花山法皇の勅願により、関山慧玄の開山で創建された臨済宗妙心寺派の総本山です。 末寺は3400を数えるといわれ、46の塔頭を持つ大寺院です。
妙心寺みどころとアクセス
嵐電を使ってアクセスする場合、北門へは3分ほどで着きます。が、そこからがとにかく広いです。46の塔頭を持つ大寺院ですが常時公開されている塔頭は3か所のみです。
JR京都駅からアクセス
1・JR京都駅から山陰本線(園部・亀岡行き)で「花園駅」下車して徒歩5分ほど(南総門まで)
2・市バス26系統(御室仁和寺・山越行き)で「妙心寺北門前」下車してすぐ(北門まで)
3・市バス50系統(立命館大学行き)・101系統(二条城・北野天満宮・金閣寺行き)・205系統(金閣寺・北大路バスターミナル行き)でいずれも「北野白梅町」下車して、嵐電(京福電鉄・北野線)に乗り換え、「妙心寺駅」下車して徒歩5分ほど(北門まで)
※北門から南総門までは500mほどあります
拝観時間・拝観料など
境内自由 | ||
法堂(天井の雲竜図・国宝の梵鐘)・ |
9:10~16:40の間で20分おきの案内による | 大人700円 小中学生400円 |
追記:拝観内容と拝観料は2019年4月に改訂されています。
拝観できる場所が「法堂・浴室」→「法堂・大庫裏」に変更され、拝観料も値上げになりました。
通常公開されている塔頭寺院
時間 | 拝観料など | |
退蔵院 | 9:00~17:00(受付終了) | 大人600円/小中学生300円 /小学生未満無料(保護者同伴) |
大心院 | 9:00~17:00 | 大人300円/小中学生150円 宿坊あり(075-461-5714) |
桂春院 | 9:00~17:00 | 中学生以上400円 |
大雄院(だいおういん) | 別ページにてご紹介しています | |
大法院 | 別ページにてご紹介しています |
※茶室拝観は要予約 (参拝課/075‐466-5381・9:00~17:00)
(玉鳳院など)通常非公開の塔頭寺院が特別公開されることがあり拝観料は別にかかります。
みどころ
とにかく広いが第一印象です。北総門から南総門まで500mくらいはあるでしょうか?
嵐電からだと北総門から入ることになるのですが、拝観できる主だった建物は敷地の半分より下のほうにあるため だいぶ歩くことになります。
梵鐘は日本最古の銘を持ち国宝に指定されています。
ほかにも重要文化財・名勝指定されているものが多数あります。
法堂の狩野探幽による雲竜図が有名で、8年の歳月をかけて描かれたと伝わります。
法堂・梵鐘・浴通・大庫裏は通年公開ですが、ツアー形式で説明を受けながらの拝観になり 20分おきの案内になるため、時間の確認が必要です。
(2019年4月に拝観内容が改定され、浴室は拝観できなくなり代わりに大庫裏が拝観できるようになりました。)
塔頭の退蔵院には狩野元信作庭の「元信の庭」や「余香苑」などの庭があり 「瓢鮎図」は国宝に指定される有名な水墨画です。
(本物は京都国立博物館に寄託)。
桂春院・大心院・退蔵院は通年で公開されています。
ほかにも期間限定で拝観できる塔頭もあるので、確認してから訪れるとよいです。
南総門を出て目の前の道を西へ道なりに徒歩10分ほど行くと法金剛院があります。
妙心寺と周辺の地図
嵐電ぶらりたび~妙心寺