渡月橋は平安時代に法輪寺を中興した道昌によって架けられた橋で、法輪寺の門前橋だったことから「法輪寺橋」と呼ばれていました。
後に亀山天皇が満月の夜に舟遊びをされた際に、月が橋を渡っているように見えると詠われたことから「渡月橋」と呼ばれるようになったと伝わります。
渡月橋・中之島へJR京都駅からアクセス
1・嵐電(京福電気鉄道)嵐山駅下車で渡月橋北詰めまで徒歩2分ほど
2・阪急嵐山駅下車で中之島まで徒歩3分ほど
3・市バス28系統「嵐山公園」下車で中之島はすぐ
4・京都駅からJR嵯峨野線「嵯峨嵐山」下車徒歩15分ほど
嵐山方面へのアクセスは「バス」「電車」「バス+嵐電」「地下鉄+嵐電」「地下鉄+阪急」など、複数のアクセス方法がありますので別ページでご紹介しています。詳細は渡月橋を挟んで北は洛西の名所旧跡へアクセス1ページ、南は洛西の名所旧跡へアクセス2ページをごらんくださいませ。
渡月橋・中之島のみどころ
京都を代表する観光スポットです。
大堰川(おおいがわ)に架かるこの橋を境に上流を保津川・下流を桂川と言います。
かつてはもう少し上流にありましたが現在の橋は江戸時代に角倉了以によって架けられたものです。
春には桜・夏は青々とした緑・秋には真っ赤に萌える紅葉・冬には雪化粧と 嵐山・亀山(小倉山)を借景に一年を通して様々に美しい表情を見せます。
橋のたもとには人力車がずらりと並び、川辺ではボート遊びを楽しむ人達の姿があり この橋を渡ると、あ~嵐山にきたな~という感じになります。
中之島には円山公園の姉妹桜になる枝垂桜があり、開花時期にはライトアップもされています。
昼間は観光客でにぎわう通りも日が暮れてあたりに灯がともる頃になると、 対岸の土産物屋や食事処が浮かび上がり幻想的な景色が広がります。
お勧めは早朝の散歩です。
観光客の姿もまばらで地元の方がウォーキングや釣りなどを楽しまれていて、まったく違った静かな時間が流れています。
足早にとおりずぎてしまうのはもったいないスポットです。
近くにある法輪寺には虚空蔵菩薩が祀られ十三参りが行われます。
(この法輪寺からは渡月橋や周辺の山々が一望にできドラマなどでもよく使われます。)
お参りを終えてこの橋を渡るときは虚空蔵菩薩から授かった知恵を なくさないよう、決して振り返ってはいけないといわれます。
またカップルでこの橋を渡ると別れしまうという都市伝説もあるようです。