京都奈良の仏像、特別公開特別拝観とアクセス方法

京都奈良旅行-公共交通機関と徒歩でアクセス-

京都行事 京都奈良特別拝観秘仏開帳 京都洛中

妙蓮寺 本阿弥光悦筆「立正安国論」と十六羅漢の石庭

更新日:

鎌倉時代に日蓮上人の孫弟子・日像上人により創建されたお寺です。 火災・戦災による数度の移転を経て現在に至ります。 8つの塔頭を持つ本門法華宗大本山です。

妙蓮寺の見どころとアクセス

桂離宮の造営に携わったと伝わる妙蓮寺の僧・玉淵坊日首が作庭した十六羅漢の石庭、徳川家康も称賛したと伝わる妙蓮寺椿、秋から春にかけて咲く御会式桜、天明の大火ののちに御所より移された山門、狩野派の襖絵や本阿弥光悦の書などなど見どころの多いお寺です。

拝観時間・拝観料など

境内自由 水曜と年末年始は拝観休止  
方丈・庭 10:00~16:00 大人500円/中学生以下300円
収蔵庫の拝観
(要予約)
10:00~16:00 別途300円が必要です。
(予約は075‐451‐3527へ拝観時間内に連絡を )
春の特別拝観と夜間のライトアップ
(お寺まるごと美術館)

3月下旬~4月上旬

日時は毎年変わりますので、公式サイトの特別展のご案内か公式twitterでご確認ください。

昼間10:00~16:00
800円(昼夜入れ替え制)
宝物殿にある長谷川等伯一門の襖絵や本阿弥光悦の書など重要文化財に指定される寺宝が公開されます。

夜間18:00~20:30
800円(昼夜入れ替え制)
十六羅漢の庭などがライトアップされます(ライトアップは2019年から)
宝物殿の拝観はできません。

秋の特別拝観と夜間のライトアップ
(お寺まるごと美術館)
11月中旬~12月初旬

昼間10:00~16:00
800円(昼夜入れ替え制)
宝物殿にある長谷川等伯一門の襖絵や本阿弥光悦の書など重要文化財に指定される寺宝が公開されます。

夜間18:00~20:00
800円(昼夜入れ替え制)
十六羅漢の庭などがライトアップされます(ライトアップは2019年春から)
宝物殿の拝観はできません。

年間行事
1月1日 元旦会 0:00~
大みそかの除夜の鐘に続いて、日付の変わる0:00から元旦会国祷法要が行われ、甘酒が無料で振舞われます。
法要のあとには恒例の福餅がまかれ、参詣者は競って餅を拾って持ち帰り、元旦の朝のお雑煮にしていただきます。
2月3日 節分会 14:00~
豆まきと追儺式
法要のあとには福引が行われ、星祭り祈願札(懐中お守り)をお申し込んだ方が福引に参加できます
3月下旬~4月上旬 春の特別拝観と夜間のライトアップ 上記の表をご参照ください
11月中旬~12月初旬 秋の特別拝観と夜間のライトアップ 上記の表をご参照ください
12月31日 除夜法要 23:30~
22:30~整理券108枚配布(志納金要)
0:00~ 法要の後に甘酒の無料接待あり・福餅まき

京都駅からのアクセスと周辺の観光名所

1・市バス9系統「堀川寺ノ内・ほりかわてらのうち」下車して徒歩3分ほど

周辺の名所旧跡など

周辺には寛永の三筆の一人・本阿弥光悦の菩提寺の菩提寺である本法寺、茶道総合資料館、人形の寺宝鏡寺、鳴虎図や快慶作と伝わる阿弥陀三尊が祀られるる報恩寺、尾形光琳の屏風図を元に作庭されたといわれ見事な赤松と黒松がある妙顕寺、菅原道真公が祀られ紅枝垂れ桜の美しい隠れたお花見スポットの水火天満宮、織田信長が京都での定宿に使い、千利休がお茶会を開いたと伝わり、狩野元信筆と伝わる大涅槃図を所蔵する妙覚寺、「お寺まるごと美術館」を同時に開催している妙顕寺などがあります。

