◆西本願寺(本願寺)JR京都駅からアクセス
1・市バス9系統(二条城・西賀茂車庫行き)・市バス28系統(嵐山・大覚寺行き)・市バス75系統(映画村・山越ゆき)で「西本願寺前」下車すぐ
2・市バス206系統(大徳寺・北大路バスターミナル行き)。208系統(西大路駅ゆき)・33系統(洛西バスターミナルゆき)で「七条堀川」下車徒歩すぐ
※京都駅から徒歩20分ほど
◆西本願寺(本願寺)拝観時間
境内自由
3月~4月・9月~10月5:30~17:30(開門・閉門)
5月~8月5:30~18:00(開門・閉門)
11月~2月5:30~17:00(開門・閉門)
◆西本願寺(本願寺)簡易歴史解説
浄土真宗本願寺派の本山です。
もとは大谷に葬られていた親鸞聖人の遺骨を娘の覚信尼や門弟たちが 現在の知恩院のあたり(吉水)に改葬し廟堂(大谷廟堂)を建て聖人の像を祀ったのがはじまりです。
◆西本願寺(本願寺) 禁門の変から守った水吹き銀杏
親鸞聖人の教えが広がるにつれた他宗派との争いが起こるようになり、数度の焼き討ちの後に本寺を大阪石山本願寺に移してからは 織田信長との間に11年にわたる戦があり、その後各地を転々とし、 豊臣秀吉によって七条堀川に寄進された当地に再建されました。
徳川家康の時代になると相続争いの末、西と東へ別れ
幕末には新撰組の屯所に使われ、境内で射撃の訓練なども行われたと伝わるなど 数々の歴史に翻弄されたお寺です。
親鸞聖人を祀る御影堂・本尊を祀る阿弥陀堂はともに国宝に指定され、 飛雲閣は秀吉の聚楽第(じゅらくだい)の一部ともいわれ、金閣・銀閣と共に京都三名閣と呼ばれています。
伏見城の遺構と伝わる唐門、日本最古の能舞台・北能舞台など 数々の国宝・重要文化財を所有し、世界遺産にも登録されています。
門をくぐってすぐにある大イチョウは「水吹き銀杏」と呼ばれ 禁門の変の時にはこのイチョウが水を吹き出し兵火からお堂を守ったと伝わります。
そのほかお堂内には縁側や廊下に動物や植物・物をかたどった 埋め木がありますので参拝された時には探してみてください。
通常は御影堂と阿弥陀堂のみの公開ですが 完全予約制で、
前日までに予約すれば 飛雲閣・能舞台・書院・お庭などガイド付きで拝観することができます。
(自由行動は不可・一時間半ほどかかり途中退席はできません)
興味のある方は電話で問い合わせされると良いでしょう。(075-371-5181代表)
また春と秋の法要の時には予約なしで自由に拝観できることもありますので 詳しいことはその都度発表されるwebサイトで確認してください。