◆六道珍皇寺JR京都駅からアクセス
JR京都駅から市バス100系統・206系統「清水道」下車徒歩5分ほど
◆六道珍皇寺拝観時間
境内自由
六道まいり毎年8月7日~10日
秋の特別公開・寺宝展 2015年度11月1日~3日、21日~23日
(9:30~16:30時間はHPなどで要確認)
高校生以上500円中学生300円小学生200円
◆六道珍皇寺簡易歴史解説
平安前期・奈良大安寺の住持で弘法大師の師である慶俊僧都により創建され 古くは愛宕寺(おたぎでら)と呼ばれていたと伝わります。
ですが諸説あり、空海・小野篁また鳥辺氏の建立とも伝わります。
平安・鎌倉期には真言宗の寺院として隆盛を極めましたが 兵火によって荒廃し、南北朝時代に建仁寺の住持聞溪良聰(もんけいりょうそう)によって 再興・改宗され現在に至ります。
◆六道珍皇寺仏像 みどころ
六道という地は古くよりあの世とこの世の境と言われ 当寺の境内付近がその辻の場所とされ、冥界への入口があると信じられてきました。
小野篁が冥界に通ったといわれる井戸もあり 境内にある迎えの鐘は冥途にまで響き、 その響きによってお盆に亡くなった方の魂が戻ってくると言われ 、毎年8月に六道まいりが行われます。
小野篁は昼間は官僚として嵯峨天皇に仕え、 夜は井戸を通って冥界に渡り閻魔様の補佐をしていたといわれさまざまな伝説が残ります。
閻魔堂には閻魔様の像と共に篁の像があり、 躍動感のあるこの像は地獄に降り立った時の様子を表していると伝わります。
近年では地獄より戻る際の「黄泉がえりの井戸」も発見されていて 井戸は通常非公開ですが、特別公開の時には見ることができます。
またこの時には本尊薬師如来・地獄絵「熊野観心十界図」や だるま商店(CGクリエーター二人組)による極彩色の絵図屏風など新しいものも併せて公開されます。
公開時期がとても短いので、時間が合えば訪れてみてはいかがでしょうか?