京都奈良の仏像、特別公開特別拝観とアクセス方法

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京都駅からアクセス

第53回 京の冬の旅 開催会場へのアクセス 2

更新日:

第53回「京の冬の旅」(2019年1月10日(木)~3月18日(月)で文化財の特別公開が行われます。

各会場へJR京都駅からのアクセス

公開されるのは
建仁寺(正伝永源院・両足院・霊源院)/智積院/東福寺 光明宝殿/大徳寺 本坊/相国寺 慈照院/本法寺/善想寺/妙心寺(天球院・麟祥院・龍泉菴)/仁和寺(金堂・経蔵) /転法輪寺/東寺 五重塔の15カ所です。

こちらでは大徳寺 本坊相国寺 慈照院本法寺善想寺東寺 五重塔へのJR京都駅から公共交通機関でのアクセス方法と周辺の観光名所を紹介していきます。

大徳寺 本坊

1・市バス206系統(大徳寺・北大路バスターミナル行き)で「大徳寺前」下車して本坊までは徒歩7分ほど
2・市バス205系統(金閣寺・北大路バスターミナル行き)で「大徳寺前」下車して本坊までは徒歩7分ほど
3・市バス101系統(二条城・北野天満宮・金閣寺行き)で「大徳寺前」下車して本坊までは徒歩7分ほど

公開されている大徳寺塔頭寺院

大徳寺は境内に20を超える塔頭寺院を持つ臨済宗大徳寺派の大本山です。通常公開されてる塔頭は多くはありません。
大仙院(だいせんいん)には 特別名勝に指定される枯山水の庭園があり、 相阿弥の山水画や狩野元信の花鳥図などがあります。高桐院(こうとういん)は戦国大名・細川忠興が建立した細川氏の菩提寺です。 忠興は千利休の七哲の一人とされ、千利休ゆかりの品や秀吉の北野大茶会で使われた茶室「松向軒」も残ります。龍源院(りょうげんいん)には 長谷川等伯の作と言われる「猿猴図」 豊臣秀吉、徳川家康対局の蒔絵碁盤・狩野探幽筆「達磨図」・伝日本最古の「種子島銃」などがあります。瑞峰院(ずいほういん)は 戦国のキリシタン大名であった大友宗鱗が創建した自身の菩提寺で、石で十字架を模した庭など 三つの枯山水の庭があります。

通常非公開
ですが春と秋に特別公開されているのが黄梅院、興臨院、総見院です。
黄梅院(おうばいいん) には苔と紅葉の美しい千利休の作と伝わる「直中庭」、禅宗寺院では現存最古の庫裡があります。興臨院(こうりんいん) 前田利家が修復した加賀前田家ゆかりのお寺です。昭和の小堀遠州とも言われた中根金作が復元した方丈庭園があります。総見院(そうけんいん) は秀吉が建立した、織田信長の菩提寺です。秀吉が奉納した木造の織田信長公坐像や日本最古の胡蝶侘助といわれる樹齢約400年の侘助椿(わびすけつばき)があります。

そして最近約400年ぶりに方丈襖絵を新しくし話題になった真珠庵(しんじゅあん)。一休禅師を開祖に建立されたこのお寺には長谷川等伯筆の襖絵や 石組みの配列から「七五三の庭」と呼ばれる村田珠光(わび茶の祖とされます)作庭の枯山水の庭などがありますが、釣りバカ日誌の北見けんいち筆・ファイナルファンタジーのアートディレクター上国料勇筆など6人の現代アーティストによる襖絵を新たに加え2018年12月16日まで特別公開されています。

周辺の観光名所

大徳寺の北には時代劇でおなじみの今宮神社があります。京都の三大奇祭の一つやすらい祭(他に鞍馬の火祭と太秦の牛祭)や門前のあぶり餅でも知られ、玉の輿の語源といわれる桂昌院ゆかりの神社でもあります。

