格式ばって「天満宮」と言えば、何??って方もいるでしょうが、「天神さま」と言えば、あーうちの近くにある神社でしょ。
そうです、その近所にある神社の総本社が北野天満宮です。全国に1万2000社あるといわれます。
北野天満宮のみどころ
平安時代中頃に創建された菅原道真をお祀りする神社です。
道真が藤原氏の讒言(ざんげん)により大宰府に流され亡くなったのち、都では天変地異が頻発しついに清涼殿(天皇の居所)に雷が落ちました。
讒訴(ざんそ)にかかわった藤原氏をはじめとする多くの要人が死傷し、天皇も病に倒れられたことからこれを道真の祟りと考えて怒りを鎮めるために、天神(雷神)としてお祀りしたことがはじまりと伝わります。
近年の刀剣ブームで注目された太刀 鬼切丸(髭切)(国の重文)をはじめ、奉納された刀剣などを数多く所蔵され宝物殿で公開されています。
学問の神様、菅原道真公と牛
道真は優れた学者であったと伝わることから「学問の神様」としても信仰されていて、受験のシーズンには合格祈願に多くの人が訪れます。
天満宮といえば牛。
境内のあちこちに牛の像があり、 自分の体の悪い処をなでその後に牛の同じ処をなでるとヨクなると言われることから、 参拝者になでられ中にはツルツルになった像も多くあります・・・(私も歩きすぎて痛くなった膝をこっそりさすってみました)
菅原道真と牛にどんな繋がりがあるのでしょうか?
道真は丑年生まれと伝わり大宰府に流されるときに命を狙われた際、 かわいがっていた牛が命を救ってくれ、これに乗って旅立たれたという伝説が残ります。
又、境内にある牛の像が臥牛になっているのは、道真の御遺骸を乗せた車を引く牛が動かなくなり(亡くなり)、その地に埋葬されたからという言い伝えもあります。
このような牛伝説から、天満宮では牛が神使といわれています。
そして梅
そして道真公と言えば梅でしょう。
梅をこよなく愛していたといわれ大宰府に流されるときに詠んだとされる
「東風 吹かば 匂ひをこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな」
有名な歌で、道真を慕って京の邸宅にあった梅の木が大宰府まで飛んで行ったという伝説があるほど。
現在も神紋に梅の花が使われ、国宝の本殿前にはこの飛梅とされる梅が大切に受け継がれています。
境内にある梅苑では季節になると50種1500本の梅が咲き競い、 2月25日には豊臣秀吉が催した北野大茶湯にちなんで梅花祭野点大茶湯が行われ、船出の庭で上七軒の芸舞妓さんたちのご奉仕により、華やかな野点を楽しめます。また期間中には茶屋がひらかれ梅茶とお菓子がいただけます。
こちらでは約2.5トンの梅を収穫して塩漬けにし、「大福梅・おおふくうめ」を作っています。
元旦に白湯に入れて飲んで招福・無病息災を願う新年の縁起物で、12月13から25日のしまい天神の頃まで参拝者に授与されます。
梅の花(植物)や牛(動物)にまで慕われた道真公、人柄が偲ばれますね。
京都 紅葉の名所 御土居
豊臣秀吉が造った御土居が残っています、こちらは洛中と洛西の境になる御土居の一部が残る場所です。
およそ350本のもみじがあり、紙屋川の流れに架かる橋などから、美しい紅葉を眺めながらのんびり散策するのも楽しいです。
秋のもみじだけでなく、青もみじと称して2015年より初夏の時期にも公開されるようになりました。
爽やかな初夏に公開されるもみじ苑では鶯橋の朱ともみじの緑のコントラストも美しく、燃えるように赤い紅葉とはまた違った散策が楽しめます。
シーズンにはライトアップが行われ、上七軒の舞妓さんによる舞や北野天神太鼓会の奉納演奏などの催しも行われます。
拝観時間
境内自由
4月~9月 開門5:00~閉門18:00
10月~3月 開門5:30~閉門17:30
社務所・授与所 9:00~16:30
★縁日 天神市(天神さん) 毎月25日 境内には露店がところ狭しと並び
日没からはライトアップ(350個の石灯籠と250個の釣燈籠に灯が灯されます)
★宝物殿
毎月25日・春・観梅・紅葉シーズンなどに寺宝の特別公開があります。
★梅花祭・梅花祭野点大茶湯 2月25日
豊臣秀吉が催した北野大茶湯にちなんで行われるお祭りで、船出の庭で上七軒の芸舞妓さんたちのご奉仕により、華やかな野点を楽しめます。
★曲水の宴 3月上旬・11月3日
船出の庭で、庭を流れる小川に杯を流して、その杯が自分の前を通り過ぎる前に詩歌を詠じる雅な宴が行われます
★梅苑公開 例年2月初旬~3月下旬まで公開(開花状況により異なります)(要入苑料)
苑内には50種1500本の梅が咲き競い、期間中には茶屋がひらかれ、梅茶とお菓子がいただけます。
★史跡 御土居の青もみじ 例年4月中旬〜6月下旬に公開 (要入苑料)
※ゴールデンウィークの頃には夜間のライトアップがあります。(昼夜入れ替え制)
★夏越の祓 6月30日
茅の輪をくぐって半年間の厄を払います。
※楼門に掲げられる大茅の輪は直径約5メートル・京都最大と言われ25日からはじまります。
★御手洗祭と棚機祭 8月上旬
御手洗川足つけ燈明神事が行われ、境内には七夕笹が飾られ夜間にはライトアップも行われます。
★史跡 御土居のもみじ苑 例年10月下旬~12月上旬に公開(紅葉の状況により異なります)(要入苑料・茶菓子付き)
※11月上旬頃からは夜間のライトアップがあります。
★除夜祭・天満宮のおけら詣 12月31日
鑽火祭によって鑽りだされた浄火を移した火縄が夜中より元旦早朝にかけて授与されます。
この火を元旦の食事の調理につかうと、その年が無病息災で過ごせると伝えられる伝統行事で、「天満宮のおけら詣」として知られています。
※年間を通して行事の多い神社です。行事に関して
JR京都駅からのアクセス&周辺の観光名所
・市バス50系統(二条城・北野天満宮・立命館大学行き)で「北野天満宮前」下車すぐ
・市バス205系統(金閣寺・北大路バスターミナル行き)で「北野白梅町」下車して徒歩5分ほど
周辺の観光名所
北野天満宮の東側には花街の一つである上七軒があり、さらに東へ行くと六観音像や快慶作・十大弟子像のある千本釈迦堂(大報恩寺)があります。
北西には桜で名高い平野神社、南へ行くと束帯姿の神像群がずらりと並ぶ大将軍八神社、妖怪ストリートで町おこしをする大将軍商店街などがあります。
北野白梅町駅から嵐電(京福電鉄)北野線を使えば、沿線には足利家の菩提寺・等持院、石庭で有名な龍安寺、狩野探幽筆の雲竜図がすばらしい妙心寺、御室桜で名高い仁和寺、
帷子ノ辻(かたびらのつじ)駅で嵐山線に乗り換えれば、弥勒菩薩半跏思惟像のある広隆寺、三本柱の鳥居がパワースポットとして知られる蚕ノ社(かいこのやしろ・正式には木島座天照御魂神社・このしまにますあまてるみたまじんじゃ)、太秦映画村、芸能人に人気の車折神社(くるまざきじんじゃ)、嵐山駅からは渡月橋と嵯峨野めぐりへと、名所が盛りだくさんです。