第54回京都非公開文化財特別公開(2018)の会場へのアクセス方法です
JR京都駅から各会場へのアクセス
ここでは18カ所のうち八幡市の2カ所、石清水八幡宮・松花堂庭園(美術館)へJR京都駅からのアクセス方法と周辺の観光名所を紹介していきます。
石清水八幡宮へのアクセス
1・JR京都駅からJR奈良線で「東福寺駅」下車して、隣にある京阪電車(淀屋橋・中之島方面行き)に乗り換え「八幡市駅」下車して、目の前にある男山ケーブルに乗り換え「男山山上駅」下車して徒歩6分ほど
2・京都駅から近鉄京都線で「丹波橋駅」下車して、徒歩2分ほどにある京阪電車(淀屋橋・中之島方面行き)に乗り換え「八幡市駅」下車して、目の前にある男山ケーブルに乗り換え「男山山上駅」下車して徒歩6分ほど
ケーブルに乗らず「八幡駅市駅」から一の鳥居をくぐり表参道を使って徒歩40分ほどです(傾斜の急な裏参道もあります)
松花堂庭園(美術館)へのアクセス
八幡市駅までは石清水八幡宮と同じで、
1・八幡市駅から京阪バス32系統(樟葉駅行)か・77系統(男山車庫行)で「大芝松花堂前」下車して徒歩3分ほど
または
2・京阪電車八幡市駅から2駅先の「樟葉駅(くずはえき)」で下車して、京阪バス32系統(京阪八幡行き)か・67系統(近鉄新田辺行き)で「大芝松花堂前」下車して徒歩3分ほど
メモ
八幡市駅から男山山頂までは ハイキングコースがいくつか整備されているので時間があれば気軽にチャレンジできます。特にケーブルカー付近には山桜を中心にソメイヨシノなど200本ほどの桜があり(男山全体では2000本ほどあり山上の展望台から楽しめます)3月の春分の日~4月40日まで桜祭りが開催されますので 散策を楽しみながら参拝される方も多くいらっしゃいます。(詳しくは京都府観光連盟のイラストマップをご覧ください。)
境内には徒然草で仁和寺の法師が本宮と勘違いしてお参りし山上まで行かずに帰ってしまった話に登場する高良神社、源頼朝ゆかりの松、霊泉・石清水の湧く石清水社、楠木正成が必勝祈願に訪れた際に植えたとされる楠の大木、男山周辺の竹をフィラメントに使用し電球を作ったエジソンを顕彰するエジソン記念碑、松花堂跡地などがあります。
松花堂跡地は松花堂弁当の名前の由来となった松花堂昭乗(しょうかどうしょうじょう)の草庵跡地で、明治の神仏分離令で移築されたのが現在の松花堂庭園・美術館の地です。跡地は国の史跡に、庭園は国の名勝に指定されています。
松花堂庭園・美術館では寛永の三筆と称される昭乗の残した書や美術品、交流のあった人達にゆかりの品々が展示されています。石清水八幡宮から移築された草庵はこちらに残り、園内にある吉兆では松花堂弁当や予約をすれば会席料理がいただけます。
周辺の観光名所
京都市内と違って周辺への公共交通機関でのアクセスが良いとは言えませんが、八幡市駅には改札口近くに観光協会が運営するレンタサイクルがあります。駅前・松花堂庭園・四季彩館の三ヵ所で貸出・返却の受付をしていて、周辺の観光には便利です。詳細は八幡市観光協会のサイトをご覧ください。
八幡市駅から北には桜の名所・背割堤が木津川沿いにあります。
駅からはちょっと遠いですが木津川を東へ行くと、増水時に橋げたが流される構造で時代劇にも登場する上津屋橋があります。上津屋橋から徒歩10分ほどには楠木正成が元弘の乱(後醍醐天皇を中心とした鎌倉幕府倒幕運動)で、笠置山へ参陣する際に立ち寄って願文を奉納したと伝わる石田神社があり、近くにある四季彩館では地元の野菜を使ったおばんざいがランチビュッフェで楽しめます(会席料理もあります)
八幡市駅から松花堂庭園・美術館までの間には、記録には残りませんがライト兄弟より早く空を飛んだ・二宮忠八が創建した飛行神社、松花堂庭園にある女郎花塚の悲恋のお相手・小野頼風の塚、紅葉寺とも呼ばれる足利義満の母良子ゆかりの善法律寺、徳川家康の側室お亀の方ゆかりの正法寺、元は男山山上の石清水八幡宮の境内にあって、明治の廃仏毀釈で現在地に移された八角堂があります。(ここに祀られていた13体の化仏を背負う阿弥陀如来坐像(国の重文)は正法寺に移され、現在は指定日のみに公開されています。詳しくは正法寺公式サイトをご覧ください。)