南にある船岡山は都を守る四神相応の地・北の玄武とされ玄武大神が祀られるほか、織田信長を祀る建勲神社(正式にはたけいさおじんじゃで、けんくんじんじゃとも呼ばれます)があります。最近では不定期で開催される京都刀剣御朱印めぐり(粟田神社・豊国神社・藤森神社の4社をめぐります)で人気の神社です。
船岡山西側の千本通りには桜の名所・上品蓮台寺、大きな閻魔像と念仏狂言・普賢象桜で知られる引接寺(千本ゑんま堂)、苦しみを抜き取ってくれるお地蔵様に奉納された、釘抜と釘がびっしり並ぶ石像寺(くぬき地蔵)があります。そしてさらに西には観光客に大人気の鹿苑寺(金閣寺)があります。

相国寺 慈照院

1・地下鉄烏丸線(国際会館行き)で「鞍馬口駅」下車して徒歩5分ほど
相国寺本坊へは手前の「今出川駅」下車したほうが近いです。

相国寺と塔頭寺院

慈照院を塔頭寺院とする相国寺は臨済宗相国寺派の大本山で足利義満が建立した寺院です。境内にある13の塔頭寺院のほかに境外塔頭として、鹿苑寺(金閣寺)・銀閣寺(慈照寺)・真如寺を有します。
法堂・浴室・方丈・開山堂は春や秋に特別公開されます。法堂は現存最古の法堂建築で天井に描かれた狩野光信筆の蟠龍図は「鳴き龍」として知られます。また浴室は宣明と呼ばれる禅式の蒸し風呂です。方丈には白砂だけで構成される表方丈の庭と、九重桜や紅葉で美しく彩られ、中央を深く掘り下げ石で滝や川の流れを表現した珍しいつくりの裏方丈庭園があります。
境内にある承天閣美術館(じょうてんかくびじゅつかん)では、相国寺・金閣寺・銀閣寺他塔頭寺院に伝わる寺宝を常時公開しています。伊藤若冲の障壁画や金閣寺にある夕佳亭(せっかてい)(江戸時代の茶人・金森宗和の造営)を復元した展示などのほか、季節ごとに企画展示が行われています。

相国寺周辺の観光名所

相国寺の西には京菓子資料館があります。銘菓「雲龍」でおなじみの俵屋吉富が和菓子の歩みをわかりやすく正しく紹介したいとしてオープンした資料館です。、蒐集した資料等を公開するほか15名以上の予約制で和菓子教室を開いています。雲龍は7代目が相国寺の雲竜図に感銘を受けて創作した和菓子で、隣接のお店で購入できます。

南側には明治期のレンガ造りの建物が多く残り複数の建物が国の重要文化財に指定される同志社大学や、さらに南には京都御苑の広大な敷地が広がります。京都御苑は市民憩いの国民公園で、江戸時代まで宮家や公家の住宅の立ち並ぶ町でしたが、東京に都がうつるとこれらの住宅はほとんど取り壊されました。御苑北隣の冷泉家住宅は完全な形で唯一残る公家屋敷になります(秋に特別公開されることがあります)。苑内にある京都御所は月曜日と年末年始以外は9:00~通年無料で公開されています。禁門の変で激戦地となった蛤御門も残ります。砂利道にできた通称「御所の細道」と呼ばれる自転車用の轍(わだち)や、御所北東角で御幣を担いで鬼門を守る猿が金網で囲われる「猿ヶ辻」など隠れた名所もあり、食事のできる休憩所も複数あります。

御苑の東には、京の三名水の一つ染井(そめい・他に醒ヶ井(さめがい)・県井(あがたい)があります)のある梨木神社、泣不動縁起(重文)で知られる清浄華院(しょうじょうげいん)・紫式部が源氏物語を執筆したと伝わる廬山寺(ろざんじ)があります。
御苑の西側には、重要文化財の建物を現在も執務室として使用し中庭の桜が名高い「京都府庁 旧本館」、足腰守護にご利益のあるといわれ狛イノシシのいる「護王神社」、菅原道真公の生まれた場所に立つ「菅原院天満宮」等があります

