◆弥勒院(幸せ地蔵尊)JR京都駅からアクセス
1・市バス100系統(清水寺・銀閣寺行き)で終点の「銀閣寺前」下車して 徒歩5分ほど
◆弥勒院(幸せ地蔵尊)拝観時間
8:30~17:30頃まで(季節により変動)
◆弥勒院(幸せ地蔵尊)簡易歴史解説
元は江戸時代に聖護院の西に創建された長泉寺というお寺でした。
当時は富士垢離行屋の組頭として聖護院の末寺でしたが 明治になり明石の弥勒院と合併し、さらに昭和には現在の地に移されました。
現在も修験道の総本山聖護院の末寺で本山修験宗のお寺です。
◆弥勒院(幸せ地蔵尊)仏像みどころ
銀閣寺側から哲学の道へ入ると徒歩2~3分ほどにあるお寺です。
熊野若王子神社側から歩いてここまでくると あ~もう少しで哲学の道が終わるな・・・と感じるところにあります。
疏水対岸に幸せ地蔵尊と書かれた赤いのぼりが目を引き、境内わきの小さなお堂に地蔵菩薩がお祀りされています。
(2014年当時は改修中でした)
優しいお顔のお地蔵様で、元は京都市内の商家で祀られていたものを 戦時中に譲り受けこちらでお祀りするようになったようです。
最初に訪れたときは散策途中に何気なくよったお堂でしたが (目の前に休憩スペースがあったので・・・) この道を訪れるときは必ずお参りする場所になりました。
かわいい絵馬やお守りなどもあります。
お寺自体は修験道の寺院でご本尊は富士山の本地仏である大日如来を勧請してきたものと伝わり 脇侍に不動明王が祀られているようです。(こちらは残念ながら拝観出来ていません)
普段は静かな境内で毎年8月には大護摩供が行われ、たくさんの修験者が集まります。
なお富士垢離行とは、昔は関西方面の方は富士山まで参拝するのは大変なことでしたので 遠い駿河まで行かなくても富士山に参拝したのと同じ得を授かることができるとされる行のことで、聖護院門跡の名前で許可され この行を取り仕切るっていたのが行屋でした。
みなさんもこの道を訪れた際はそっと手を合わせてみると 幸せになれる(かも)