売り歩いているのは、生活に窮した貴族が内職として恋文の代筆をしていたため、素性を知られないようにしていたためといわれています。この風習は明治には廃れていましたが戦後に須賀神社で節分の2日間だけ行われるようになりました。
片手に文のついた梅の枝を持ち、もう片方に懸想文を持った姿で境内を歩いていて、この文をタンスや鏡台にこっそりしまっておくと、美人になり・着物(衣服)も増え・良縁に恵まれと言われ、普段は静かな境内がこの文を求める参拝客でにぎわいます。

京都熊野神社 2月2日~3日

2日12:00~節分祭
3日10:00~節分祭
みたらし団子・節分そば・福引券付き福豆の授与(すべて有料)があります。

両日とも8:00~西尾八つ橋さん(熊野店)によるお茶とお菓子の無料お接待、
10:00~西尾八つ橋本店さんも無料お接待があり、餅つきが行われます。

京都熊野神社は京都三熊野の一つで八つ橋発祥の地とされていて、現在も境内に接するようにお店(西尾八つ橋熊野店)が営業されています。
こちらでは節分限定の「懸想餅・けそうもち」の販売などもあり、パッケージのモデル「懸想文売り」には上記の須賀神社(徒歩5分ほど)で出会えますよ(また熊野店と本店は徒歩2分ほどです)。

京都熊野神社・御辰稲荷神社・満足稲荷神社では「節分祭 三社巡拝券」をいずれかで購入し、三社巡拝すると福袋がいただけさらに福引ができます。

御辰稲荷神社 2月2日~3日

節分のヒイラギ飾りやお多福さんとキツネの土鈴付き絵馬などの授与があります

こちらに祀られる白虎は「京の風流狐は碁の好きな宗旦狐と琴の上手な御辰狐」とうたわれた琴の名手と言われ、芸事の上達にご利益があると信仰されています。また願いが叶う真黒石などもあります。

平安神宮
節分祭
2月3日

12:00~茂山社中による狂言奉納
13:00~節分会
14:00~大儺の儀
15:00~鬼の舞い(茂山社中による) ・豆まき・大火焚神事
節分符800円・福豆300円・火焚串300円
甘酒の無料接待あり(無くなり次第終了)

14:00~行われる大儺の儀(だいなのぎ)では平安朝の頃の追儺式が、作法・衣装・祭典など時代考証に基づいて忠実に再現され、金色の四つの目を持った方相氏(ほうそうし)が、矛と盾を打ち鳴らしながら「鬼やろう」と叫び邪気を払っていきます。

15:00~いったん払われた邪気たちが、応天門から再び侵入し境内を暴れて回り、拝殿で「鬼の舞い」を踊ります。最後は市民の代表による打ち豆によって払われ応天門が閉じられ、その後は参拝者に福豆がまかれます。

大火焚神事では2つの火床で全国より奉納された約4万本の火焚串が焚き上げられます。

満足稲荷神社 2日~3日

2日 12:00~20:00
3日 9:00~20:00

福引付き福豆(400円/当たりには金杯や銀小判もあり)
あめ湯のお接待(無料)や福ぜんざい(400円・お狐さんと満足の焼き印の押された麩いり)がふるまわれます。
また一粒万倍の御種銭の授与があります。

こちらの神社は狛犬ならぬ狛狐がいます。「こん吉」「ツネ松」として神使というよりマスコット的な存在で、公式Fbでは神社の紹介などをしています。2019年にはご寄付を募って新たな姿になり、キツネだらけの神社で参拝者を出迎えています。境内にはキツネの通り道もありますよ。

日向大神宮
ぬけ参り
2月3日

16:00~献火神事・古札の焼納
天の岩戸をくぐる[ぬけ参り]は終日

境内にある天の岩戸を節分にくぐると、厄が払われ福を招くといわれています。
蹴上インクラインから徒歩10分ほどにあり、伊勢神宮の遥拝所などもある知る人ぞ知るパワースポットです。

知恩院 2月3日

13:30~ 追儺式
福豆の授与あり(数量限定)

年男が七不思議のひとつになっている「大しゃくし」をもって諸堂をまわります。
「福は内」「ごもっとも、ごもっとも」という掛け声とともに豆がまかれます。三門の楼上からもまめがまかれます。

八坂神社
節分祭
2月2日~3日

それぞれの時間で掲載の会による舞踊・舞楽などの奉納の後に豆まきが行われます。
2日
13:00~先斗町歌舞会
14:00~弥栄雅楽会
15:00~宮川町歌舞会
16:00~商店街による豆まき