本法寺

1・地下鉄烏丸線(国際会館行き)で、「鞍馬口駅」下車して徒歩10分ほど
2・市バス9系統(二条城・西賀茂車庫行き)で「堀川寺ノ内」下車して徒歩5分ほど

本法寺周辺の観光名所

本法寺は寛永の三筆の一人・本阿弥光悦の菩提寺です。光悦作庭と伝わる巴の庭は三ケ所の築山で巴紋を表現することから三巴の庭とも呼ばれます。光悦ゆかりの品の他、塔頭寺院に寄宿していた長谷川等伯の作品も所蔵しています。
南には茶道総合資料館があります。裏千家で代々収集してきた茶道に関する資料や美術品を展示し、総合的に茶道が学べる場になっています。企画展示のほか茶道文化の普及のために茶道文化検定を行っています。
隣に人形の寺宝鏡寺があり、春と秋に人形展が開かれるほか人形供養も行われています。百々橋の礎石は応仁の乱の激戦地跡です。
さらに南へにある報恩寺には、豊臣秀吉が寺宝の虎の図を聚楽第に持ち帰ったものの虎が夜毎吠えて眠れず、寺に返したという逸話のある鳴虎図がありることから、鳴虎報恩寺と称します。黒田長政終焉の地である客殿には位牌が祀られています。本堂には快慶作と伝わる阿弥陀三尊があり、両脇侍の菩薩が一歩踏み出すような姿の珍しい像です。梵鐘つかずの鐘といわれ、除夜鐘のみ撞かれます。江戸の頃お寺のある西陣のあたりは仕事の始めや終わりを鐘の音で確認していたのですが、仲の悪いある織屋の丁稚と織子がこの鐘の数で口論になり賭けをします。実は織子の方があっていたのですが、ずるをした丁稚の勝ちとなり、負けた織子は悔しさのあまり自殺してしまい、それから織子の霊が現れるようになりつくのをやめたと伝わります。平安時代作で江戸の大火でも焼け残った重要文化財です。

本法寺東にある妙顕寺は日蓮宗最初の寺院です。3つの庭がありそのうちの光琳曲水の庭は尾形光琳の屏風図を元に作庭されたといわれ見事な赤松と黒松があります。春と秋に特別公開される宝物館では尾形光琳の作品などが展示され、夜間のライトアップなども行われます。塔頭寺院の泉妙院には尾形光琳と乾山のお墓があります。

本法寺北には水火天満宮があります。醍醐天皇の勅願により創建された菅原道真公を祀る神社で、紅枝垂れ桜の美しい隠れたお花見スポットです。水難火除け・安産・眼病平癒のご利益があるとされ、菅公が現れたとされる登天石などがあります。東側にある妙覚寺は織田信長が京都での定宿に使ったお寺で、千利休がお茶会を開いたと伝わります。狩野派の菩提寺でもあり元信・永徳のお墓があり、元信筆と伝わる大涅槃図を所蔵しています。入口の大門は聚楽第の裏門だったと伝わり、門前の枝垂桜をはじめ20種類ほどの桜が境内にはあます。また紅葉の時期には特別拝観とライトアップが行われます。

本法寺西にある妙蓮寺は日蓮の孫弟子日像により創建されました。枯山水の十六羅漢石庭には伏見城から移されたと伝わる臥牛石と呼ばれる名石があります(常時拝観可・水曜定休)。本阿弥光悦写本の立正安国論(日蓮著)や長谷川等伯一派の襖絵が収蔵される宝物館は、要予約(075‐451‐3527 10:00~16:00)で拝観できます。

善想寺

1・市バス206系統(大徳寺・北大路バスターミナル行き)で「みぶ操車場」下車して徒歩5分ほど
2・市バス9系統(二条城・西賀茂車庫行き)で「堀川三条」下車して徒歩5分ほど
3・市バス50系統(立命館大学行き)で「堀川三条」下車して徒歩5分ほど
4・市バス28系統(嵐山・大覚寺行き)で「四条大宮」下車して徒歩10分ほど

善想寺と周辺の観光名所

善想寺のあるあたりは交通の便が良く、北には地下鉄東西線の二条城前駅、 南には阪急大宮駅や嵐電四条大宮駅、北西にJR二条駅、東の堀川通りにはバス亭があり、どちらへも徒歩10分ほどでアクセスできますので、京都の観光地どこへ行くにも便利です。

