◆御香宮神社JR京都駅からアクセス
京都駅から市バス81系統「西大手筋」下車徒歩15分ほど
JR奈良線「桃山」駅下車徒歩10分ほど
近鉄京都線「桃山御陵前」駅から徒歩5分ほど
◆御香宮神社拝観時間
境内自由 社務所9:00~16:00
御香水は7:00~19:00の間・自由に汲めます
◆御香宮神社簡易歴史解説
創建は不明ながら古くより信仰される神社で 「日本第一安産守護之大神」として神功皇后を祀ります。
平安時代には境内から香りのよい水が湧き出て、これを飲むと病が治ったため 清和天皇より「御香宮」の名前を賜っています。
◆御香宮神社 名水百選・伏見七名水の御香水
境内に沸く「御香水」は今でも病気平癒を願ってこの水を求めに訪れる方が絶えません。
豊臣秀吉は伏見城築城の際、鬼門よけの神として城内に勧請しましたが徳川家康によって元の位置に戻され本殿が造営されました。
伏見城の大手門が移築されたのが現在の表門とされ、ともに国の重要文化財に指定されています。
名前の由来にもなっている「御香水」は、後の徳川御三家の祖となる 徳川頼宣・頼房・義直が産湯に使ったとも伝わり、一度は涸れてしまったものの昭和に復元され現在に至ります。
鳥羽伏見の戦いでは、薩摩軍(官軍)の屯所になりましたが 幸い戦火は免れています。
毎年10月に9日間に渡って行われる神幸祭は「伏見祭」ともいわれる伏見随一のお祭りで、クライマックスには獅子・猿田彦命・神輿・乗馬の順番で三基の神輿の巡幸が行われます。
もとは家康の孫娘・千姫誕生の祝いに奉納された「千姫神輿」一基が巡幸していましたが、あまりの重さに現在ではお祭りの際に公開されるのみになっています。
前日に商店街のアーケードから神社の間で花笠行列が繰り広げられ 「花笠祭」とも呼ばれます。また奉納神楽が舞われるなど、大変にぎやかなお祭りです。
境内にある庭園は元は伏見奉行所に造られていた小堀遠州作のものを再現した枯山水の庭で、
後水尾天皇が命名された「ところがらの藤」や、秀吉が各地から集めた椿の一つ、五色の散り椿などもある落ち着いた雰囲気の心癒される庭園です。