妙蓮寺の周辺地図

歴史とみどころ

京都で最初のお題目道場と言われています。
日像上人が町辻で行った説法を聞いた五条西洞院の柳酒屋が聖人に帰依し、未亡人が邸内に一宇を建立して聖人を招き、卯木山妙法蓮華寺と称したのが始まりと伝わります。

堀川四条に移り、皇室・伏見宮家と関係の深い日応僧正を迎えたことで、皇室や足利将軍家より崇敬を集め隆盛を極めましたが、「天文法難/天文法華の乱」によって京都にあった日蓮宗二十一本山は焼き討ちにあい、灰燼に帰し大阪に逃れました。
豊臣秀吉の時代になって聚楽第造営時に現在地に復興が叶い、27の塔頭を有する大寺院になりましたが、天明の大火によって、宝蔵・鐘楼を残してふたたび消失。現在は復興のなった8つの塔頭を有します。

十六羅漢の石庭

十六羅漢の石庭と呼ばれる枯山水の庭を持ち、伏見城から移されたと伝わる臥牛石と呼ばれる名石があります。
境内にある妙蓮寺椿は徳川家康も称賛したと伝わります。 紅色で一重のこの椿は紅妙蓮寺とも呼ばれる早咲きの品種で、 11月~3月の終わりころまで咲き続け、有料で分苗の配布も行われています(証明書付き)。

ほかにも10月から咲きはじめお釈迦様の誕生日4月8日頃ころ満開になる御会式桜や芙蓉が境内を彩ります。御会式桜は散った花びらを持ち帰ると「恋が叶う」と言われています。くれぐれも枝を折ったりしないように。

境内には赤穂浪士の遺髪を納めるお墓もあります。

宝物の数々

宝物殿には長谷川等伯一派による襖絵、本阿弥光悦筆「立正安国論」、 松尾社一切経などの寺宝が所蔵され通常は事前予約と別途拝観料が必要になります。

また宝物殿は春と秋にも特別公開され、2019年春からは庭園のライトアップも行われるようになりました。
お寺まるごと美術館」と銘打って、妙顕寺とともに学生さんやアーティストの作品展示も同時に行われています。
妙顕寺のイベント内容は公式サイトでご確認くださいませ。

人気記事ランキング

1

2020年は大河ドラマで明智光秀が主人公となる「麒麟がくる」が放送されることで脚光を浴びる、この武将にゆかりの地が京都には多くあります。 こちらではそんなゆかりの地をご紹介してゆきます。 「三日天下」 ...

2

3月3日はひな祭り、桃の節句ですね。 節句(節供)の「節」は季節の変わり目、「供」は供物のことです。古代中国の暦法では奇数が重なると陰になる(奇数は縁起の良い数字ですが、重なって偶数になってしまうため ...

3

桜の名所は沢山あってどこもかしこも人だらけになる京都の春ですが、やっぱり京都でお花見を楽しみたい!そんな方のためにお花見スポットをご紹介します。 今年の桜の開花はいつごろになるのでしょうか。暖冬傾向で ...

4

毎年春と秋の年二回開催されている「京都非公開文化財特別公開」、2020年春期の情報が公開されました。 通算で第77回目になる今開催では、市内16か所の寺社で所蔵の宝物などが公開がされます。桜の季節も終 ...

5

京都では春になると多くの寺社で特別公開が行われます。3月中旬~5月のゴールデンウィーク頃にかけて行われるところが多く、梅や桜の名所ではお花見の観光客でたいへんにぎわいます。このサイトでは基本移動は京都 ...

-京都行事, 京都奈良特別拝観秘仏開帳, 京都洛中

Copyright© 京都奈良旅行-公共交通機関と徒歩でアクセス- , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.