11年にわたる石山本願寺での織田信長との戦のあと、各地を転々とした後に豊臣秀吉によって京都堀川六条に寺領を寄進され再興。
しかし跡目相続争いが起こり争いは一時は終息したものの、関ヶ原の戦いの後に徳川家康に新たに寄進された烏丸七条に別立したことで、東西に分裂し現在に至ります。
親鸞聖人が浄土真宗の根本経典とされた「教行信状」を寺宝としていて 真宗大谷派の本山で「真宗本廟」と言います。
圧巻、千畳敷の畳
JR京都駅からまっすぐ続く道(烏丸通り)をそのまま北へ歩くとほどなく大きな建物が見えてきます。
境内入り口には御影堂門と呼ばれる大きな門があり、それをくぐるとさらに大きな建物が現れます。
御影堂(ごえいどう)と呼ばれるそのお堂内には親鸞聖人が祀られ、内陣・外陣合わせて約千畳ある畳敷きの空間が広がります。(不謹慎ですがキャッチボールが普通にできそうなくらい広いです)
自由に参拝することができるので、熱心にお参りされる方の姿や休憩されている方などざまざまな人たちが集っていまが、いつ訪れても静かな心地よい時が流れています。
東大寺に匹敵する大きさの木造建築で、数度の火災の後に明治に再建されたものですが、 この工事でケヤキの大木を搬送するときに犠牲者を出すほどの難工事だったと伝わります。その際女性門徒は自分の髪の毛を切って寄進し、その髪の毛と麻をよりあわせた綱が木の切り出しの際に使われ、現在もお堂内に「毛綱」として残されています。
南側には廊下でつながった阿弥陀堂があり、本尊の阿弥陀様が祀られています。御影堂より規模は小さいですが、それでも大きな建物です。
御影堂・御影堂門・阿弥陀堂・阿弥陀堂門・鐘楼・手水屋形は国の重要文化財です。
江戸時代に数度の火災にあっていることから、琵琶湖疏水より専用の水路が防火用として引かれていて、すぐ近くにある渉成園(飛び地境内の庭園)にも流れています。
境内には白い玉砂利が敷き詰められ、観光で訪れた方たちとお散歩される地元の方などでのんびりとした時間が流れていています。
報恩講とお斎
11月21日~28日に行われる「報恩講」は門徒の方々にとって一番大切な法要です。宗祖・親鸞聖人の命日(28日)まで、連日法要の期間中には全国より集まった門徒の方々で連日にぎわいます。
坂東曲(ばんどうぶし)と呼ばれる、独特の念仏によるお勤めに参加される僧侶と門徒の方々で、とにかく広い千畳敷のお堂が埋め尽くされます。
浄土真宗では法要などの仏事の際に集った人々が、お米や野菜などを持ち寄って調理したものをいただく食事のことを「お斎・おとき」と呼んでいます。
報恩講の期間中も「お斎」が行われます(要予約)。
数々の法話や講演、子供や学生さん・門徒の皆さんによるのコンサート、「渉成園」での庭園のライトアップと夜間拝観なども行われます。
お斎は「春の法要」(4月1日~3日)の際には、飛び地境内の庭園「渉成園・枳殻邸」でも、粥膳として提供されます。法要は東本願寺で行われ、お昼は渉成園で普段非公開の建物・閬風亭(ろうふうてい)内での食事となります。開催期間や予約方法などは東本願寺公式サイトをご確認ください。
また希望日の4日前までに予約すると、一般非公開の白書院(国指定重要文化財)でお斎を受ける事もできます。
電話でのみの受付ですので興味のある方は、本廟部参拝接待所 075-371-9210(9:00~17:00)へお問い合わせくださいませ。
JR京都駅アクセス
京都駅から徒歩10分ほど
拝観時間
境内自由
3月~10月開門5:50~閉門17:30
11月~4月開門6:20~閉門16:30