京都奈良の仏像、特別公開特別拝観とアクセス方法

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西岸寺(油懸地蔵) 毎週金曜日ご開帳

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◆西岸寺(油懸地蔵)JR京都駅からアクセス

 京都駅から市バス81系統「京橋」下車徒歩5分ほど
または近鉄京都線「桃山御陵前」駅下車徒歩10分ほど

◆西岸寺(油懸地蔵)拝観時間

境内自由
毎週金曜日の13時~15時に油懸祈願をすることができます。

◆西岸寺(油懸地蔵)簡易歴史解説

1590年(安土桃山時代)に雲海上人によって創建されたと伝わる浄土宗のお寺で、正式には油掛山地蔵院西岸寺と言います。
伏見区にはもう一つ西岸寺がありますが、そちらとは別の寺院です。

◆西岸寺(油懸地蔵)縁起

地蔵堂には油懸地蔵と呼ばれる石のお地蔵様が安置されています。
その昔大山崎の油商人が油桶を担いでこの地に行商に訪れていましたが、お寺の門前で転んでしまい大事な油をこぼしてしまいました。
途方にくれたものの気を取り直し、桶の底に残った油をお地蔵様にかけ供養しまた行商に出かけていくと不思議と商売がうまくいくようになり、まもなく大金持ちになりました。

このうわさが広まり、このお地蔵様に油をかけて願掛けをすれば願いが叶うとされ商家の方たちから厚く信仰されたという逸話が伝わります。
長年にわたって油をかけられたお体は黒く光り、油の層が2㎝以上になっているといわれます。
地名にもなっているほどで、それだけ人々に信仰されてきたということでしょう。

本堂には定朝作と伝わる阿弥陀如来も安置されているようです。
また境内には「我衣(わがきぬ)にふしみの桃のしづくせよ」 と刻まれた芭蕉の句碑があります。
住職だった任口上人の高徳を慕っていた芭蕉が1685年に当地を訪れた際、再会の喜びを当時伏見で名物だった桃(の花)になぞらえ詠んだものと伝わります。

地蔵堂は鳥羽・伏見の戦いの戦火によって焼失してしまいましたが、後に再建され現在に至ります。

◆西岸寺(油懸地蔵)周辺地図

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