信州善光寺大本願の京都別院として明治に創建された尼門跡寺院です。開山は信州善光寺第117世誓圓尼公で、当時は関西から信州までの参拝が難しく、関西の地で善光寺如来様と縁を結べるようにとの思いから建立されたと伝わります。
得淨明院の見どころとアクセス
バスを降りて知恩院まで続く参道わきにあり 花菖蒲の咲く花の寺として知られています。
この花は春一番に咲くことから「イチハツ」と呼ばれ善光寺から株分けされたものと言われます。4月下旬から5月にかけて咲き、通常は非公開の寺院ですがこの時期に特別公開がされています。
拝観時間・拝観料など
通常非公開 花菖蒲(4月末~5月中旬)の咲くころに特別公開されます。
9:00~17:00 300円(特別拝観中は500円)
公開期間は(075-561-3767)へお問い合わせください。
JR京都駅からのアクセス
1・市バス206系統(北大路バスターミナル行き)で「知恩院前」下車して徒歩5分ほど
2・市バス100系統・106系統・110系統でいずれも「祇園」で下車して徒歩10分ほど
3・京都バス18系統で「知恩院前」下車して徒歩5分ほど
※知恩院から徒歩5分ほどです。
周辺の観光名所
得淨明院のある東山は徒歩圏内に観光名所が盛りだくさんで、徒歩5分ほどには知恩院があります。
北へ行けば青蓮院門跡があり、さらに北には平安神宮があります。
南へ行けば、八坂神社・円山公園・長楽寺・長楽館・不定期で公開されている大雲院があり、ねねの道沿いには高台寺(高台寺塔頭圓徳院・三面大黒天のお堂の前には都路里・高台寺店があってあまり並ばずにパフェなどのスイーツがいただけます)・石塀小路・幕末に興味のある方には御陵衛士の屯所だった月真院(非公開)・霊山歴史館・龍馬や幕末の志士のお墓がある霊山護国神社など、また不定期で公開されている八坂の塔(法観寺)・インスタグラムでカラフルなくくり猿が人気の八坂庚申堂もあります。ねねの道~二年坂~三年坂~清水坂~清水寺へと続く道々には、飲食店や土産物店などが沢山あっていつでも観光客であふれています。
得淨明院と周辺の観光名所
ご本尊は善光寺阿弥陀如来の分身
善光寺一光三尊阿弥陀如来の分身を安置し、善光寺同様に戒壇めぐりができるようになっています。本堂の下へ階段を降り真っ暗な堂内を手探りで歩くと、本尊真下に扉につけられた鍵があり、それを触って念仏を唱えると本尊と縁が結ばれるといわれています。また江戸時代に出版されたといわれる「大名出世双六」や御絵伝などもあり特別公開の時には見ることができます。