臨済宗建仁寺の塔頭で龍山徳見和尚を勧請開山に、一庵一麟により創建された寺院です。
霊源院 みどころとJR京都駅からアクセス
1・市バス206系統(三十三間堂 清水寺 祇園・北大路バスターミナル行き)で「東山安井」下車して北門へ徒歩5分ほど
2・市バス100系統(清水寺・銀閣寺行き)・市バス110系統(祇園・平安神宮行き)いずれかで「清水道」下車して南の勅使門側へ徒歩5分ほど
3・市バス17系統(四条河原町・銀閣寺行き/錦林車庫前方面行き)・市バス5系統(銀閣寺・岩倉行き)いずれかで「河原町松原」下車して西門へ徒歩8分ほど
4・JR京都駅から奈良線で「東福寺駅」へ、そこからすぐにある京阪電車「東福寺駅」で(出町柳行き)に乗り換え、「祇園四条」で下車して1番出口から西門へ徒歩3分ほど
※建仁寺へは四条通りから花見小路を南へまっすぐ進んだ突き当りにある北門・大和大路通りに面した西門・南の勅使門側からアクセスできます。
境内が広いため、お目当ての塔頭寺院がどこかによって最寄りの駅やバス停が変わります。
霊源院の最寄りバス停は「清水道」です
もちろんどの門からアクセスしても多少歩く距離が延びるだけですのでお好きな門からどうぞ。
※霊源院周辺の観光名所はこちらのページでご紹介しています。
拝観時間
10人以上の予約制で法話・座禅を中心としたコース形式での拝観
コースにより料金は変動 (基本コースは1人1500円) 8:00~21:00
※詳細は霊源院公式サイトでご確認ください。
甘茶の庭と体内仏の毘沙門天像
創建当初は霊泉院といわれましたが、のちに瑞巌龍惺和尚の軒名により霊源院となりました。
多くの学僧を輩出していて、一休禅師が子供の頃に作詩の作法を学んだ師もいたことで知られます。
境内にある「甘露庭」は枯山水の庭園で、釈迦誕生の時に空から甘露が降ったといわれる故事から 、
灌仏会に誕生仏に甘茶をかける風習があるため、甘茶を庭に植え涅槃を表す石なども配されているそうです。
作庭には小学生も参加して お釈迦様の一生を表す庭を造られたそうです。
「甘茶」はヤマアジサイ(ガクアジサイの変種)の一種で、庭内にはシーボルトゆかりの幻のアジサイ(シチダンカ)も植えられています。
追記:平成につくられた甘茶の庭ですが、2019年11月に大規模に改修され、今後は昭和の作庭家 中根金作の孫によって仏教伝来をテーマにした庭に生まれ変わる予定です。
体内仏、毘沙門天像と最澄請来の仏舎利
中巌円月坐像やその体内仏となる毘沙門天像を所有していて、 毘沙門天が持つ水晶の中には最澄が持ち帰った仏舎利が納められているといわれています。
四畳半の茶席「也足軒」一畳台目の茶室「妙喜庵」などもあり 、団体の予約制ですがコース形式での拝観ができ 法話や座禅のほか、写経やお茶席を体験できるプランもあります。
また特別拝観が行われることもあります。