◆即成院(泉涌寺山内)JR京都駅からアクセス
JR京都駅から市バス208系統「泉涌寺道」下車徒歩5分ほど
◆即成院(泉涌寺山内)拝観時間
9:00~17:00 500円 小学生以下は保護者同伴として無料
◆即成院(泉涌寺山内)簡易歴史解説
恵心僧都によって伏見に建立された光明院がはじまりと伝わります。
数度の移設や明治の廃仏毀釈による荒廃の後、 現在の地に再興され即成院と呼ばれるようになりました。
◆即成院(泉涌寺山内)仏像、みどころ
バスを下り泉涌寺道を歩き始めて泉涌寺に至る門のすぐそばにあるお寺です。
仏像としては大変珍しい本尊阿弥陀如来と二十五菩薩座像が祀られています。(重要文化財)
観音・勢至菩薩を脇に従えさまざまな楽器を手にした仏さまに囲まれていて 本尊と10体の菩薩像は平安時代の作と伝わります。
毎年10月の第三日曜日には、二十五菩薩お練り供養が行われ 菩薩の面と衣装に身を包み、阿弥陀如来の来迎により浄土へ導かれるさまが再現され 当日は本堂内陣が特別に公開されます。
(回向料込で1000円)
また境内には那須与一の墓と伝わる石塔があります。
源義経の命を受け京へ上る途中病に倒れ、こちらの阿弥陀様を熱心に拝んだところ 病が癒え、後に屋島の戦いで船上の扇の的を見事射抜き武勲を立てたと伝わります。
京に凱旋しすぐに出家し、戦で亡くなった方の菩提を弔いながら こちらのお寺で余生を過ごされました。
現在は与一の功績にあやかりたいと、多くの方が扇に願い事を書いて奉納しています。