3日
11:00~今様奉納
13:00~祇園甲部歌舞会
15:00~祇園東歌舞会
16:00~商店街による豆まき

福豆300円(空くじなし景品付き)10:00~17:00まで引き換え
2日間限定の串札(1000円)あり
常盤新殿喫茶室では厄除けぜんざいがいただけます(9:00~夕刻)。おぜんざいは一年を通していただけますが、節分の両日のみ「祇園さんの厄除箸」付きになり、このお箸は持ち帰れます。

霊山観音 節分会
(十二支まつり)
2月3日

13:00~節分会法要
福豆授与・甘酒の接待あり
十二支のお守り(300円~)授与あり

十二支の守り本尊が安置される観音さまの体内で、招福除厄を祈願します。

地主神社
節分祭
2月3日

14:00~豆まき神事
福豆授与(開運こづち付き)500円(1月4日~2月3日まで授与)

豆まき神事のほか、人形(ひとがた)に厄をうつして払う人形祓いも行われます。

安井金毘羅宮
節分祭
2月3日

10:00~ 節分祭(祝詞を奏上するのみのシンプルなものです)

2月1日~3日まで古いお札や縁起物を納められ、節分祭翌日から数日かけて神職がお焚き上げをしてくれます。

京都ゑびす神社
節分祭
2月3日

17:00~ 悪魔払いの神事・福豆まき

午後から雅楽の奉納や 幸福茶(コブチャ)の無料接待あり

西福寺 2月3日

14:50頃~護摩焚きののちに豆まき

おそばや焼ミカンの無料お接待があります(なくなり次第終了)

六波羅蜜寺
節分会
2月3日

11:00~星まつり
14:50~/15:20~豆まき(芸・舞妓さんの参加あり)
15:00~六斎念仏
昆布茶・清酒の無料接待あり(14:00頃~)

こちらは鬼ではなく「土蜘蛛」がでて、六斎念仏によって法要を邪魔する土蜘蛛を退散する追儺式が行われます。

法住持
節分会
2月3日

10:00~ 甘酒の接待(行事終了まで)
10:30~ 周辺商店の厄払い・開運祈願回り
12:30~ 餅つき(舞妓さんによる餅丸め)・そのお餅をつかってぜんざいのお接待あり
13:30~ 鬼法楽・豆まき(参拝者向けの福豆・福餅まき)
14:00~ 星供柴燈大護摩供
15:00~ 天狗加持による長寿笹酒の振舞い

こちらの節分会では10:30~山伏の方々や天狗・鬼などが周辺のお店やホテルなどをまわって厄払いしている様子がみられます。
13:30~まかれる福豆には5つだけ当たりがあり、ご住職手書きのカレンダーやお餅・お神酒などが当たります。
節分限定御朱印の授与もあります。

節分会の御供(立春大吉祥のお札付き)2000円以上を納めると食事券が付き、11:30~14:00「節分会厄除ケ御膳」がいただけます。
詳細は1月末頃になると公式サイトに掲載されます。

洛東で節分の行われる寺社の地図

洛南・京都南部・山科

場所・イベント名など 期間  時間・料金など
毘沙門堂 
節分会
2月3日

13:00~ 大般若転読厄除祈願法要
14:00~ 豆まき

福引に無料で参加でき 甘酒のお接待あり。
こちらの豆まきは「福は内、鬼も内」の掛け声で行われます。

折上稲荷神社 2月3日

祭典は神職のみで行われる非公開の行事ですが、

2日~3日に節分限定「節分おきつね守り」の授与があります(おりがみで作られたお狐さまのお守りです)。
当日参拝できない方には郵送での授与あり(送料込みで1800円)。興味のある方は公式サイトでご確認くださいませ。
境内では稲荷塚ご利益巡りもできます。

伏見稲荷大社
節分祭
2月3日

9:00~ 祭典
祭典終了後/11:30~/13:00~の3回豆まき
いけばな池坊所属の振袖姿の福娘さんも参加して豆まきが行われます。

豆まきは外拝殿(大鳥居~楼門をくぐってすぐの建物です)で行われますが、手渡しも行われています。
手渡しは外拝殿から右手方向に階段を下った先にあるトイレ付近で行われます。福娘さんの手渡しですよ~池坊公式サイトで節分の様子が公開されていますのでご参考にどうぞ。

藤森神社
節分祭
2月3日

10:00~ 節分祭
18:00~ 藤森太鼓・雅楽・舞楽の奉納
20:00~ 人形(ひとがた)焼納ののち追儺式
甘酒の無料接待あり(10:00~なくなり次第終了)

追儺式では光や音で演出されたにぎやかな舞台で暴れまわる鬼を、迦陵頻伽(かりょうびんが)に扮した子供が豆で鬼退治をします。一度は退治された鬼が再び戻ってくると、今度は巫女さんによって矢と蜘蛛の糸で退治されます。
そして参拝者に豆がまかれますが、中に印のついた福豆があってそれに当たれば景品と交換していただけます。

