京都には一年を通して様々なお祭りや伝統行事があります。
古より続くもの、市民に守られ続けてきたもの、奇祭と呼ばれるものなどなど。四季の移ろいとともにさまざまに賑わいを見せる行事をご案内します。
下半期(7月~8月)
こちらでは下半期のうち7月~8月に行われるお祭りや行事をご紹介します。
7月はなんといっても1ヶ月にわたってさまざまな行事が行われる祇園祭。山や鉾が町を彩る頃には梅雨明けも間近です。
嵐山や宇治川では伝統の鵜飼が行われ、5月から始まっている納涼床や川床、保津川の川下りなど、水辺で暑い夏を楽しめるスポットも盛りだくさんです。
8月になればお盆行事も各所で行われ、大文字に代表される山々に灯がともる五山の送り火で、ご先祖様があの世にお帰りになります。
関西で主に行われる地蔵盆が終われば、カエデなどの木々が境内や山々を赤や黄色に染める美しい秋はすぐそこです。
※下記の表は順次掲載してゆきます。
上半期の行事はこちらをご覧ください。
下半期(9月~12月)の行事はこちらをご覧ください。
7月
7月1日~31日 | 祇園祭 | 八坂神社 1か月にわたる行事の詳細はこちらのページでご紹介しています。 |
6月下旬~7月上旬 | 桔梗を愛でる 初夏の特別拝観 |
天得院 書院では11:30~16:00までぜんざい(800円)やゆず茶(800円)などがいただけます。 |
7月1日~9月18日 | 風鈴まつり |
正寿院 ハートの形をした猪目窓(いのめまど)で人気の宇治にあるお寺です。風鈴まつりには全国各地のご当地風鈴なども飾られ、茶畑を背景に涼しげな音色が境内に響きます。 期間中は要予約で京阪宇治駅から直通バスが運行されます。メールにて予約が受付されていますので、詳細は正寿院公式サイトをご覧ください。 またハートの猪目窓をあしらったお茶バスも運行されていますので、興味のある方は京阪バス公式サイトをご覧ください。 |
7月1日~9月23日 | 嵐山鵜飼 | 女性の鵜匠さんが活躍されています。詳細は宇治市観光協会サイトでご確認ください |
7月1日~9月30日 | 宇治川鵜飼 |
渡月橋付近の大堰川(桂川)で行われ、屋形船からの鵜飼も楽しめます。 詳細は嵐山通船公式サイトでご確認ください。 |
7月~9月 | 京の夏の旅 |
例年7月~9月にかけて、京都市観光協会主催でテーマに沿って文化財の特別公開などが行われます。詳細はこちらのページをご覧ください。 |
7月1日~15日 | 風祭り 夜間特別拝観・風鈴供養 |
千本ゑんま堂(引接寺) 参加料大人2000円・中学生以下1000円 ※聞香(香を楽しむ会)は前日までの要予約(075‐462‐3332)。人数に余裕のある場合は当日の申し込みで参加できます。 |
7月1日~8月15日 | 七夕笹飾りライトアップ |
貴船神社 境内に沢山の笹飾りが飾られライトアップされます。 |
7月1日 | 御戸代会神事(みとしろえしんじ) |
上賀茂神社 薪能は別途有料 |
7月7日 | 水まつり 七夕神事 |
貴船神社 七夕神事 13:00~(土日の場合は11:00~) |
7月7日 | 精大明神例祭 精大明神祭・七夕祭 |
白峯神宮 蹴鞠(けまり)が無料体験できます |
7月9日~12日 | 陶器供養会 と陶器市 |
千本釈迦堂 9日~12日には陶器市が行われます。 |
7月10日前後 | ハス酒を楽しむ会 |
三室戸寺 ハスの葉にお酒を注いで茎から飲み、健康長寿を祈念します。 |
7月15日~8月31日 | 百鬼夜行展 |
高台寺 高台寺蔵の百鬼夜行絵巻や地獄太夫の掛け軸などが特別公開されます。 |
7月16日 | 新撰組隊士等 慰霊供養祭 |
壬生寺 池田屋事件の起こった日に、郷土の治安と平和を祈念して佐幕・勤皇の志士の慰霊供養が行われます。隊士姿の参列者も見られ、参列者同士の交流や親睦ため技芸奉納などが行われます。 |
7月第3日曜日 | 御田祭(おんださい) |
松尾大社 氏子地域から選ばれた花傘にたすき掛け姿の童女が両手に早苗をもち、壮夫の方に乗って五穀豊穣を祈願する古くから行われる行事で、京都市無形民俗文化財に指定されています。 |
7月21日と土用の丑の日 | きゅうり封じ |
神光院 弘法大師自作と伝わる木造をご本尊としてお祀りし、「西賀茂の弘法さん」また「厄除けお大師さん」として親しまれています。 |
7月土用の丑の日 (と前後5日間) |
みたらし祭 足つけ神事 |
