◆帯解寺近鉄奈良駅からアクセス
近鉄奈良駅から奈良交通バス天理・下山行きで「下山」下車徒歩10分ほど
JR奈良駅から・万葉まほろば線(桜井線)「帯解駅」下車徒歩5分ほど
◆帯解寺拝観時間
拝観9:00~16:00・400円
(春と秋の秘仏公開時は大人500円高校生300円中学生200円小学生100円)
御祈祷受付8:30~16:30
お寺の方による案内での拝観になります。
戌の日には安産祈願の方で混雑しますので拝観できないこともあります。
◆帯解寺簡易歴史解説
元は霊松庵と呼ばれ弘法大師の師である勤操によって開かれた巖渕千坊の一つでした。
後に文徳天皇の染殿皇后が子授け祈願を行い、無事皇子が生まれたことから 帯が解けた寺「帯解寺」(おびとけでら)と勅命されたと伝わります。
◆帯解寺 最古の求子(ぐし)子安地蔵菩薩
本尊地蔵菩薩は子安地蔵菩薩と呼ばれ、日本最古の求子(ぐし)子安の像と言われています。
古くより子授けの霊験があるとして信仰され、徳川2代将軍正室お江の方や3代将軍側室も無事懐妊・お世継ぎを出産され、近年では美智子様・紀子様・雅子様の安産祈願もされ岩田帯・御祈祷札を献納しています。
戌の日には今でもたくさんの子授け祈願に訪れる方でにぎわい、またお礼参りやお宮参りに訪れる方も多くあります。
春と秋に行われる特別展では、徳川家光より寄進された釈迦誕生仏や不動明王・愛染明王・三面大黒天などの仏像、春日赤童子画像や曼荼羅などさまざまな寺宝がお寺の方の案内で拝観できます。 (受付入口が少しわかりずらいので注意)
将軍家や皇室から信仰せれたため珍しいものも多く展示されています。
寺宝を見せていただいた後にお地蔵様への参拝になります。
こちらの像はおなかに帯をされたような約180cmの半跏像で、堂々としたお姿です。
熱心にお参りされている方もいますので、寺宝展のみに訪れた場合は 邪魔をしないよう注意しましょう。
毎年7月23、24日には帯解子安地蔵会式大法会が行われています。
紅白の岩田帯を持って町内を練り歩いた後本尊にお供えし、諸願成就の祈願がされ雅楽の奉納もされます。
普段は静かな境内に屋台も出店され大変にぎわいます。