長楽館は明治の煙草王と呼ばれた村井吉兵衛によって国内外の賓客をもてなす迎賓館として建てられたました。
伊藤博文や大隈重信をはじめ皇族や外国の要人なども多く訪れ、家具調度品をはじめ建物は京都市の有形文化財に指定されています。
長楽館みどころ
長楽館は現在カフェ・フレンチレストランとして営業しています。2008年からはホテルも開業し一日6組限定で宿泊することができ、春には桜、夏には五山の送り火、秋には紅葉など京都市内の景色を、部屋や展望スペースからくつろぎながら楽しむことができます。(煙草王の建てたものですが・・・禁煙です。)
不定期でピアノの演奏もあり、ゆったりと大人の贅沢な時間を楽しむことができます。
カフェ・レストラン
★デザートカフェ長楽館
・カフェ
ケーキや軽食など単品でのオーダー
・アフタヌーンティー*12歳未満は利用できません
(2部制) でコースメニュー
★フレンチレストラン「ル シェーヌ」
ランチコース・ディナーコースあり*12歳未満は利用できません
★ショップ
葉巻型チョコレートやクッキー、ケーキ、ジャムなどをテイクアウトできます。
不定期でピアノの生演奏があります。
営業時間やメニューなどは長楽館公式サイトよりご確認くださいませ。
ホテル長楽館
円山公園が見えるパークビュー・比叡山や平安神宮の鳥居の見えるパノラマビュー・大谷参道のみ見えるサイプレスビューが各2部屋です。
アメニティはこだわりの京都の逸品がそろえられ、京都市の有形文化財に指定される部屋や調度品を、希望すればスタッフの解説付きで案内してもらうこともできます。また宿泊すると通常非公開の「御成の間」を見ることができます。
フレンチレストラン・ル シェーヌでの夕食になり、宿泊プランはいろいろありますので上記記事内のリンクより公式サイトでご確認くださいませ。
長楽館へJR京都駅からアクセス
・市バス206系統(三十三間堂 清水寺 祇園・北大路バスターミナル行き)・100系統(清水寺・銀閣寺行き)・市バス86系統(清水寺 祇園・平安神宮行)いずれかで「祇園」下車して徒歩5分ほどです。
※周辺案内
円山公園や八坂神社の隣にあり、公園をぬけて北へ向かえば知恩院・青蓮院門跡があります。
南へ向かえば、ねねの道沿いに高台寺、石塀小路、幕末好きには御陵衛士の屯所だった月真院(非公開)、坂本龍馬・木戸孝允・高杉晋作などの志士の墓がある霊山護国神社や霊山歴史館、二年坂からは八坂の塔(法観寺)・インスタグラムでくくり猿が人気の八坂庚申堂、三年坂から清水寺へと続き徒歩圏内に東山の観光名所や土産物屋さんなど盛りだくさんで、いつでも観光客であふれています。
伊藤博文が命名
円山公園入口にあるルネッサンス風の外観が目を引きます。「長楽館」は1909年に実業家・村井吉兵衛によって、国内外の賓客をもてなす迎賓館として建てられ、伊藤博文が木戸孝允(桂小五郎)の墓参に訪れた際、 完成したばかりこの館に滞在して窓からの眺めに感激して命名されたと伝わり、直筆の扁額が残されています。
日本初の紙巻きたばこ「サンライス」を発売、続いて販売された「ヒーロー」はパリ万博で金賞を受賞し、日本一の生産量を誇る大ヒットとなり、印刷業、銀行業、製糸業など次々に事業を拡大し、財閥を形成していきました。
実は比叡山の大書院も村井吉兵衛の邸宅
そんな村井吉兵衛が私財を投じて、別邸としてアメリカ人技師・J.M.ガーディナー設計で建てた洋館は、鹿鳴館に匹敵するといわれ、フランス・ロココ調、イギリス・ヴィクトリア調、イスラム調に中国風のデザイン、深紅の絨毯が敷き詰められたフロアーがあるかと思えば書院造りの和室。部屋によってさまざまな表情を見せ、本館は明治時代よりほとんど改装されずに現在も使われています。
(*比叡山の大書院は村井吉兵衛の東京の邸宅の一部を移築したもので、現在も比叡山の迎賓館として使われていて、特別公開されることもあります。)
大隈重信・西園寺公望・井上馨・アメリカ副大統領・各国大使などなど、 数々の著名人が訪れた歴史ある建物内では、優雅にお茶を楽しむことができるほか 100年の歴史ある迎賓館で結婚式も行える、ウェディングプランもあります。
散策の途中で立ち寄るにはちょっと敷居が高い感じ。でもカフェはだれでも利用できるので、思い切って贅沢なお茶の時間を楽しめばきっと良い思い出になるはずです。