北へ徒歩5分ほどで祇園祭発祥の地といわれる又旅社(またたびしゃ・八坂神社境外末社)があります。元は広大な神泉苑の南端にあたり、毎年祇園祭の還幸祭の前日・7月23日にオハケ清祓い式が行われます。(祇園祭に関しては京都の夏 祇園祭をご覧ください)
さらに北へ徒歩5分ほどで二条陣屋があります。江戸後期の住宅で建物3棟と土地が重要文化財に指定されています。防火のため漆喰でぬられた土蔵のような壁や、大名の公事宿(訴訟などのために地方から来た人が泊まる宿)に使用されたことから、身の危険を感じる人を守るために天井の武者隠し吊り階段落し階段など敵の侵入を防ぐ工夫が各所にあります。一日4回案内付きで50分のコースしかないので確実に見学したい場合はご予約を(075-841-0972 10:00~17:00)。

御池通りを挟んで北にはこの通りの名前の由来となった神泉苑があり(又旅社と共にこちらも祇園祭発祥の地といわれます)、京都最古の庭園として国の史跡に指定されています。歳徳神(としとくじん・その年の福徳をつかさどるとされる神)を祀る祠を、毎年大晦日の晩に恵方の向きに変えることで知られます。秋には大念仏狂言やお火焚祭りが行われ、境内にある神泉苑平八では京懐石や鍋料理などがいただけます。池には善女竜王(竜神)が住むといわれ、東寺の空海と西寺の守敏が祈雨の祈祷合戦を行った伝説もあり、神前・仏前の結婚式も行えます。お花見発祥の地ともいわれ桜の名所でもあり、池にかかる赤い橋と桜のコントラストは美しく季節にはライトアップもされます。

すぐ北にはさまざまな歴史の舞台になった二条城があります。徳川家康が上洛時の宿として築いた平城で、家康の将軍宣下の祝賀の儀が行われ、15代将軍慶喜が大政奉還を行ったことから、徳川幕府はじまりと終わりの地でもあります。城全体が史跡に指定され、二の丸庭園は特別名勝に指定されています。国宝に指定される二の丸御殿には3000面を超える障壁画があり、狩野探幽をリーダーにした狩野派によるもので、3分の1ほどは重要文化財に指定されています。本丸御殿(重文)は御所から移築されたもので、皇女和宮が降嫁される前のに住んでいた建物でもあり、孝明天皇の仮御所にも使用された建物です。ウェディングプランもあり、歴史あるお城で結婚式も行えます。

善想寺から西へ徒歩2分ほどに六角獄舎跡がありあす。日本で初めて人体解剖が行われ、幕末には尊王攘夷派の志士が多く投獄され処刑された場です。斬首に使った刀を洗った「首洗いの井戸」跡も残ります。
西南に徒歩15分ほどには壬生寺があります。新撰組ゆかりの寺院で近藤勇の胸像や遺髪塔があり、隊士の墓もあります。周辺には屯所だった八木邸や旧前川邸などもあり、新撰組ファンの方々の聖地です。八木邸は現在京都鶴屋として和菓子店を営んでいて、屯所跡を抹茶や屯所餅つきで見学することができます。旧前川邸は非公開ですが土日祝のみ玄関で新撰組のグッズなどの販売がされています。

善想寺から東へ徒歩15分ほどにある六角堂(頂法寺)は華道発祥の地とされ、いけばな池坊の家元が住職を務める寺院で、聖徳太子ゆかりの古跡でもあります。善想寺にはこちらの32世~42世までの家元が祀られています。

東寺

1・近鉄京都線で「東寺駅」下車して徒歩8分ほど(南大門まで)
2・市バス205系統(九条車庫行き)で「東寺道」下車して徒歩5分ほど(東門まで)
3・市バス42系統で「東寺東門前」下車すぐ(一時間に一本)
他にも78系統・19系統・八条口から16系統などもありますが、遠回りしてのアクセスだったり本数が少なかったりします。
京都駅八条口からは徒歩15分ほどです。

