車折神社(くるまざきじんじゃ)と読みます。 平安時代末期に儒学者・清原頼業(きよはらのよりなり)の廟が造られ、法名・宝寿院殿にちなんで「宝寿院」というお寺が営まれていましたが のちに天龍寺の末寺になっていました。
御嵯峨天皇が大堰川(おおいがわ)に行幸されたおり、この社の前で牛車のながえが折れたため 後に車折大明神の神号と「正一位」を贈ったので「車折神社」となったと伝わります。
JR京都駅からアクセスとみどころ
1・市バス28系統(大覚寺行き)か・206系統(大徳寺・北大路バスターミナル行き)で「四条大宮/しじょうおおみや」下車して、徒歩すぐの嵐電(京福電鉄)「四条大宮駅」から(嵐山駅行き)に乗り換え「車折神社駅」下車してすぐ。
2・京都バス73系統(苔寺・すず虫寺行き)で「車折神社前」下車してすぐ。
3・京都駅から地下鉄烏丸線(国際会館行き)で「烏丸御池駅/からすまおいけ」下車して、地下鉄東西線(太秦天神川行き)に乗り換え終点「太秦天神川駅・うずまさてんじんがわ」下車して、さらに嵐電(京福電鉄)「嵐電天神川駅」から(嵐山駅行き)に乗り換え「車折神社駅」下車してすぐ。
拝観時間
境内自由 社務所受付時間9:00~17:00
(お正月の期間は異なります)
芸能の神様
駅のホーム目の前に神社の鳥居が見えます。
祭神の清原頼業は学問で有名な清原氏の出身で、一族には清少納言もいると伝わり境内には清少納言社もあります。
学問の神さまとして信仰されるていますが、この神社はなんといっても芸能の神様として有名です。
境内にある芸能神社には天宇受売命(あめのうずめのみこと)が祀られていて、参道には芸能人の名前が書かれた朱塗りの玉垣がずらりと並んでいます。
アイドルから時代劇の俳優さんまで、ジャンルを問わず様々な名前が見受けられます。
一時期画家の富岡鉄斎が宮司を務めていたことから鉄斎の作品も多数伝わっています。
東映や松竹の撮影所が近いことから、たくさんの時代劇の撮影も行われました。
毎年5月の第3日曜日には嵐山の大堰川で「三船祭」が行われ、平安時代の舟遊びが再現されています。
数々のメディアに取り上げられるパワースポットとしても人気で、結婚式もおこなえます。
ご興味のある方は京都の寺社で結婚式のプロデュースをしている京泉華公式サイトをご覧ください。