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平野神社 京都のお花見発祥の地

平野神社発祥で早咲きの「魁(さきがけ)桜」が咲くと都のお花見が始まるといわれるほどの桜の名所です。

平野神社のみどころ

元は平城京の宮中に祀られていたものを、平安京遷都に伴いこの地に遷座したもので、
当初は現在の京都御所とほぼ同じ大きさがありました。
延喜式によれば全国唯一の皇太子御親祭(皇太子が自ら神を祀り、御告げ文を奏上する祭儀)
が定められた神社です。
平安時代中期には二十二社(神社の神格の一つ)の一つとして、
伊勢・石清水・賀茂(上・下)・松尾に次いで五番目に列せられています。

臣籍降下(皇族が姓を賜り臣下になること)の制度が定まると、
源氏や平氏をはじめ、高階・大江・中原・清原・秋篠氏など
天皇外戚の氏神として尊崇され、天皇の行幸も数多く行われました。
中世以降は荒廃していたものを、江戸時代に平氏嫡流の公卿・西洞院時慶によって再興が図られ、
現在の本殿が復興されました。
本殿(国の重文)は東向きの「比翼春日造り」または「平野造り」と呼ばれる
二殿一体となった二棟が南北に建ち
北から
今木皇大神(いまきすめおおかみ) 源気新生・活力生成の神
久度大神(くどのおおかみ)          竃の神・生活安泰の神
古開大神(ふるあきのおおかみ)    邪気を振り開く平安の神
比賣大神(ひめおおかみ)             生産力の神
が祀られています。

拝殿は東福門院(御水尾天皇中宮・徳川秀忠の娘)の寄進によるもので、
内部の三十六歌仙は近衞基熙(このえもとひろ)の書・
海北友雪(かいほうゆうせつ)の画で京都府指定文化財です。

南門は江戸時代に御所の旧門を下賜されたもので、元は大鳥居の位置にあったものが移築されました。
摂社には縣(あがた)神社があり、末社として春日社・住吉社・蛭子社・八幡社、
参道には出世引導稲荷・猿田彦社があります。

桜の名所

御神紋に桜が使われるほど、平野神社といえば桜です。
この神社発祥で早咲きの「魁(さきがけ)桜」が咲くと都のお花見が始まるといわれます。
平安時代より植樹され始めた桜は現在では約60種類400本。
珍しい品種が多く、約1か月半もの長い間お花見が楽しめます。
花山天皇が桜の季節にお祭りを行ったため、名所になったとも、
天皇自らがお手植えをして桜の名所にしたともいわれ、
毎年4月10日に行われる「桜花祭」では、花山天皇陵に参拝し、神幸列発輿祭が斎行され、
約200名の時代行列が氏子地域を巡行します。

長い間貴族の間での楽しみとなっていましたが、
江戸時代になると庶民にも夜桜が解放されるようになり、
「平野の夜桜」は今では観桜期(3月下旬~4月の下旬)には
出店やコンサートなども行われる京都の春の風物詩になっています。
趣のあるぼんぼりの優しい光で照らされた夜桜で、
しっとり京都のお花見を楽しんでみてはいかがでしょうか?

JR京都駅からのアクセス

・市バス205(金閣寺・北大路バスターミナル行き)で「衣笠校前」下車して徒歩3分ほど

・市バス50系統(二条城 北野天満宮 立命館大学行き)で「衣笠校前」下車して徒歩3分ほど

拝観時間

6:00~17:00(夜桜の季節には日没~21:00頃まで)
御祈祷時間などはお問い合わせください(075-461-4450)

平野神社の周辺地図

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