◆琵琶湖疏水記念館・疏水(インクラインなど)JR京都駅からアクセス
(疏水は範囲が広いのでアクセス及び時間などは疏水記念館のもの)
JR京都駅から市バス5系統「南禅寺・永観堂道」か「岡崎法勝寺町」下車徒歩5分ほど
または100系統「東天王町」下車徒歩10分ほど 地下鉄東西線「蹴上」下車徒歩7~8分ほど
◆琵琶湖疏水記念館・疏水(インクラインなど)時間
入館無料・月曜定休(祝日の場合翌日また12月28日~1月3日は休館)
3月~11月9:00~17:00 12月~2月9:00~16:30(いずれも受け付けは30分前まで)
◆琵琶湖疏水記念館・疏水(インクラインなど)簡易歴史解説
明治維新後・戦火や東京遷都によって衰退した京都の街を 復興させるために計画された、琵琶湖と京都をつなぐ水路です。 琵琶湖疏水竣工100年を記念して建てられたのが疏水記念館です。
◆琵琶湖疏水記念館・疏水(インクラインなど)みどころ
今では十石船での優雅なお花見・南禅寺の水路閣・インクライン・哲学の道など 疏水の流れる周辺は京都屈指の観光スポットになっていますが 開墾は人力で行われたためにとても多くの犠牲者を出したといわれ慰霊碑なども残ります。
苦労の末に日本で初めての事業用水力発電所(実用レベルでは世界初といわれます) も建設されたことで電車が走り、産業が発展し今日の京都の元が出来上がったといわれます。
往時は水運による人や物資の往来が盛んで、 高低差のある場所では船がそのまま通れないので鉄道で引き上げ通行していました。
その鉄道がインクラインで、現在でも線路が残りお花見スポットして人気です。
皮肉なことに発電による電車の開通で、運送形態が変わっていき水運は衰退してしまいますが 水路や発電所は現在も現役で使用されています。
インクライン下には「ねじりまんぽ」と呼ばれるトンネルがあり 水路閣など疏水にはいたるところに煉瓦が使用されていますが この煉瓦を作った工場跡が山科に残っています。
先人の功績を知ることができるのが疏水記念館で 目の前の船溜には高低差による自然の噴水が昼夜を問わず吹きあがり 訪れる人々を楽しませています。
最近では試験的に滋賀の大津と京都を結ぶクルーズ船が運行されるなど かつての船旅を楽しめるようになるかもしれません。