下鴨神社 毎年土用の丑の日(と前後5日間)、みたらし祭が行われ、境内の御手洗池に祀られている御手洗社(井上社)で、無病息災を祈念して素足で膝下までを浸す「足つけ神事」が行われます。 またこの期間のみ池でとれた石が「かんむし封じ鴨の神石」として授与されています。 |
7月土用の丑の日 | 足つけ神事 御手洗祭 |
蚕ノ社(木島座天照御魂神社・このしまにますあまてるみたまじんじゃ) 足の三つある三柱鳥居がありパワースポットとして知られ、鳥居の手前にある池が「元糺の池・もとただすのいけ」と呼ばれ、土用の丑の日のみ池に水が張られ足つけ神事(御手洗祭)が行われます。当日は夜店なども出て境内はにぎやかになり、無病息災を祈念して多くの方が池に足を浸します。 周辺の開発で枯れてしまった池の水を復活させる活動も行われているようですので、いつ訪れても水がこんこんとわいている池がいずれ見られるようになるかもしれません。 2018年の台風被害で社殿などが被害を受け復興途中です。寄付金も募られているようですので、ご興味のある方は(神社社務所 075-861-2074)へお問い合わせください。 |
7月土用の丑の日後の日曜日または祭日 | 本宮祭 と宵宮祭 |
伏見稲荷大社 本宮祭 両日とも本宮踊りが奉納され、千本鳥居に吊るされる提灯の明かりを進むと異世界に迷い込んだようと話題のお祭りです。 |
7月25日 | 鹿ヶ谷かぼちゃ供養 |
安楽寺 突然変異でひょうたん型になったといわれる鹿ヶ谷かぼちゃ。 |
7月28日 | 火渡り祭・祈り灯ろう |
狸谷山不動院 狸谷山山伏が柴燈護摩にて無病息災・家内安全を祈念します。そして燃え盛る護摩壇を崩して残り火で火床をつくり、山伏を先頭に火渡りが行われます。 参拝者の願いが書かれた「祈り灯ろう」が参道に灯され、幻想的な光に包まれます。 |
7月31~8月1日 | 千日参(千日通夜祭) |
愛宕神社 7月31日夜~8月1日朝にかけて登拝すると、千日分の火伏・防火のご利益があるといわれ、ふもとの清滝から山頂の愛宕神社までの約4㎞の参道には、夜通し灯りがともされ「火之要慎」のお札を求めて毎年沢山の方が山に登られます。 当日は嵐電嵐山駅~ふもとの清滝バス停まで深夜バスが増便されます。 |
8月
市町村名 | 時間 | 行事 |
8月上旬~8月下旬 | 京の七夕 |
開催期間はエリアや年によって異なります。 2019年で10回目の開催になる、京都の夏の新しい風物詩です。 |
8月上旬~中旬 | 御手洗祭と 七夕祭(棚機祭) |
北野天満宮 |
立秋前夜 | 矢取神事(夏越神事) |
下鴨神社 一年の厄除けと無病息災を祈る神事です。 |
8月7日~10日 | 京都五条坂 陶器祭り |
五条坂(若宮八幡宮/陶器神社~京阪本線・清水五条駅間の歩道上) 若宮八幡宮は陶器神社とも呼ばれ、陶器のあしらわれた神輿の巡行などもあり「縁結び」や「美貌」の神様も祀られています。 |
8月11日 | 第68回亀岡平和祭 保津川市民花火大会 |
亀岡市保津川グラウンド(大堰川) クライマックスの「ウルトラ特大スターマイン」を含むおよそ8000発の花火が打ち上げ予定で、河原には150店ほどの露店が並びます。 |
8月11日~16日 | 第32回下鴨納涼古本まつり |
下鴨神社 糺の森 80万冊以上が出品される古本市です。 |
8月14日~16日 |
千日詣(夜間特別拝観) |
清水寺 本堂内々陣での特別拝観は8月9日~16日の間、昼間(9:00~17:00)も行われます。 一日のお参りで千日お参りしたのと同じご利益が授かれるとされる、観音様の最大の功徳日です。 2019年はお厨子の修復のため内陣からの拝観になります。 |
8月上旬~下旬 | お盆行事 |
8月の初旬から下旬にかけて各所でお盆行事が行われます。 沢山の灯籠に灯が灯される「万灯会」、お精霊迎え・送り、盆踊り、六斎念仏、多くの松明に灯が灯される火祭「松上げ」、そして毎年多くの方が訪れる「五山の送り火」などなど。 また主に関西で行われる地蔵盆や六地蔵巡り(地蔵盆は子供のお祭りで、六地蔵巡りは無病息災や福徳招来を祈念してお幡/おはた、と呼ばれるお札を各所で受けます)が、お地蔵さまの縁日(24日)近くに行われます。 |
8月23日 | 十輪寺(なりひら寺) | 本尊秘仏地蔵菩薩 御開帳 11:00~17:00 400円 伝教大師作と伝わる延命地蔵菩薩が御開帳されます。 手作り感満載のネコ御朱印も授与されています。 |