桜の名所は沢山あってどこもかしこも人だらけになる京都の春ですが、やっぱり京都でお花見を楽しみたい!そんな方のためにお花見スポットをご紹介します。
今年の桜の開花はいつごろになるのでしょうか。暖冬傾向ですので早めになることも予想されますね。
桜祭りとライトアップ
桜の盛りに合わせて桜祭りやライトアップが行われるところも多くありますので、下記の表でご紹介してゆきます。
なお開催日が固定のものを除いて、桜の開花状況によって開催期間が変動になるイベントなどもありますのでご注意くださいませ。
川辺や境内に桜吹雪が舞う様子はとてもきれいで風情もありますが、なにぶん自然のこと。せっかく休みを取って出かけても花がない・・・なんてこともあるかもしれませんが、その時は残念!でも後でよい思い出になったりするものです。自然相手のことではこちらもおおらかな気持ちでいきたいものですね。
桜に限らず植物はデリケートです。くれぐれも枝をひっぱったり、手折ったりなどしないように。毎年きれいな花を咲かせてくれる桜にも、それを守ってくれている方々にも感謝しながら 桜を愛でてお花見を楽しんでくださいませ。
JR東海「そうだ 京都、いこう。」公式サイトでは貸し切りでのお花見も多数企画されています。新幹線の往復切符と特別拝観のセットですがゆっくりお花見を楽しめます。興味のある方はこちらからどうぞ。
この旅行会社各社では様々なお花見プランが企画されていますので、ご自分に合った企画を探してみるのもよいかもしれません。
お花見スポット地図
1・黄色マーカーは桜まつりやライトアップなど行われる寺社など
2・オレンジマーカーは桜よさこいの会場
岡崎会場(神宮道スペシャルステージ/ロームシアター京都ステージ)・二条城会場・三条名店街商店街会場・ゼスト御池会場・京都駅ビル内 室町小路広場会場・梅小路公園会場)
3・緑マーカーはその他のスポット
※各スポットへ京都駅から公共交通機関でアクセスする方法は別ページでご紹介していますので、こちらのページをごらんくださいませ。
桜祭りなど
開催場所 | 期間 | 祭り名など |
石清水八幡宮 | 3月20日 ~4月30日 |
男山桜まつり 男山全体で約2000本の桜があって、期間中には芸能奉納や島原太夫道中などさまざまな行事が行われます。詳しくは石清水八幡宮公式サイトをご覧ください |
背割堤(せわりてい)さくらまつり | 例年3月下旬~4月上旬 |
9:00~17:00 石清水八幡宮の北側にある背割堤沿い約1.4㎞に約220本のソメイヨシノが植えられ、開花するとみごとな桜のトンネルになり、例年50万人もの観光客が訪れます。 ※一般向けの駐車場はありませんので、公共交通機関で訪れることが推奨されています。 |
二条城桜まつり | 3月20日~4月12日 |
8:45~16:00受付(17:00閉城) ライトアップも行われます。 2019年の桜まつりには30万近い方訪れた人気のスポットです。城内には約50種300本の桜があり、約一か月の間お花見が楽しめます。 |
二条城 観桜茶会 | 4月9日 |
10:00~15:00 表千家と京都市によるお茶会です。 |
妙心寺退蔵院 | 3月28日~4月12日 |
観桜会(春のお食事付き特別拝観・要予約) 紅しだれ桜を鑑賞しながら、阿じろ特製の精進料理をいただける贅沢なプランです。 |
西陣くらしの美術館冨田屋 | 3月末 ~4月中旬(期間は要問合せ) |
花見の会 冨田屋で町屋見学のあと、オリジナルの花見弁当を持って夜桜見学へ(平野神社境内の露店内「花見席」にて)。 |
大石神社(山科) | 4月第1日曜日 2020年は4月5日 |
さくら祭 境内にあるしだれ桜は大石桜と呼ばれる御神木で、開花に合わせて数日間のライトアップも行われます(2019年は3月28日~30日/18:30~20:30でした)。 ※アイドルミニホース・花子ちゃんでも知られます。花子ちゃんの公式Twitterもありますよ。 |
熊野若王子神社 | 4月第1日曜日 2020年は4月5日 |
桜花祭 哲学の道南側の入口付近にある神社です。 足利尊氏や義政もお花見を楽しんだと伝わる地です。あちこちにヤタガラスがいますので、見つけてみるのも楽しいかも。 |
