室町時代に足利家の管領職にあった細川勝元が、義天玄承を開山に創建したと伝わります。 応仁の乱で焼失し再建されていますが、石庭はこの時に造られたものと言われています。 その後も火災に見舞われ現在の方丈は塔頭寺院から移築されたものです。
龍安寺の見どころとアクセス
嵐電「龍安寺駅」が最寄り駅とはいうものの駅から龍安寺までは、住宅街や商店街をしばらく歩くことになります。またバス停からは 金閣寺から仁和寺まで約2.5㎞続くきぬかけの道(銀閣寺へ続く哲学の道と違い、普通に車の通る道に歩道が整備されている観光道路で、きぬか怪(ケ)さんなるご当地キャラクターもいます)を歩きますが、外国からの観光客も多く参道は国際色豊かで、通りは車も多く土産物店などもありとてもにぎやかです。
でも一歩境内に入ってしまえば別世界。 世界遺産に登録される寺院で龍安寺といえば枯山水の「石庭」です。 方丈の庭園(国の史跡・特別名勝)である石庭は、三方を築地塀に囲まれ「虎の児渡しの庭」とも呼ばれています。 玉砂利のなかに配された15個の石。どこから見ても必ず隣の石に1つは隠れてしまい 全部は見えないといわれていてます。 (TVでここから見ると実は全部みえるんですけど・・なんていうのをしていましたが・・) 見える見えないは本当は関係ないのかもしれません。 庭に向かい無心になって自分自身の心と向き合う時間が大切なのかも・・禅宗寺院ですから・・
春には枝垂桜・秋には真っ赤に萌える紅葉が美しく庭を彩ります。
石庭ばかりがクローズアップされますが、実は境内南には大きな「鏡容池」があって、平安時代には高貴な方々が船を浮かべて遊ぶ池泉舟遊式の庭園として、こちらの方が有名だったと伝わります。現在は回遊式の庭園として楽しめ、春には桜・初夏には青もみじやハス・秋には紅葉、と四季折々の彩が水面に映し出され美しい景色を作り上げます。 日本最古の侘助椿があり、秀吉も絶賛したと言われています。
拝観時間・拝観料など
3月~11月 | 8:00~17:00 | 大人500円・小中学生300円 |
12月~2月 | 8:30~16:30 | |
御朱印受付 | 9:00~16:00 |
JR京都駅からのアクセス
1・市バス50系統(北野天満宮・立命館大学前行き)で終点「立命館大学前」下車して徒歩7分ほど
2・市バス50系統(立命館大学行き)・101系統(二条城・北野天満宮・金閣寺行き)・205系統(金閣寺・北大路バスターミナル行き)いずれも「北野白梅町」下車して、嵐電(京福電気鉄道)に乗り換え「龍安寺駅」下車して徒歩7分ほど
3・市バス50系統(立命館大学行き)・101系統(二条城・北野天満宮・金閣寺行き)・205系統(金閣寺・北大路バスターミナル行き)いずれも「金閣寺道」下車して、そこから市バス59系統(広沢池・山越方面行き)に乗り換え「竜安寺前」下車してすぐ