◆伏見酒・水どころJR京都駅からアクセス
キザクラカッパカントリーや月桂冠大倉記念館は
JR京都駅から市バス81系統「京橋」下車5~10分圏内
近鉄京都線「桃山御陵前」駅から徒歩10分圏内
◆伏見酒造り簡易歴史解説
古く弥生時代よりはじまったともいわれます。
安土桃山時代に城下町として栄えたことで需要が高まり、さらに江戸時代に水運が発達し交通の要所となったことで、酒蔵も増え銘酒が次々生まれ、明治のころには天下の酒どころとして 知られるようになりました。
◆伏見水どころ酒どころ
伏見は日本書紀にも記述があるほど歴史が古く平安時代には皇室・貴族の別荘地にもなり、
安土桃山時代には秀吉が伏見城を築いたことで城下町になり、家康が将軍宣下を受けたのも伏見城でした。
水運、陸運の要として栄え、交通の要所であったことから幕末には維新の志士たちが活躍した場にもなり、鳥羽伏見の戦いでは戦場にもなってしまいました。
数々の歴史の舞台となったことで街のいたるところに旧跡が残ります。
伏見七つ井
伏水とも書かれていたほど、豊富で質の良い伏流水が沸き 古くは伏見七つ井と言われる
岩井・白菊井・春日井・常盤井 ・苔清水・竹中清水・田中清水として知られていました。
伏見七名水
今では新しく御香宮「御香水」・長建寺「閼迦水(あかすい)」・月桂冠大倉記念館「さかみづ」 鳥せい本店「白菊水(しらぎくすい)」・料亭清和荘「清和水」 藤森神社「不二の水」・城南宮「菊水若水」が伏見7名水として選ばれ さらに大黒寺「金運清水」・キンシ正宗「常盤井水」・ キザクラカッパカントリー「伏水」・乃木神社「勝水」の 計11か所を巡るスタンプラリーが春に行われています。
この地に地下鉄が通る計画がされた際には、地下水を守るために反対運動がおこり熱心な陳情の結果、高架軌道になった程です。
今でも地下工事をするときには地下水が守られることを十分検討するなど この名水を守る取り組みもされています。
20を超える酒蔵
大正時代に建てられた月桂冠の本社を改装した「伏見夢百衆」では 伏見で造られる清酒約100銘柄が販売されるほか、利き酒や清酒アイス・酒カステラなど、また名水を使ったコーヒーや紅茶なども味わえます。
伏見の観光パンフレットなども置かれていて周辺の観光拠点として大変便利です。
明治の酒蔵を改装した「月桂冠大倉記念館」では 江戸時代の酒造りの道具や数々の酒器の展示もされています。
利き酒も行われ、前日までに予約をすれば酒造りの見学もできます。
限定酒の販売もされ多くの方が訪れる人気のスポットです。
キザクラカッパカントリーは黄桜直営のお店で、「酒懐石(要予約)」や「地ビール飲み比べセット」など 蔵元ならではの限定酒や地ビールや京料理がいただけます。
記念館では河童の資料館があり、CMギャラリーでは懐かしいCMを見ることもできます。
もちろんここでしか買えない限定酒なども販売されています。
秋に蔵開きが行われる蔵元も多数あり、試飲もできたりするのでお酒好きにはたまらないスポットでしょう。
車での飲酒運転は絶対にいけませんので、公共交通機関で訪れてくださいね。