◆東本願寺JR京都駅アクセス
京都駅から徒歩10分ほど
◆東本願寺拝観時間
境内自由
3月~10月開門5:50~閉門17:30
11月~4月開門6:20~閉門16:30
なお阿弥陀堂は現在修復中のため2016年春頃まで閉鎖中
◆東本願寺簡易歴史解説
11年にわたる石山本願寺での織田信長との戦のあと、 各地を転々とした後に豊臣秀吉によって京都堀川六条に寺領を寄進され再興。
しかし跡目相続争いが起こり、一時は終息したものの 関ヶ原の戦いの後に徳川家康に新たに寄進された烏丸七条に 別立したことで東西に分裂し現在に至ります。
親鸞聖人が浄土真宗の根本経典とされた「教行信状」を寺宝としていて 真宗大谷派の本山で「真宗本廟」と言います。
◆東本願寺 圧巻、千畳敷の畳
JR京都駅からまっすぐ続く道(烏丸通り)をそのまま北へ歩くとほどなく大きな建物が見えてきます。
境内入り口には御影堂門と呼ばれる大きな門があり、それをくぐるとさらに大きな建物が現れます。
御影堂と呼ばれるそのお堂内には親鸞聖人が祀られ、 内陣・外陣合わせて約千畳ある畳敷きの空間が広がります。
自由に参拝することができるので、熱心にお参りされる方の姿や 休憩されている方などざまざまな人たちが集っています。
東大寺に匹敵する大きさの木造建築で、数度の火災の後に明治に再建されたものですが、 この工事でケヤキの大木を搬送するときに犠牲者を出すほどの難工事でした。
女性門徒は自分の髪の毛を切って寄進し、その髪の毛と麻をよりあわせた綱が木の切り出しの際に使われ 現在もお堂内に「毛綱」として残されています。
南側には廊下でつながった阿弥陀堂があり、本尊の阿弥陀様が祀られています。
御影堂より規模は小さいですが、それでも大きな建物です。
江戸時代に数度の火災にあっていることから、琵琶湖疏水より専用の水路が 防火用として引かれていて、すぐ近くにある渉成園(飛び地境内の庭園)にも流れています。
境内には白い玉砂利が敷き詰められ、観光で訪れた方たちとお散歩される地元の方などで いつものんびりとした時間が流れていていますが
11月21日~28日に行われる「報恩講」では坂東曲(ばんどうぶし)と呼ばれる 独特の念仏によるお勤めに参加される僧侶と信者の方たちで、千畳敷のお堂が埋め尽くされます。