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2019春期京都非公開文化財特別公開 アクセス1

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こちらでは天皇陛下御即位奉祝「春期京都非公開文化財特別公開」2019春の会場のうち、上京区にある慈受院門跡・宝鏡寺門跡・光照寺門跡・三時知恩寺へJR京都駅からのアクセス方法を紹介していきます。

尼門跡寺院

慈受院・宝鏡寺・光照院・三時知恩寺はいずれも尼門跡寺院です。天皇家の皇女や摂関家などから住職を迎えた寺院ですので、皇室ゆかりの寺宝が多く残りますが、慈受院・光照院・三時知恩寺は通常非公開です。
宝鏡寺は人形の寺としても知られ、春と秋に人形展が行われ公開されています。どのお寺でも御朱印を授与していただけますので集めている方はこの機会にどうぞ!
慈受院と宝鏡寺は隣同士で、光照院までは徒歩5分ほど、三時知恩寺までは徒歩10分ほどと徒歩圏内ですので、巡るのは難しくないでしょう。

追記:大聖寺門跡へのアクセス方法を追加しました(2019年10月17日)

慈受院門跡(薄雲御所)

1・地下鉄烏丸線(国際会館行き)で「今出川駅(いまでがわえき)」または「鞍馬口」下車して徒歩15分ほど
2・市バス9系統(西賀茂車庫前方面行き)で「堀川寺ノ内(ほりかわてらのうち)」下車して徒歩1分ほど
(慈受院門跡・薄雲御所・公式サイト)

宝鏡寺(百々御所)

1・地下鉄烏丸線(国際会館行き)で「今出川駅(いまでがわえき)」または「鞍馬口」下車して徒歩15分ほど
2・市バス9系統(西賀茂車庫前方面行き)で「堀川寺ノ内(ほりかわてらのうち)」下車して徒歩1分ほど
(宝鏡寺・百々御所公式サイト)

光照院(常盤御所)

1・地下鉄烏丸線(国際会館行き)で「今出川駅(いまでがわえき)」下車して2番出口から徒歩8分ほど
2・市バス9系統(西賀茂車庫前方面行き)で「堀川上立売(ほりかわかみだちうり)」下車して徒歩5分ほど
(075‐441‐2254)

三時知恩寺(入江御所)

1・地下鉄烏丸線(国際会館行き)で「今出川駅(いまでがわえき)」下車して2番出口から徒歩5分ほど
2・市バス9系統(西賀茂車庫前方面行き)で「堀川上立売(ほりかわかみだちうり)」下車して徒歩7分ほど
(075‐451‐2211)

大聖寺門跡((御寺御所)

1・地下鉄烏丸線(国際会館行き)で「今出川駅(いまでがわえき)」下車して2番出口から徒歩すぐ
2・市バス9系統(西賀茂車庫前方面行き)で「堀川上立売(ほりかわかみだちうり)」下車して徒歩10分ほど

慈受院門跡周辺の観光名所

慈受院の北隣には茶道総合資料館があります。裏千家で代々収集してきた茶道に関する資料や美術品を展示し、総合的に茶道が学べる場になっています。企画展示のほか茶道文化の普及のために茶道文化検定を行っています。
さらに北隣にある本法寺は寛永の三筆の一人・本阿弥光悦の菩提寺です。光悦作庭と伝わる巴の庭は三ケ所の築山で巴紋を表現することから三巴の庭とも呼ばれます。光悦ゆかりの品のほか、塔頭寺院に寄宿していた長谷川等伯の作品も所蔵しています。
上御霊前通を挟んで北には水火天満宮があります。醍醐天皇の勅願により創建された菅原道真公を祀る神社で、紅枝垂れ桜の美しい隠れたお花見スポットです。水難火除け・安産・眼病平癒のご利益があるとされ、菅公が現れたとされる登天石などがあります。水火天満宮の東側にある妙覚寺は織田信長が京都での定宿に使ったお寺で、千利休がお茶会を開いたと伝わります。狩野派の菩提寺でもあり元信・永徳のお墓があり、元信筆と伝わる大涅槃図を所蔵しています。入口の大門は聚楽第の裏門だったと伝わり、門前の枝垂桜をはじめ20種類ほどの桜が境内にはあます。また紅葉の時期には特別拝観とライトアップが行われます。

慈受院の南隣に人形の寺宝鏡寺があり、春と秋に人形展が開かれるほか人形供養も行われています。百々橋の礎石は応仁の乱の激戦地跡です。
さらに南にある報恩寺には、豊臣秀吉が寺宝の虎の図を聚楽第に持ち帰ったものの虎が夜毎吠えて眠れず、寺に返したという逸話のある鳴虎図がありることから、鳴虎報恩寺と呼ばれます。黒田長政終焉の地である客殿には位牌が祀られています。本堂には快慶作と伝わる阿弥陀三尊があり、両脇侍の菩薩が一歩踏み出すような姿の珍しい像です。梵鐘つかずの鐘といわれ、除夜鐘のみ撞かれます。江戸の頃お寺のある西陣のあたりは仕事の始めや終わりを鐘の音で確認していたのですが、仲の悪いある織屋の丁稚と織子がこの鐘の数で口論になり賭けをします。実は織子の方があっていたのですが、ずるをした丁稚の勝ちとなり、負けた織子は悔しさのあまり自殺してしまい、それから織子の霊が現れるようになりつくのをやめたと伝わります。平安時代作で江戸の大火でも焼け残った重要文化財です。
報恩寺の東側に光照院があります。光照院から南東へ徒歩5分ほどで三時知恩寺です。(※三時知恩寺周辺の地図と観光名所はこちらからご確認ください。)さらに東へ徒歩5分ほどで大聖寺です。

慈受院の東側にある妙顕寺は日蓮宗最初の寺院です。3つの庭がありそのうちの光琳曲水の庭は尾形光琳の屏風図を元に作庭されたといわれ見事な赤松と黒松があります。春と秋に特別公開される宝物館では尾形光琳の作品などが展示され、夜間のライトアップなども行われます。塔頭寺院の泉妙院には尾形光琳と乾山のお墓があります。

慈受院の西にある妙蓮寺は日蓮の孫弟子日像により創建されました。枯山水の十六羅漢石庭(桂離宮や知恩院方丈庭園を作庭した玉淵坊日首の作庭)には、伏見城から移されたと伝わる臥牛石と呼ばれる名石があります(常時拝観可・水曜定休)。本阿弥光悦写本の立正安国論(日蓮著)や長谷川等伯一派の襖絵が収蔵される宝物館は、要予約(075‐451‐3527 10:00~16:00)で拝観できます。

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