清和天皇勅願により慈覚大師円仁の開山で禁裏内道場として創建建されたのがはじまりと伝わります。 後に後白河法皇より法然上人が賜り浄土宗に改宗し現在に至ります。 浄土宗七大本山の一つで 法然上人二十五霊場の二十三番目になります。
清浄華院見どころとアクセス
1・市バス4系統(四条河原町・上賀茂神社行き)か・市バス17系統(四条河原町・銀閣寺行き)で「府立医大病院前」下車して5分ほど
2・市バス205系統(四条河原町・北大路バスターミナル行き)で「府立医大病院前」下車して5分ほど
3・JR京都駅からJR奈良線で「東福寺駅」へ、となりの京阪電車(出町柳行き)に乗り換え「出町柳駅/でまちやなぎ」か「神宮丸太町駅/じんぐうまるたまち」下車していずれも徒歩15分ほど
拝観時間と拝観料など
境内自由
9:00~16:30
※特別公開時はその都度決められた拝観料が必要です
泣不動縁起絵巻
バスで訪れると東門より入ることになりますが、これはこちらのお寺の中では最古の建物と言われています。
京都御所の東隣にあり、浄土宗のお寺ですので 御影堂(大殿)・阿弥陀堂があってほかに方丈・是心堂・不動堂などのお堂を有するお寺です。
創建当初より歴代天皇より信仰されたことから火災で何度も焼失したにもかかわらず そのたびに御所の用材を下賜され再建されていて、境内には勅使門や歴代天皇の皇子・皇女の墓所などもあります。
また京都の浄土宗四箇所本山のうちの一つで、御廟には法然上人の遺骨が分骨されお祀りされています。
大方丈の本尊阿弥陀三尊像は平安後期・恵心僧都の作とつたわり、脇侍の観音・勢至菩薩像は正座をしたような 「大和座り」の珍しい仏さまです。(三千院の観音様などが有名です)
国宝に指定される絹本著色「阿弥陀三尊像」をはじめ数々の寺宝を有する寺院ですが、 こちらはなんといっても泣不動縁起絵巻が有名で重要文化財に指定されています。(ともに普段は国立博物館に寄託されています)
師の病の身代わりをお不動様に誓い、病を受けた一番若い弟子の師弟愛に、涙を流されさらに不動明王が身代わりに立たれ 結果・師も弟子も助かるお話しを絵巻にしたものですが(はしょりすぎです・・・)、 それにしても閻魔様の前に身代わりでお不動様が立たれるとは・・・ (師の病は安倍清明の祈祷により弟子が受けたことになっています)