城南宮
節分祭
2月3日

9:00~節分祭・追儺神事

神楽殿の表舞台で「弓矢の儀」「豆打ちの儀」が行われたのち、神職による手渡しで福豆が授与されます。
また1日~3日には福豆の授与(志納)が行われます。

宇治神社
節分祭
2月3日

12:00~太鼓演奏(シニア太鼓えん)奉納
12:30~伊勢神楽(国重要無形民俗文化財/伊勢大神楽講社)奉納
13:00~節分厄除祈願祭
13:30~豆まき

11:00~16:00 福引(福豆付き・空くじなし)
※星祭祈願神符(福引券付・500円 当日のみ授与)

甘酒の無料お接待あり

石清水八幡宮

2月3日の節分前の日曜

2020年は2月2日です

12:00~湯建神事(笹の葉の授与あり)
13:00~/14:00~ 鬼やらい神事・豆まき

湯立神事では男山山中に沸く霊水「石清水」を大釜で沸かして神前に供え、そのお湯を巫女さんが笹の葉で激しく振りまきます。そのお湯を浴びると厄が払われ、無病息災で過ごせるといわれます。

鬼やらい神事では「鬼やらい人」が四方とその年の恵方を、桃の枝で飾り付けられた桃弓で射抜き、桃の枝で作られた桃剣で「鬼やろう」の掛け声とともに四方と恵方を打ち邪気を払います。
年男・年女の方々が「鬼やろう」の掛け声とともに豆をまき鬼を払います。その後参拝者に豆がまかれます。

洛南・京都南部・山科で節分の行われる寺社の地図

洛北

場所・イベント名など 期間 時間・料金など
三千院
節分会
2月3日

9:00~ 日数心経読誦法要(1年の日数分365巻の般若心経を唱えます)
法要の後に僧侶による豆まき

ぜんざい(桜の花びら入り)の無料接待や祈祷済みの福豆授与あり(数量限定)

鞍馬寺
節分会追儺式
2月3日

14:00~ 追儺式
宮中で行われていた追儺式を忠実に再現した雅な儀式が執り行われます。

古式にのっとり、赤い顔に金色の四つの目を持った方相氏が矛と盾を打ち鳴らし鬼を払っていきます。方相氏の後には子供たちがついて回りちょっとかわいらしい追儺式です。

そのあとに華やかな平安装束に身を包んだ5人が、桃の弓で芦の矢を射て邪気を払います。
飛んできた矢にはお札がついていて拾った人は持ち帰ることができます。

狸谷不動不動院 2月3日

9:00~空くじなしの福引(200円・豪華景品が当たると評判で複数枚購入するかたも何枚も!)
10:00~星まつり福よせ祈願
11:30~/13:00~/14:30~ 追儺豆まき式(福豆・福飴・落花生がまかれます)

「福きたる~」の掛け声とともにまかれる福豆袋には豪華景品名の書かれた当たりがあるそうです。

上賀茂神社
節分祭
2月3日

10:00~ 節分祭
11:00~古神札焼上祭
13:00~/14:00~ 福豆まき
甘酒の無料接待あり(数量限定)

平成24年から上賀茂・節分手作り市が開催されています(9:00~15:00頃)
約100店の出店と、福引のできる枡入り福豆の販売があります。詳細は公式サイトでご確認ください。

下鴨神社 2月3日

10:00~節分祭
10:30~比良木社(出雲井於神社・いずもいのへのじんじゃ)節分祭
11:00~古神札焼納式
12:00~追儺弓神事
13:00~福豆・福餅まき など
13:30~御眞神事

11:00~楼門前で行われる古神札焼納式では、かなり大きな火床で古いお札などがお焚き上げされます。
12:00~行われる追儺弓神事ではまず神職によって蟇目式や屋越式など古式にのっとった弓の神事が行われ、続いて学生の弓道部の方たちによって、6つの的を朱塗りの矢で射貫いて厄除招福を祈願する神事が行われます。割れた的を持ち帰ると厄除けになるとされ、神事が終わるとこの的を拾うため多くの参拝者がかけてゆきます。
13:00~の豆まきでは裸の豆と袋入りの豆がまかれ、中には「ひらき餅」と呼ばれる福餅もあります。例年京都タワーのマスコット「たわわちゃん」も参加しているようです。

洛北で節分の行われる寺社の地図

洛西

場所・イベント名など 期間 時間・料金など
平岡八幡宮
節分祭
2月3日

17:00~ 節分会
18:00~ 星祭り(形代の焼納)
笹酒・甘酒の無料接待あり
厄除け札・福豆・長寿飴の授与(有料)あり

社務所で授与される人形(ひとがた/志納)に、名前と年齢を書き焼納してもらうことで、一年の無病息災を祈願します。

金閣寺
不動堂開扉法要
2月3日

11:00~ 開扉法要
9:00~10:45と12:00~16:30 堂内参拝
(法要の前後に参拝できます。10:45~12:00は参拝不可)
金閣寺の拝観料400円と不動堂の参拝料200円が必要です

