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西本願寺 国宝・重文の宝庫

浄土真宗本願寺派の本山です。
もとは大谷に葬られていた親鸞聖人の遺骨を娘の覚信尼や門弟たちが 現在の知恩院のあたり(吉水)に改葬し廟堂(大谷廟堂)を建て聖人の像を祀ったのがはじまりです。

禁門の変からお堂を守った水吹き銀杏

親鸞聖人の教えが広がるにつれた他宗派との争いが起こるようになり、数度の焼き討ちの後に本寺を大阪石山本願寺に移してからは 織田信長との間に11年にわたる戦があり、その後各地を転々とし、 豊臣秀吉によって七条堀川に寄進された当地に再建されました。
徳川の時代になると相続争いの末に西と東へ別れ、幕末には新撰組の屯所に使われ、境内で射撃の訓練なども行われたと伝わるなど 数々の歴史に翻弄されたお寺です。
門をくぐってすぐにある大イチョウは「水吹き銀杏」と呼ばれ 禁門の変の時にはこのイチョウが水を吹き出し兵火からお堂を守ったと伝わります。
そのほかお堂内には縁側や廊下に動物や植物・物をかたどった 埋め木がありますので参拝された時には探してみてください。

いたるところに国宝・重文が・・・

親鸞聖人を祀る御影堂・本尊を祀る阿弥陀堂・桃山時代の豪華な彫刻を施された伏見城の遺構と伝わる唐門は、あまりの豪華さから見ていれば日が暮れると「日暮し門」とも呼ばれ、御影堂・阿弥陀堂とともに国宝に指定されています。

飛雲閣(国宝)は秀吉の聚楽第(じゅらくだい)の一部を移築したものと伝わる楼閣建築で、三層からなる建物は上に行くほど小さくなり、建物の中心も東へずれていく左右非対称の特徴的な造りで、金閣・銀閣と共に京都三名閣と呼ばれています。
目の前に広がる滴翠園(てきすいえん)は国指定の名勝で、滄浪池(そうろうち)と呼ばれる池をたたえた庭園で、池に浮かぶように建てられた飛雲閣へは、かつては舟でしか出入りすることができず、建物正面舟入りの間と呼ばれる舟着き場が表玄関になっていました。

滴翠園十勝」と江戸時代に名づけられた見所10カ所があり、飛雲閣・滄浪池・龍脊橋(りゅうはいきょう)・踏花塢(とうかう)・胡蝶亭(こちょうてい)・嘯月坡(そうげはつ)・黄鶴台(おうかくだい)・艶雪林(えんせつりん)・醒眠泉(せいみんせん)・青蓮謝(せいれんしゃ)が選ばれ、現在もほとんどを観ることができます。庭園の俯瞰図と漢詩の書かれた約12.5mの巻物が龍谷大学の図書館に収められています。

大書院庭園(虎渓之庭・こけいのにわ)は国指定特別名勝で、現在指定される特別名勝は36件のみでそのうちの一つです。
こちらは枯山水の庭園で御影堂の屋根を中国の景勝地・廬山に見立て、その渓谷・虎渓の水の流れを大きな石や白い玉石などを使って見事に表現されています。

他にも白書院・黒書院・日本最古の北能舞台などの国宝、
総門・御影門をはじめとした複数の門・南能舞台・経蔵・太鼓楼・手水舎・レンガ造りの本能寺伝道院などの重要文化財を多数所有し、世界遺産にも登録されています。

通常は御影堂と阿弥陀堂のみの公開ですが 完全予約制で、
前日までに予約すれば 飛雲閣・能舞台・書院・お庭などガイド付きで拝観することができます。
(自由行動は不可・一時間半ほどかかり途中退席はできません)
※予約拝観は中止になりました。

飛雲閣・滴翠園・大書院庭園「虎渓之庭」・能舞台・書院などは特別公開されるときのみ拝観することができます。

JR京都駅からアクセス

・市バス9系統(二条城・西賀茂車庫行き)・市バス28系統(嵐山・大覚寺行き)・市バス75系統(映画村・山越ゆき)で「西本願寺前」下車すぐ
・市バス206系統(大徳寺・北大路バスターミナル行き)。208系統(西大路駅ゆき)・33系統(洛西バスターミナルゆき)で「七条堀川」下車徒歩すぐ
※京都駅から徒歩20分ほど

拝観時間

境内自由
3月~4月・9月~10月5:30~17:30(開門・閉門)
5月~8月5:30~18:00(開門・閉門)
11月~2月5:30~17:00(開門・閉門)

◆西本願寺(本願寺)周辺地図

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