平安神宮 | 4月1日~14日 |
観桜茶会 神苑内の茶室 「澄心亭・ちょうしんてい」にお茶席が設けられます。 |
平安神宮 | 4月9日~4月12日 |
紅しだれコンサート 紅しだれ桜のライトアップが行われる中、東神苑貴賓館をステージに東儀秀樹をはじめをしたアーティストのコンサートが開催されます。客席はなく庭園を散策しながら耳を傾けるスタイルですので、夜桜を楽しみながらの風情あるコンサートが楽しめます。 各日の出演アーティストや前売りチケットなどの詳細は公式サイトをご覧ください。 |
宇治川上流 | 4月第1土・日曜日 (2020年は4月4日と5日) |
宇治川さくらまつり(中の島付近) 桜の開花期間中はライトアップも行われます。 同時に「炭山陶器まつり」も開催され大変にぎわいます/陶器まつりの公式サイトはこちらから。 |
梅小路公園など | 2020年は4月4日と5日 |
京都さくらよさこい 学生さんが実行委員会を主催する関西最大規模のよさこい祭りです。 |
山科毘沙門堂 | 4月5日 |
観桜会・花祭り 古くより桜の名所として知られ、藤原定家も花見に訪れたと伝わります。樹齢150年の「毘沙門しだれ」をはじめ、参道・境内にはソメイヨシノなども咲きます。 |
平野神社 | 4月10日 |
桜花祭 お神輿や時代行列が巡行します。(巡行ルートは平野神社公式サイトをご覧ください) 境内には60種約400本の桜が咲き、希少な品種も多くあります。ライトアップも行われますので下記の表もご参照ください。 |
醍醐寺 | 4月1日 ~21日 |
桜会 境内には霊宝館前のしだれ桜をはじめ、三宝院には醍醐の花見当時のクローン桜など様々な桜が咲き競います。境内には複数の茶屋・売店がありますので、広い境内を散策しながらちょっと一服もできますよ。(左のお寺名をクリックしていただくとお店の情報などもご紹介しています)。 ※開花に合わせて霊宝館の外周が開放されます(2019年は3月29日/9:00~でした)。 ※JRさんでは会員向けに夜間の特別拝観のできるプランなどもありますので、興味のある方は公式サイトをご覧ください。 |
醍醐寺 | 4月第二日曜日 (2020年は12日) |
豊太閤花見行列 境内には約1000本の桜があり、豊臣秀吉が催した醍醐の花見の様子を再現した行列が行われ、当日境内は大変なにぎわいを見せます。 |
地主神社 | 4月第二日曜日 (2020年は12日) |
えんむすび祈願さくら祭り 白川女による桜の花の献花や謡曲の奉納などが行われます。 音羽山一帯に約1000本の桜があることから隣の清水寺も境内が桜色に染まり、夜間にはライトアップも行われます。(詳細は下記の表をご覧ください) |
常照寺 | 4月第二日曜日 (2020年は12日) |
吉野太夫追善花供養 鷹峯交差点付近では太夫道中が沿道で見られます(10:20~11:00頃) |
六孫王神社 | 4月第二日曜日 (2020年は12日) |
祟神会さくら祭 境内の神龍池にかかる太鼓橋は「恋のかけ橋」と呼ばれる縁結びスポットとしてしられます。 |
千本ゑんま堂 | 4月第3土曜日 (2020年は18日) |
普賢象桜の夕べ こちらの桜は八重でひらひら花が散るのではなく、椿のように花ごとぽとりと落ちる珍しい桜です。花の中心から二本の緑色の葉がのびて、普賢菩薩さまが乗る象の牙のように見えることからこの名がついたといわれます。おまつり自体は地元色の濃くアットホームな感じです。 |
梅宮大社 | 4月第3日曜日 (2020年は18日) |
桜祭(雅楽祭) 境内には神苑があって20種約約130本、ソメイヨシノをはじめ、山桜・松月・大ちょうちん・大手まり・有明・楊貴妃・普賢象・黄桜・きりん・関山などが3月下旬~4月下旬にかけて咲き競います。 |
比叡山延暦寺 | 2020年は4月25日~5月6日 |
比叡のさくらと青もみじ/西塔地域(奥比叡ドライブウェイ) 約40種1000本の桜が咲き競います。 会場になる奥比叡ドライブウェイ公式サイトでは、比叡山の見どころや食事処の情報が公開されています。 |
ライトアップ