メモ

東寺は東西南北どちらにも入口がありますが、拝観受付は講堂の北側のみになりますので、公共の交通機関でアクセスする場合東門が一番受付に近くなります。東門(交番脇の慶賀門)から入って左手に五重塔をみながら受付口まで行くと、途中で枝垂桜(不二桜)や五重塔・講堂・金堂が一堂に見渡せます。

講堂は弘法大師空海が密教の教えを立体的に再現したもので、二十一体の仏像群が堂内にひしめきいつ訪れても身の引き締まるおもいがします。イケメンと話題の帝釈天像はここに安置されています。
講堂の方が話題になりがちですが金堂が東寺の本堂で、ご本尊はお薬師さま・足元には十二神将が控えています。
五重塔は日本で一番高い木造建造物で、今回公開される初層は通常は非公開です。

春と秋に公開される宝物館には、かつて羅城門に祀られていた兜跋毘沙門天(とばつびしゃもんてん)立像、食堂のご本尊だった約6メートルの高さのある千手観音立像(千本の手のあるお像です)、西寺にあったと伝わわる地蔵菩薩像などのほか、毎回さまざまなテーマに沿った特別展が開催されます。
観智院は北門から境内を出てすぐ右手にあります(以前は特別公開のみでしたが、通年で公開されるようになりました。)
東寺御影堂(大師堂)では四国八十八ケ所お遍路巡り出発のご挨拶をするのが習わしで(終了は高野山奥の院で行います)、食堂ではお遍路さんグッズなどが沢山販売されるほか、毎月21日にはお堂の周りに八十八か所を再現したお砂ふみが行われています。

周辺の観光名所

九条通りを西へ行くと矢取地蔵寺(やとりじぞうじ)があります。伝説によると淳和天皇の御代に日照りが続き、天皇の命により東寺の空海と西寺の守敏による雨乞いが行われました。雨を降らせることのできた空海を逆恨みした守敏が、羅城門近くで待ち伏せし空海に向けて矢を放つも、黒衣の僧が現れて代わりに矢を受け難を逃れたといいます。その黒衣の僧は実はお地蔵様で、後に矢取地蔵・矢負地蔵と呼ばれ信仰されたと伝わり、現在のお堂は明治に地元の方々が寄進したものです。
矢取地蔵寺北側の小さな公園内に羅城門跡の石碑が残ります。羅城門はかつての平安京の正門で、朱雀大路の南端にありました。東寺に残る兜跋毘沙門天像(とばつびしゃもんてん)や三彩釉鬼瓦(三彩釉・さんさいゆうとは焼き物に使われるうわぐすりの一種で、焼くとガラス状になります)は、羅城門にあったものと伝わります。

さらに九条通りを西へ進み七本松通りを北へ行くと小学校の裏に西寺跡の公園があります。東寺と並ぶ官寺として同じ規模の寺域を誇る大寺院でしたが、数度の火災の後に廃寺となり、現在は講堂跡に後世に造られた土塁と石碑が残るのみです。
公園の北側にある鎌達稲荷(けんたついなり)神社は、勝負運・災難除け・弾除けなど、奇跡を生むご利益があるとされ、サムハラ守りは人気があります。サムハラは漢字のような四文字の神字で文字自体にご利益があるとされ、加藤清正が朝鮮出兵の時に刀に刻んで無事帰ることができたといわれ、戦時中には弾除けの御守として千人針や衣服に記されたそうです。

東寺から北へ行くと清和源氏発祥の地といわれる六孫王(ろくそんのう)神社があり、中央にかかる太鼓橋は恋の架け橋と呼ばれ、縁結びのご利益があるとされています。桜の季節には黄緑色のウコン桜が咲き、隠れたお花見スポットになっています。
さらに北ある梅小路公園には京都鉄道博物館京都水族館などのほか、軽食カフェやレストランなどもありお子様連れにもうれしい府民憩い場になっています。鉄道ファンにはここでしか手に入らない市電グッズもあります。

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