毎年中秋の名月(旧暦の8月15日/十五夜)には京都の各所でお月見をする「観月会」が開かれます。
このころに収穫を迎える里芋にちなんで芋名月とも呼ばれ、ススキやお月見団子とともに里芋をお供えしたりしますが、京都では里芋の形につくられたお月見団子をお供えしてお月見を楽しみます。
池に船を浮かべたり、盃に月を映して飲み干したり。京都で優雅にお月見なんて素敵ですね。
中秋の名月は毎年日にちがずれ、9月の初旬のこともあれば10月になることもありますので暦の確認は必須です。
またこの時期は台風などによる荒天で中止になってしまうこともありますので、確認してからお出かけくださいませ。
(2019年は9月13日・2020年は10月1日です)
ほぼひと月遅れで行われる十三夜は栗名月や豆毎月と呼ばれます。
(2019年は10月11日・2020年は10月29日です)
十五夜のお月見をして十三夜のお月見をしないのは「片月見」「片見月」と呼ばれ、縁起が悪いとされることもあるようです。両日を京都で迎えられたらいいな~。
9月13日に観月会(お月見)が行われる場所一覧
名月鑑賞の夕べ | 京都府立植物園 |
18:00~20:30 無料で園内が解放され、大芝生地特設ステージでコンサートが行われます |
賀茂観月祭 | 上賀茂神社 |
17:30~ 芝生内「馬場殿」で祭典が行われます。祭典後に各種奉納行事が行われます。 先着順でお月見団子とにごり酒の無料接待があります。 |
名月管弦祭 | 下鴨神社 |
17:30~ 神事の後にかがり火の焚かれた橋殿で、舞楽や十二単の平安貴族舞などが約2時間にわたって行われます。 参道では京都の老舗約20店による「かがり火市」も開催され、限定のお守りの授与もあります。 |
明月祭(芋名月) | 北野天満宮 | 名月祭(豆名月)も行われますが、 観月会などの行事はありません |
名月祭 | 平野神社 |
18:30~ 19:00頃~抹茶席(500円) |
祇園社観月祭 | 八坂神社 |
18:15~ 19:00~ |
観月会 | 智積院 |
17:00~受付 第一部は声明の公演 年に一度の名勝庭園ライトアップと通常非公開の堂本印象による襖絵(宸殿)が特別公開されます。 |
観月の夕べ | 大覚寺 |
9月13日~15日の3日間 大沢の池に龍頭鷁首舟(りゅうとうげきすせん)が浮かべられ、船上でお月見を楽しめます。 観月の夕べ開催時間のみ授与される限定御朱印もあります。 |
観月祭 | 松尾大社 |
17:00~20:30 祭典の後、尺八・琴奉納演奏、和太鼓演奏・俳句大会などの催しが行われます。 |
その他の日に観月会が行われる場所一覧
9月6日~22日の金土日 | 高台寺 |
秋の夜の観月茶会 前日の16:00までに要予約(075-561-9966) |
9月13日/14日 | 妙心寺退蔵院 |
観月茶会 18:00~ |
9月14日 | 神泉苑 |
神泉苑観月会 18:00~20:00 19:00~ 18:00~20:00 9月1日~30日まで、観月会限定御朱印帳(2種類の御朱印付き/2000円)の授与があります。 |
9月21日 | 長岡八幡宮 |
名月祭 要予約で八条ヶ池畔の錦水亭の桟敷席で |
10月12日 | 萬福寺 |
月見の煎茶会 全日本煎茶道連盟主催で行われるお茶席で、複数の流派から3席自由に選んで参加できます。日が暮れると行灯や灯籠に灯がともされます。 |
10月14日 | 白峯神宮 |
観月祭(献燈講祭) 祭典の後、各種団体やグループによる舞楽や各種芸能の奉納行事があります。 |