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即成院(泉涌寺塔頭) 阿弥陀如来と二十五菩薩座像

恵心僧都によって伏見に建立された光明院がはじまりとも、平等院を築いた藤原頼通の子で歌人の橋俊綱(たちばなのとしつな)による創建とも伝わります。
数度の移設や明治の廃仏毀釈による荒廃の後、 現在の地に再興され即成院と呼ばれるようになりました。

◆即成院みどころ

バスを下り泉涌寺道を歩き始めて泉涌寺に至る総門のすぐそばにあるお寺です。
仏像としては大変珍しい本尊阿弥陀如来と二十五菩薩座像が祀られ、ご本尊と10体の菩薩像は平安時代の作と伝わります。(国の重要文化財)
阿弥陀様の両脇に観音・勢至菩薩を従え、さらに4段のひな壇にはそれぞれ12体ずつさまざまな楽器を手にした菩薩さまが祀られています。
この楽器によって「仏さまのオーケストラ」とも呼ばれ、奉納演奏を希望するさまざまなジャンルの音楽家の方が後を絶たないといわれます。

毎年10月の第三日曜日には、二十五菩薩お練り供養が行われ 菩薩の面と衣装に身を包み、阿弥陀如来の来迎により浄土へ導かれるさまが再現され 当日は本堂内陣が特別に公開されます。
コロナ過によって一般の参拝は100名限定で、当日は本堂内の入堂もできないことになっています。有料拝観席は予約販売で亡くなり次第終了ですので、興味のある方はお寺へお問い合わせくださいませ。(075-561-3443)

願いが的へ

また境内には那須与一の墓と伝わる約3mある石塔宝塔があります。
弓の名手として知られていた与一は源義経の命を受け京へ上る途中病に倒れ、こちらの阿弥陀様を熱心に拝んだところ 病が癒え、後に屋島の戦いで平家による船上からの「竿の先の扇の的を射よ」という挑発を受け、この的を見事射抜き武勲を立てた。「平家物語」に描かれる屋島の合戦の名場面です。

京に凱旋しすぐに出家し、戦で亡くなった方の菩提を弔いながら こちらのお寺で余生を過ごしたと伝わります。屋島の合戦時17歳、なくなったのが34歳と言われます。
現在は与一の功績にあやかりたいと、多くの方が扇に願い事を書いて奉納しています。またカプセルに入った扇型の紙石鹸付きおみくじもあります。

JR京都駅からアクセス

・市バス208系統(博物館 三十三間堂 泉涌寺・東福寺行き)で「泉涌寺道」下車して徒歩5分ほど

・JR奈良線で「東福寺駅」下車して徒歩10分ほど

拝観時間・年間行事

境内自由 8:00~

本堂中陣からの特別拝観
9:00~17:00(16:30受付終了) 500円
休止の時期がありますので、参拝できる時期は即成院公式サイトでご確認くださいませ。

二十五菩薩お練り供養 10月第3日曜日
公式のYouTubeでは二十五菩薩お練り供養の様子が公開されています。公式サイトトップページからご覧いただけます。

◆即成院(泉涌寺山内)周辺地図

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