◆愛宕念仏寺JR京都駅からアクセス
JR京都駅から京都バス84系統「愛宕寺前」下車すぐ
嵐電嵐山駅前または阪急嵐山駅前から京都バス64系統・94系統「愛宕寺前」下車すぐ
いずれのバスも「清滝」行です。
◆愛宕念仏寺拝観時間
8:00~17:00(受付は15分前まで) 大人300円 小・中学生無料
◆愛宕念仏寺簡易歴史解説
奈良時代に称徳天皇によって東山の地に創建された「愛宕寺」がはじまりと伝わります。
後に鴨川の氾濫によって廃寺になり、天台宗の千観によって復興され
千観がいつも念仏を唱えていたことから愛宕念仏寺と呼ばれるようになりました。
◆愛宕念仏寺仏像みどころ
石仏千二百羅漢の寺としてあまりにも有名です。
一時は勅願寺となったほどでしたが、興廃を繰り返し 残った本堂・地蔵堂・仁王門を現在地に移し復興が図られました。
仏師として名高い西村公朝師が1955年住職になり、1981年からは参拝者が自ら羅漢さんを彫って奉納する「昭和の羅漢彫り」がはじめられました。
当初は500羅漢が目標でしたが奉納者が後をたたず、10年ほどで1200体にもなりました。
一体一体表情豊かな羅漢様が境内を埋め尽くし、苔むしたさまがいい味を醸し出しています。
国の重要文化財にも指定される本堂には、本尊十一面千手観音が祀られ、 両脇には小さいながらも二十八部衆群像(28体はありません)が安置されています。
また地蔵堂に祀られる地蔵菩薩は古くより火難よけのご利益があるとされ 「火之要慎」のお札で知られています。
触れることのできる「ふれあい観音」、多宝塔にはおおらかな姿の釈迦如来 3つの釣鐘が下がる三宝の鐘はそれぞれに異なった音色を響かせます。
周辺のお寺からは少し離れているため、訪れる人が多いとは言えませんが 嵯峨野めぐりをされる際は少し足を延ばしてみてはいかがでしょうか?