◆滝口寺JR京都駅からアクセス
JR京都駅から市バス28系統「嵯峨釈迦堂前」下車徒歩15分ほど
阪急嵐山駅前または嵐電(京福電気鉄道)嵐山駅前からは
京都バス90系統・94系統・市バス28系統「嵯峨釈迦堂」下車徒歩15分ほど
◆滝口寺拝観時間
9:00~17:00 大人300円 高校生以下200円
◆滝口寺簡易歴史解説
元は法然上人の門弟良鎮によって創建された往生院の子院・三宝寺というお寺でした。
一時は廃寺になっていましたが、再興され現在に至ります。
◆滝口寺みどころ
隣の祇王寺と共にこちらも平家にまつわる悲恋の舞台として有名です。
平家の家臣であった斎藤時頼と建礼門院の侍女・横笛は恋に落ちますが、 父に反対された時頼は出家してしまいます(これが滝口入道です)。
これを聞いた横笛は訪ねていくのですが、修行の妨げになると会ってもらえず、 悲しみのあまり入水したとも出家したとも伝わります。
自分の指を切って、その血で気持ちを伝える歌を書いたと言われる歌碑も残ります。今は本堂に寄り添うように2人の木造が安置されています。
また新田義貞の首塚もあります。
京の三条河原で晒し首になっていた義貞の首を妻の勾当内侍(こうとうのないし)が盗み出し 埋葬したと伝わります。
その後勾当内侍は出家して夫の菩提を弔ったと伝わり、首塚の隣には供養塔が並んで建てられています。
静かな境内には、竹林や木々に覆われ吹き渡る風も心地いい心和む空間が広がります。