今年は暖冬気味だったために例年よりも梅や桜の開花が早く
あっという間に春が来た感じがします。
お花見を計画している方々には、開花状況に一喜一憂されていることでしょう。
そんな中、今年も春季非公開文化財特別公開が 伏見区を中心に17カ所で開催されます。
ゴールデンウイーク中ですので移動などの混雑は予想されますが、
お花見もひと段落して散策するには気持ちの良い季節になります。
せっかく伏見まで足を延ばすなら酒蔵見学や十石船に乗って川面からの観光
維新の息吹を感じながらの散策もお勧めです。
2020年 春期京都非公開文化財特別公開(第77回)の情報はこちらのページをごらんくださいませ。
伏見、洛南方面中心に非公開文化財春季特別公開
基本的な日時・時間・料金は次の通りです。
平成28年4月29日(金・祝日)~5月8日(日)
9:00~16:00(拝観受付)
一ケ所 大人800円 中高生400円 (保護者同伴の小学生以下の子供1名は無料)
公開される場所により異なることもありますので、下記をご参考にご注意してお出かけ下さい。
各公開文化財へのアクセス方法は表の「場所」からご覧下さい。
京都駅からの公共交通機関(鉄道・バス)でのアクセスを記載してあります。
文化財まもるキップ発売情報
期間中には拝観料がお得になる(文化財まもるきっぷ)が販売されます。
市バス・地下鉄の一日(二日)乗車券と拝観割引券 150円×6枚のセット
一日券1650円・二日券2450円
または京阪電車・指定区間一日乗り降り自由切符と拝観割引券 150円×6枚のセット
京都発1200円・大阪発1400円
全国のJTB各店舗で取り扱いされているようですので店舗に問い合わせをされるか
公益財団法人京都古文化保存協会事務局(075-754-0120平日10:00~17:00)へお問い合わせください。
2016年京都春季非公開文化財公開一覧表 17ヶ所
場所 | 期間 また春季特別展での公開状況 |
時間・料金・拝観情報など |
上賀茂神社 | 本殿・権殿・高倉殿など | |
大徳寺 本坊 | 狩野探幽筆の襖絵(重文) 庭園(史蹟・特別名勝)など |
通常拝観は高桐院・龍源院・大仙院・瑞峰院のみで 9:00~16:30 各塔頭ごとに拝観料が必要です (なお2016年3月~1年間・通常非公開の聚光院が公開されています 予約優先で15分か30分ごとに誘導員による案内付きで2000円) |
下鴨神社 | 東西本殿・三井神社・大炊殿など | |
知恩院 大方丈・小方丈・ 方丈庭園 |
狩野尚信・狩野政信筆襖絵など | |
東寺 五重塔 |
五重塔初層内部 | 4月29日~5月25日 800円(金堂・講堂と共通で) 8:30~17:00(16:30受付終了) 宝物館・小子房との共通券は1300円 宝物館小子房は9:00~ |
仁和寺 金堂・経蔵 |
金堂・本尊阿弥陀三尊像など | 3月~11月は9:00~16:30(受付終了) 4月1日~5月22日まで春季名宝展(霊宝館)が開催されています |
伏見稲荷大社 | 棟方志功筆の「稲荷大明神」 掛け軸 は初公開 |
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瑞光寺 | 初公開 本尊釈迦如来座像・ 聖観音立像など |
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城南宮 | 皇都春景図(江戸時代)は初公開 | 4月29日 「曲水の宴」14:00~50分ほど 5月1日~5月8日「藤の巫女神楽」10:00と15:00の一日二回 |
安楽寿院 | 阿弥陀如来坐像・阿弥陀二十五菩薩来迎図・普賢菩薩図像など | |
大黒寺 | 初公開 秘仏大黒天像 西郷隆盛・大久保利通会談の間 薩摩九烈士ゆかりの遺品など |
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御香宮神社 | 伏見城遺構の金瓦・秀吉書状など | |
長建寺 | 秘仏八臂辨財天像・ 宇賀神将像など |
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善願寺 | 初公開 丈六地蔵菩薩座像(腹帯地蔵) 西村公朝作・榧の木不動像など |
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法界寺(日野薬師) | 薬師堂51年ぶりの公開 本尊秘仏薬師如来立像・ 十二神将像など |
親鸞聖人誕生の地で 阿弥陀堂に安置される定朝様の丈六阿弥陀如来像は国宝です |
恵福寺 | 初公開 阿弥陀如来立像・ 丈六地蔵菩薩座像など |
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石清水八幡宮 | 本殿・廻廊・ 織田信長寄進の「黄金の樋」など |
2016年2月に本社10棟が国宝に指定されたばかりです。 |