ライトアップは桜の花の盛りに合わせて行われることが多く、開催期間は予定となっているところが多いです。今年は梅の花も例年より早めの開花になっているようですので、桜も早めになることが予想されます。開花状況によって早まったりすることもありますので、主催者にご確認の上お出かけくださいませ。
開催場所 | 期間 | 詳細など |
高台寺 | 3月6日 ~5月6日 |
春の特別展と夜間特別拝観 昼間は特別展、夜間は特別拝観とライトアップが行われます。 高台寺はプロジェクションマッピングやアンドロイド観音など、先進的なことに挑戦されているお寺です。 |
東寺 | 3月14日 ~4月12日 |
夜桜ライトアップと金堂・講堂夜間特別拝観 ライトアップされ美しく浮かび上がる夜桜と五重塔、21体の仏像がひしめく講堂・十二神将に守られた薬師如来の安置される金堂など、昼間とは違った幻想的な雰囲気の中での拝観ができます。 |
嵐山中ノ島公園 | 3月21日 ~4月上旬予定 |
しだれ桜ライトアップ 渡月橋を南へ渡った先にある中ノ島公園にあるしだれ桜がライトアップされます。 |
二条城 | 3月20日 ~4月12日 |
昼間とは入れ替え制で夜間のライトアップが行われます。 2019年の桜まつり・夜間のライトアップには7万を超える方が訪れた人気のスポットです(昼間も合わせれば30万を超える方が訪れています)。 |
平野神社 | 3月25日 ~4月20日予定 |
夜桜ライトアップ 露店や花見茶屋などが出店されます。 |
京都府立植物園 | 3月28日 ~4月12日 |
日没~21:00(入園は20:00まで) 夜間に開園して桜のライトアップが行われます。京都府の公式サイトでは園内マップが公開されていますので、広い園内のどこに桜があるのかがわかるようになっています。 |
清水寺 | 3月27日 ~4月5日 |
夜間特別拝観とライトアップ 春と夏と秋に夜間の特別拝観が行われています。春はライトアップされた夜桜とともに昼間とは一味違った雰囲気の中で参拝できます。 |
将軍塚青龍殿 | 3月27日 ~4月12日 |
夜間の特別拝観 青蓮院門跡の飛び地境内で桜のライトアップが行われます。 ※ふもとの青蓮院門跡でも夜間の特別拝観と幻想的な青い光でのライトアップが行われますが、桜はほとんどありませんので夜桜を楽しみたい方は山頂のこちらの方がよいでしょう。 |
祇園白川 | 3月27日~4月5日 |
祇園白川桜ライトアップ お茶屋さんが並ぶ白川沿いにしだれ桜などが美しく咲き競います。近年観光客が増えすぎて中止されていた期間もありましたが再開されています。 |
大石神社 | 3月下旬の3日間ほど |
大石桜ライトアップ 境内にあるしだれ桜は大石桜と呼ばれる御神木で、開花に合わせて数日間のライトアップが行われます(2019年は3月28日~30日/18:30~20:30でした) 期間は開花状況によって異なりますので、詳細は 075-581-5645 大石神社へお問い合わせください。 |
円山公園 | 3月下旬 ~4月上旬 |
ライトアップ(2019年は3月21日~4月7日でした) かがり火(2019年は3月30日~4月7日でした) 露店の出店もあり飲んだり食べたりしながら、にぎやかなお花見が楽しめます。 詳細は開催近くなると公開されます。公式サイトはこちらから。 |
木屋町 | 3月下旬 ~4月上旬 |
下木屋町夜桜ライトアップ 高瀬川沿いの四条通から五条通間と二条通から御池通の間にかけてライトアップされます |
大原 宝泉院 | 4月下旬 ~5月上旬 (例年4月20日に近い土曜日からゴールデンウイークまで) |
春の夜灯り(2019年は4月20日~5月6日でした) 額縁庭園で知られる大原にあるお寺で、期間中には声明公演なども開催されます。 |
さまざまなお花見スポット
お祭りやライトアップが行われていなくてもお花見スポットはたくさんあります。ほとんどのお寺や神社では境内に桜が植えられ、ふらりと散策しているだけでもあちらこちらでお花見を楽しめるでしょう。また川沿いや線路の沿線に桜が植栽され、満開になると白やピンクの美しいトンネルができあがるスポットもあり、ひらひらと舞い散る花びらに心癒される贅沢な時が流れます。
例年の開花時期は3月下旬~4月中旬頃ですが場所や気候、また桜の種類によっても異なります。
場所 | 時間 | 行事 |
