真田幸村の兄で松代藩主であった信之の菩提所です。
信之の遺命によって孫娘の長姫が建立したもので、長姫は妙心寺の四派の一つ東海派玉浦下(ぎょくほか)の絶江紹堤(ぜっこうしょうだい)に、禅を学び帰依していたことから、その法嗣である淡道宗廉(たんどうそうれん)を開山に 迎え創建されました。
院号は信之の法名「大法院殿徹岩一明大居士」によるものです。
大法院の見どころ
妙心寺の塔頭寺院で通常は非公開でですが、春と秋には特別公開が行われています。
境内には真田一門の墓と、後の藩主に仕えた佐久間象山の墓やゆかりの品も残ります。
象山の門弟には吉田松陰をはじめ、小林虎三郎・勝海舟・橋本佐内・坂本龍馬など後の日本を担う人材が数多く、幕末の志士たちに多大な影響を与えましたが 三条木屋町で暗殺され、現在も遭難の碑が残っています。
「露地庭園」が有名です。
露地とは茶室に付随する庭園のことで、こちらのお茶室「有隣軒」に付随するお庭は仏教での「清浄世界」を表しているとされ、春には新緑が秋には紅葉が庭を彩り、わびさびや禅の世界を感じることができます。
春と秋の特別公開時には、遠く双ヶ岡を借景とした美しい庭を眺めながら心静かにお抹茶をいただけます。
また方丈には江戸時代の絵師・土方稲領の筆による「叭叭鳥図(ははちょうず)」があり 八面の襖に墨一色で、百羽の鳥が梅の老木に群れ飛ぶ姿が描かれています。
拝観時間・拝観料など
通常非公開
★春の特別公開 9:00~16:00(15:30受付終了)
4月1日~5月5日頃/桜・新緑の時期
★秋の特別公開 9:00~16:00(15:30受付終了)
11月1日~30日 /紅葉の時期
※妙心寺についてはこちらのページをごらん下さい。
お寺に隣接する花園会館にあるレストランでは、特別公開に合わせて昼食プランもあります。興味のある方は京料理花ごころ公式サイトをご覧くださいませ。
※特別公開の詳細などは公式twitterをご覧くださいませ。
JR京都駅からのアクセスと周辺の観光名所
・市バス26系統(御室仁和寺・山越行き)で「妙心寺北門前」下車してすぐ(北門まで)
・市バス50系統(立命館大学行き)・101系統(二条城・北野天満宮・金閣寺行き)・205系統(金閣寺・北大路バスターミナル行き)でいずれも「北野白梅町」下車して、嵐電(京福電鉄・北野線)に乗り換え、「妙心寺駅」下車して徒歩5分ほど(北門まで)
・JR京都駅から山陰本線(園部・亀岡行き)で「花園駅」下車して徒歩5分ほど(南総門まで)
※北門から南総門までは500mほどあります