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養源院 鳥居元忠の忠義と血天井

豊臣秀吉の側室だった淀殿が、父の浅井長政を追善供養するために創建したお寺です。
火災により焼失するも徳川秀忠の正室で淀殿の妹でもあるお江の方によって再建され、以後は徳川家の菩提所にもなりました。
当初は天台宗でしたが後に改宗され、現在は浄土真宗遣迎院派の寺院です。長政の法名から「養源院」となったと伝わります。

鳥居元忠血天井

養源院は三十三間堂の隣にあり 本堂は伏見城の遺構を移築したものと伝わります。
そして・・・血天井です。
関ヶ原の戦いの前哨戦となった伏見城での戦いで、 守りを任されいた鳥居元忠でしたが豊臣方の軍勢に敗れ、380人ほど残った兵士たちと共に集まり自刃その時の床板だったと言われています。
養源院が再興される際に豊臣家ゆかりのお寺を、徳川に嫁いだお江の方が再建することにはかなりの反対があり、亡くなった兵士たちの供養のためその板を天井に用いること、私的な事業として行うことで叶ったといわれます。
今でも生々しい血の跡や元忠が自害した場所と言われるところが残っています。(ほかにも宝泉院・源光庵・正伝寺などで血天井として残されています。)

俵屋宗達の杉戸絵

俵屋宗達「白象図」や「唐獅子図」など出世作となった数々の杉戸絵襖絵があります。
亡くなった兵士たちの霊を慰めるために回向に関する絵を描いたもので、「白象図」「唐獅子図」「麒麟」などの珍しい霊獣が杉戸絵に、
また歴代将軍の位牌所「松の間」には、襖絵「岩に老松図」が残されています。
琳派へ続いていく奇抜で独創的な作風で、宗達は後に屏風絵を複数残していますが 杉戸絵や襖絵は珍しくここでしか見られないものになっています。

狩野山楽の「唐獅子図」「牡丹図」、松花堂昭乗の「張果老図」や左甚五郎作と伝わる鴬張りの床、小堀遠州作の庭、お江の方の肖像画や石塔墓などが残り、 さまざまに歴史を感じられるスポットになっています。

本堂(客殿)・護摩堂・中門・鐘楼堂・俵屋宗達の杉戸絵/襖絵などは国指定の重要文化財です。

JR京都駅からアクセス

・市バス206系統(三十三間堂 清水寺 祇園・北大路バスターミナル行き)で「博物館三十三間堂前」下車して徒歩5分ほど
・市バス208系統(博物館 三十三間堂 泉涌寺・東福寺行き)で「博物館三十三間堂前」下車して徒歩5分ほど

拝観時間

10:00~15:00(14:45受付終了)
600円
拝観可能日は不規則ですので養源院公式インスタでご確認の上お出かけくださいませ。

◆養源院周辺地図

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