鴨川河川敷 | 三条大橋から七条大橋の間の東岸は「花の回廊」として整備されています。遊歩道沿いにのんびり散策をすれば四季折々に花や緑を楽しめ、桜の季節にはしだれ桜やソメイヨシノが沿道をピンクに染めます。また対岸のお店からは食事をしながらの景色が楽しめます。 | |
木屋町高瀬川 | 高瀬川沿いの四条から五条にかけての1㎞ほどに約200本の桜が咲きます。沿道のお店では食事をしながら景色も楽しめます。夜には上記の下木屋町夜桜ライトアップが行われます。 | |
京都御苑 | 苑内にはしだれ桜・山桜・里桜をはじめ、黄緑色の御衣黄桜・普賢象桜・妹背桜など変わった品種の桜などが約1000本あります。 苑内はとにかく広くふらっと散策しながら花を探すのもよいですが、環境省で桜マップが公開されていますのでご活用ください。 |
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哲学の道 | 琵琶湖疏水沿いの若王子から銀閣寺までの2㎞の間におよそ500本の桜が咲きます。 | |
岡崎公園疏水付近 「十石舟めぐり」 |
岡崎公園周辺の琵琶湖疏水は幅も広く、疏水に張り出すように多くの桜が咲きます。この桜を水上から楽しめる「岡崎十石舟めぐり」が3月下旬からゴールデンウィークまで運行され、4月7日まではライトアップされた夜桜も楽しめます。 京都旅行業協同組合の公式サイトでは乗船の予約を受け付けています。 |
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蹴上インクライン | かつて舟を運ぶために使用されていた線路が残された坂道に、線路を包むように約90本の桜が植えられています。地下鉄東西線・蹴上(けあげ)駅から南禅寺へ至る道の途中、レンガがねじれたように積まれた歩行者用トンネル「ねじりまんぽ」があり、その上にありますので南禅寺界隈を訪れる途中で楽しめるスポットです。 | |
山科疏水 (びわ湖疏水船) |
四ノ宮から日ノ岡までの約4㎞の間が東山自然緑地として整備され、琵琶湖疏水を包むように山桜を中心に約660本の桜並木が続きます。 また3月下旬から6月末までびわ湖疏水船が運行され、水上から桜を楽しめます。蹴上(京都)~山科(京都)~大津(滋賀県)までの間で運行されていて、日によって乗船料金が異なりますので詳しくはびわ湖疏水船公式サイトでご確認ください。 |
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賀茂川堤・高野川堤 | 出町柳(でまちやなぎ)では賀茂川と高野川が合流(鴨川デルタ)して鴨川になりますが、北へ向かって西側の賀茂川堤には約470本、東の高野川堤には約330本の桜並木が続きます。 賀茂川堤の「半木の道(なからぎのみち)」では約800mに渡って棚が設けられ、約70本の八重紅しだれ桜でトンネルが作られています。 また付近の京都府立植物園も隠れたお花見スポットです。 両堤に挟まれるように広大な敷地を持つ下鴨神社にも楼門付近・御手洗川付近・糺の森などに桜が咲き朱色の建物と桜のコントラストが美しい撮影スポットになっています。 |
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嵐電桜のトンネル | 鳴滝~宇多野駅間の約200m 夜桜電車/3月下旬~4月上旬 18時30分頃~20時30分頃(予定) 付近で車内灯が消されライトアップされた桜のトンネルを車窓から楽しめます。 |
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嵐山公園・渡月橋付近 | 嵐山公園は渡月橋北側の臨川寺地区・橋を渡った先にある中ノ島地区・橋から上流にある亀山地区に分かれ、それぞれにお花見スポットがあります。 臨川寺地区は土産物店が並ぶ通りを渡った渡月橋北端側にあって橋をバックに見事な桜の写真が撮れる撮影スポットになっています。 中ノ島地区は渡月橋を南へ渡った先にあって、見事なしだれ桜で知られます。多くの桜が植えられていて、お花見時期には沢山の露店が並びにぎわいます。 亀山地区は渡月橋北にある西へ延びる道を上流に進んだ先にある丘陵地になるため、観光客は少ない穴場スポットになっています。展望台まで登れば保津川を見下ろす絶景が広がります。 モンキーパーク入口付近から千光寺までの保津川南岸はさらに穴場スポットです。対岸の山の中腹にトロッコ列車が走りますので、運行時間が合えば山間に進むトロッコ列車を見ることができます。 |
