三年坂から続く二年坂を下り終わってねねの道へ曲がらずに 大通りまでそのまま下ってくると交差点の向かいに鳥居が見えてきます。
鳥居をくぐり駐車場になっている参道をそのまま進むと、縁切りのご利益で有名な穴の開いた巨石が現れます。
白い形代がびっしり貼られ、この穴を表からくぐると悪縁を断ち切れ、そのまま裏からくぐってもどれば良縁に恵まれるとされることから、参拝に訪れる方が後を絶ちません。(すごい量の形代に圧倒されます・・・)
安井金比羅宮みどころ
天智天皇の頃に藤原鎌足が一門の繁栄を願い、紫色の藤の花を植え一堂を創建し藤寺と号していました。
後に崇徳天皇がこの藤を気に入り、寵妃の阿波内侍(あわのないし)を住まわせ度々御幸されていましたが、戦に敗れ配流になる際内侍にご自分の尊影を下賜されました。
上皇が崩御された後に阿波内侍が出家してこの尊影を藤寺の観音堂に祀っていましたが 、ある時大円法師がお籠りされていると崇徳上皇の霊が現れたことから 、後白河法皇の勅命により光明院観勝寺が建立されたことが当院の起こりとされています。
ご祭神の崇徳上皇は配流先の讃岐金毘羅宮で、一切の欲を断ち切ってお籠りされたことから、断ち物の祈願所として古くより信仰され 現在でも悪縁を断ち切りたいと多くの方が訪れています。
応仁の乱によって荒廃していましたが、太秦安井にあった蓮華光院が移され 崇徳上皇に加えて讃岐の金毘羅宮から大物主神が勧請され、また源頼政公が合祀され 明治維新の後、安井神社さらに安井金毘羅宮と改称され現在に至ります。
拝観時間・拝観料など
境内自由
縁切り・縁結びのお参りは24時間可能(形代授与所があり終日OK)・形代は100円以上の志納
社務所は9:00~17:30
金毘羅絵馬館(ガラスの部屋・共通)
10:00~16:00(月曜休館・祝日の時は翌日休み)
大人500円
隣接する金毘羅絵馬館では古くから伝わる絵馬を美術品として展示するギャラリーになっています。
ガラスの部屋では19世紀のアールヌーボーの作品が展示され、この部屋のために造られた「海の神」(アメリカの工芸作家デイル・チフーリ作)があります。
年間行事
毎年9月には「櫛まつり」が行われ、使い古した櫛やかんざしの供養のほか、古墳時代から現代の舞妓さんの髪形まで、伝統の髪形と風俗衣装に身を包んだ行列が祇園界隈を練り歩きます。
また秋の大祭では宝船を模した花車が氏子町内をにぎやかに巡行します。
★初詣
1月1日~5日 お茶のお接待あり。
★初金毘羅祭
1月10日
12月10日~この日まで、縁起物「稲宝来」の授与あり。
★春季金毘羅大祭(春季大祭・火焚神事)
5月10日
「縁切り縁結び碑」前庭に護摩壇が設けられ、願いの書かれた護摩木を焚き上げ諸願の成就を祈念します。茶席やおでんの模擬店など出店あり。
★夏越大祓
6月30日
罪穢れを移した「人形・ひとがた」をお祓いし、半年間知らず知らずに身に付いた罪穢れを祓い清める神事が行われます。
★櫛まつり
9月第4月曜日
神事・時代風俗行列(雨天の場合、行列は中止)
使い古した櫛やかんざしの供養のほか 古墳時代から現代の舞妓さんの髪形まで、伝統の髪形と風俗衣装に身を包んだ行列が祇園界隈を練り歩きます。
★秋季金毘羅大祭
10月1日~体育の日まで 日程は下記にてご紹介します。
★秋季火焚祭
11月10日
奉納された護摩木を本殿前庭において焚き上げ、諸祈願の成就が祈念されます。
★終い金比羅祭
12月10日
一年で最後の金比羅大神の御縁日です。
この日から新年の初金比羅祭までの期間(~1月10日)、縁起物の「稲宝来」の授与が行われます。
★大祓
12月31日
大晦日に下半期の罪穢れを払い、新年を迎るための神事で、夏越大祓と同様に人々の罪穢れを移した「人形」のお祓が行われます。
12月15日頃から「年越大祓おふりかえ人形」が授与所に準備されます。
秋季金毘羅大祭日程 10月1日~体育の日まで
10月1日
・御斎竹神事
大祭で最初に行われる神事です。
境内3カ所の鳥居に斎竹を建て注連縄を張って、この日から納輦祭まで間、境内への不浄の参入を防いで無事大祭が斎行できることを大神様に祈ります。
10日
・例祭
安井金毘羅宮で最も重要な祭儀です。氏子の方々がご参列し、海川山野の神饌(お供え物)を本殿に奉献します。
体育の日の前々々日(金曜日)
・出御祭
御鳳輦をはじめ子供みこしと花車、御神宝を御蔵よりお出ししてお飾り付けをします。
・遷御
御本殿の御神霊を御鳳輦と子供みこしにお遷しする祭儀。
境内の明かりが消され本殿より神様をお遷します。なお厳粛にして最重儀のため神様をお遷しする遷御の間、撮影厳禁です。
体育の日前々日(土曜日)
・宵宮祭
氏子の方々のご奉仕により境内で餅つきが行われます。お餅は鏡餅にして、御鳳輦と子供みこしに奉献されます。
体育の日の前日(日曜日)
・神幸祭
雅楽が奏される中本殿の扉が開かれ、宮司が祝詞を奏上し渡御の無事・皇室の弥栄・国家の安寧・世界の平和・氏子崇敬者をはじめ参拝の方々の御多幸が祈念されます。
・渡御
数々の御神宝が供奉(お供の列に加わる)する中、雅楽が奏され御鳳輦と宝船の花車、獅子舞が氏子町を巡行し、氏子崇敬者をはじめ参拝の方々の御多幸が祈念されます。
体育の日(祝・月曜日)
・納輦祭
大祭最後の祭儀。御鳳輦・子供みこし・花車・御神宝を御蔵に納め全祭事が無事終了したことを感謝し、御神前にご奉告します
JR京都駅からアクセス
・市バス206系統(三十三間堂・清水・祇園・北大路バスターミナル行き)で「東山安井」下車して徒歩2~3分ほど