京都 京都寺社・名所 洛中

妙蓮寺 本阿弥光悦筆「立正安国論」と十六羅漢の石庭

鎌倉時代に日蓮上人の孫弟子・日像上人により創建されたお寺です。 火災・戦災による数度の移転を経て現在に至ります。 8つの塔頭を持つ本門法華宗大本山です。
桂離宮の造営に携わったと伝わる妙蓮寺の僧・玉淵坊日首が作庭した十六羅漢の石庭、徳川家康も称賛したと伝わる妙蓮寺椿、秋から春にかけて咲く御会式桜、天明の大火ののちに御所より移された山門、狩野派の襖絵や本阿弥光悦の書などなど見どころの多いお寺です。

妙蓮寺みどころ

京都で最初のお題目道場と言われています。
日像上人が町辻で行った説法を聞いた五条西洞院の柳酒屋が聖人に帰依し、未亡人が邸内に一宇を建立して聖人を招き、卯木山妙法蓮華寺と称したのが始まりと伝わります。

堀川四条に移り、皇室・伏見宮家と関係の深い日応僧正を迎えたことで、皇室や足利将軍家より崇敬を集め隆盛を極めましたが、「天文法難・天文法華の乱」によって京都にあった日蓮宗二十一本山は焼き討ちにあい、灰燼に帰し大阪に逃れました。
豊臣秀吉の時代になって聚楽第造営時に現在地に復興が叶い、27の塔頭を有する大寺院になりましたが、天明の大火によって、宝蔵・鐘楼を残してふたたび焼失。現在は復興のなった8つの塔頭を有します。

十六羅漢の石庭・御会式桜・袴腰鐘楼

十六羅漢の石庭と呼ばれる枯山水の庭を持ち、豊臣秀吉によって伏見城から移されたと伝わる臥牛石と呼ばれる名石があります。
境内にある妙蓮寺椿は徳川家康も称賛したと伝わります。 紅色で一重のこの椿は紅妙蓮寺とも呼ばれる早咲きの品種で、11月~3月の終わりころまで咲き続けます。

山門は薬医門とも呼ばれ、この大火ののちに禁裏(御所)より拝領したもので、両袖・番所付きの格式高いものです。
山門をくぐってすぐにある鐘楼は「袴腰式」と呼ばれる建築様式で、全国的に見ても数少ない本格的な袴腰鐘楼だそうです。

ほかにも日蓮上人の入滅日10月13日頃から咲きはじめお釈迦様の誕生日4月8日頃ころ満開になる御会式桜(おえしきざくら)や芙蓉が境内を彩ります。
御会式桜は散った花びらを持ち帰ると「恋が叶う」と言われています。くれぐれも枝を折ったりしないように。手折った恋は実らないそうですよ。

境内には赤穂浪士の遺髪を納めるお墓もあります。

宝物の数々

宝物殿には長谷川等伯一派による襖絵・本阿弥光悦筆「立正安国論」・伏見天皇御宸翰法華経・松尾社一切経(いずれも国の重文)などの寺宝が所蔵され通常は事前予約と別途拝観料が必要になります。

また宝物殿は春と秋にも特別公開され、2019年春からは庭園のライトアップも行われるようになりました。
まるごと美術館」と銘打って、妙覺寺・妙顕寺とともにアーティストの作品展示も同時に行われています。

拝観時間・年間行事

境内自由

方丈・庭 大人 10:00~16:00 500円 ・水曜と年末年始は拝観休止
宝物殿の拝観(要予約・別途拝観料・予約は075‐451‐3527へ拝観時間内に連絡を)

★まるごと美術館
春と秋に 寺宝公開に加えアート作品や伝統工芸品の展示・ライトアップが行われます。
イベント内容はまるごと美術館公式サイトでご確認くださいませ。

★除夜法要・元旦会 12月31日~1月1日
31日 22:30~整理券108枚配布(志納金要)
大みそかの除夜の鐘に続いて、日付の変わる0:00から元旦会国祷法要が行われ、甘酒が無料で振舞われます。
法要のあとには福餅がまかれ、参詣者は餅を拾って持ち帰り、元旦の朝のお雑煮にして福をいただきます。

★節分会 節分の日 14:00~
豆まきと追儺式
法要のあとには福引が行われ、星祭り祈願札(懐中お守り)をお申し込んだ方が福引に参加できます

京都駅からのアクセスと周辺の観光名所

・市バス9系統(二条城・西賀茂車庫行き)で「堀川寺ノ内・ほりかわてらのうち」下車して徒歩3分ほど

周辺の名所旧跡など

周辺には寛永の三筆の一人・本阿弥光悦の菩提寺である本法寺、茶道総合資料館、人形の寺宝鏡寺、鳴虎図撞かずの鐘快慶作と伝わる阿弥陀三尊が祀られるる報恩寺、尾形光琳の屏風図を元に作庭されたといわれ見事な赤松と黒松がある妙顕寺、菅原道真公が祀られ紅枝垂れ桜の美しい隠れたお花見スポットの水火天満宮、織田信長が京都での定宿に使い、千利休がお茶会を開いたと伝わり、狩野元信筆と伝わる大涅槃図を所蔵する妙覺寺などがあります。

妙蓮寺の周辺地図

-京都, 京都寺社・名所, 洛中