弘法大師作と伝わる秘仏石不動明王が公開されます。
年二回(もう一日は8月16日の送り火の日)のみ公開されるもので、大般若経の御祈祷が行われます。

遍照寺
節分会
2月2日

10:00~不動護摩供養(護摩木1本200円)

護摩供の後、参加者にぜんざいの無料お接待あり(11:30~12:00頃)

大覚寺
節分会
2月3日

10:00~節分会(星まつり) 法会の後に豆まき(法会は約1時間です)
拝観料大人500円・小中高生300円(通常参拝料含む)

星供・大転読会法要が営まれます。星回りの悪い方は無事災難を免れるように、良い方は一層よくなるように祈願されます。

天龍寺
節分会
七福神めぐり
2月3日

8:00開門~16:30閉門
11:30~/13:30~/15:30~ 豆まき
甘酒・樽酒の無料お接待あり
裏千家による大茶会もあります(9:00~14:00有料)

※総門で福笹・絵馬(空くじなしの福引券つき・2500円)を受けて、境内塔頭7ケ寺をまわってお札を集める七福神めぐりができ、中には普段は非公開の寺院もあります(それぞれのお札は無料です)
こちらでは布袋さまと寿老人の代わりに、お不動さまとお稲荷さまが入って七福神になっています。
福そば・たこ焼き・たい焼きなどの出店もあります。

地域の小中学校の生徒さんたちの書道・絵画展も開催されます。

松尾大社 2月3日

10:00~ 石見神楽の奉納(スサノオノミコトのヤマタノオロチ退治)
13:30~ 節分祭・宮司さんの豆まきによる疫鬼払いののち追儺行事
14:15~鳴弦破魔弓神事・四方奉射神事/1回目の福豆まき(餅やみかんもまかれます)
15:30~鳴弦破魔弓神事・四方奉射神事/2回目の福豆まき

追儺行事
(鳴弦破魔弓神事・めいげんひけめしんじ/宮司さんが弓を構えて3度弦を弾き「松尾の神に祈らむ梓弓 弦の音きけば悪魔退く」と和歌を唱えて疫鬼の退散を念じます)
(四方奉射神事・しほうほうしゃしんじ/宮司さんが拝殿の四方から鏑矢を射る)

こちらでは石見神楽の豪華な衣装に身を包んだ鬼が「鬼の舞」を披露したのち、宮司さんの豆まきと追儺行事で払われていきます。

2月1日~3日に「幸運の福豆」の授与(300円)を受けると福引抽選券が配布され
3日の13:00~17:00の間に抽選会が行われます(一人一回)

長岡天満宮
節分祭
2月3日

3日
14:30~蟇目神事
15:00~福豆撒き
福豆は手渡しも行われます。

1日~3日の間、福引付き福豆(一枡300円)の授与あり

境内の広場では10:00~16:00天神楽市が開催されます。地域のお菓子や料理のお店の出店、植木市や古本市などが行われます。

洛西で節分の行われる寺社の地図

四方参り(よもまいり)京都の伝統

京都ではかつては季節の変わり目に邪気(鬼)が生じて 鬼門から出入りすると考えられ、御所の四方の鬼門をまもってきました。

深泥池に現れた鬼はまず御所の北東・表鬼門にある「吉田神社」に、そこを追われると次は南東にある「八坂神社や伏見稲荷大社」に、さらに追われると南西にある「壬生寺」に、そして北西にある「北野天満宮」に現れ最後は境内にある「福部社」に閉じ込められてしまいます。
この四方に詣でて厄除け・招福の祈願をする「四方参り(よもまいり)」と呼ばれる行事が古くより行われてきました。

普段なら4か所をまわるのはさほど難しい事ではありませんが節分行事の時にはどこも大変にぎわいますので、いつもより時間のかかることを覚悟でチャレンジしてみてはいかがでしょう。

節分おばけ 祇園の伝統

祇園には「節分おばけ」と呼ばれる風習があります。
もとはいつもと違う格好で鬼をだまして厄払いをするというもののようですが、節分の日にはいつもはきれいに着飾った芸妓さんや舞妓さんがさまざまな仮装をしてお茶屋さんをまわります。節分の夜更けにはそんな羽目を外した芸妓・舞妓さんに出会えるかもしれません。

また番外編として
西陣の冨田屋さんでは町屋での節分豆まき体験も行われています。懐石をいただきながら節分のしきたりなどのお話が伺えます。
ご興味のある方は冨田屋公式サイトをご覧くださいませ。(昼10000円・夜15000円 2名から要予約)

追記:過去の節分記事はこちらから2016年2019年

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