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嵐山東公園 | 阪急嵐山駅の東側、桂川の河岸に野球場などが整備された公園があります。こちらは地元の方の憩いの場という感じで観光客はほとんどいないお花見穴場スポットで、道を下ってゆけば松尾大社まで歩いてゆけます。 サイクリングロードが渡月橋~八幡市(京都)~飛鳥(奈良県)まで約90km続きます。 |
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淀水路 | 伏見の京都競馬場南西にあります。京都で唯一早咲きの河津桜が見られることで知られます。約200本の桜が植えられ、場所によっては根元に菜の花が咲くエリアもあり、ピンクと黄色のコントラストが美しい撮影スポットになっています。 | |
京都府庁旧本館 | 円山公園の初代しだれ桜(現在は2代目)の孫にあたる桜の樹があることで知られます。ここは京都守護職上屋敷跡であり、幕末に京都守護職の任についた松平容保にちなんで「容保桜(かたもりざくら)」と命名された珍しい種類の桜など6種7本の見事な桜が中庭に咲き、国の重要文化財になっている建物からも眺めることができます。 | |
神泉苑 | 嵯峨天皇が812年に初めて桜のお花見を行った「お花見発祥の地」ともいわれます(当時お花見と言えば梅でした)。かつては現在の二条城も苑の一部で、大内裏に接し池を中心とした広大な庭園だったことが発掘調査などで分かっています。皇族や貴族の方々が舟をうかべて優雅にお花見を楽しんだのでしょう。 規模は小さくなっていますが境内は今でも池が中心ですので水辺のお花見や、神泉苑平八では船上での食事も楽しめます。(神泉苑平八公式サイトはこちらから) |
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渉成園(枳殻邸・しょうせいえん・きこくてい)(東本願寺飛び地境内) | 東本願寺から東へ200mほどにある飛び地境内です。 京都駅から徒歩10分ほどで最寄のバス停からも徒歩7分ほどですので、バスの乗降などを考えると京都駅から歩いたほうが移動距離は少ないでしょう。 広大な園内には多くの橋や建物(建物内部は通常非公開)などがあり、傍花閣(ぼうかかく)付近には桜が多く植えられ、園内のお花見と一緒に京都タワーも眺めることができます。 |
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梅小路公園/朱雀の庭・いのちの森 | 梅小路公園は基本入園無料ですが、「朱雀の庭」と「いのちの森」は有料(9:00~17:00/200円)です。 「朱雀の庭」は整備された池泉回遊式の日本庭園、そのまま歩道橋でつながっている「いのちの森」はビオトープになっていますのでお花見と合わせて多様な生き物や植物を観察することができます。 もちろん無料の公園部分でもお花見は楽しめますし、園内にはお子様の楽しめる広場や遊具・食事のできる施設などもありますので、ご家族づれでもゆっくりお花見が楽しめます。 園内マップは公式サイトをご覧くださいませ。 |
※代々御室仁和寺の造園を担い、全国の名だたる桜の保全活動をする「桜守」をされている「佐野藤右衛門(現16代)」(植藤造園)さんが、広沢の池の南東にある私邸に植えた珍しい桜を公開していて、毎年楽しみにされている方も多いと思います。
平成30年(2018年)の台風は京都の多くの寺社に被害をもたらしましたが、こちらの庭園の桜も被害を受けてしまい、残念なことに被害から復興するのに2~3年かかるとのことで、しばらくは見学ができないことになりました。また見事な桜を見せていただける日が来ることを楽しみに待ちたいと思います。
公式サイトはこちらから。
※過去の記事はこちらから。2019年/