京都奈良の仏像、特別公開特別拝観とアクセス方法

京都奈良旅行-公共交通機関と徒歩でアクセス-

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2019年 春 京都で特別公開のある寺社一覧

更新日:

京都では春になると多くの寺社で特別公開が行われます。3月中旬~5月のゴールデンウィーク頃にかけて行われるところが多く、梅や桜の名所ではお花見の観光客でたいへんにぎわいます。このサイトでは基本移動は京都駅から公共交通機関、特にバスでのご案内を多くしていますが、この季節は電車や地下鉄を使った方が移動が早かったりします。また時間が許せばのんびり散策を楽しみながら徒歩での移動をお勧めします。

春の特別公開

一斉に非公開文化財を公開する「京都非公開文化財特別公開」とは別に、京都では多くの寺社で寺宝・社宝の特別公開を定期的に行っています。通年で拝観できる寺社でも、いつもは非公開の場所が公開されたり、さまざまなテーマに沿って企画展を行ったり、何度訪れても違った発見のできるチャンスです。
また特別公開ではありませんが3月からは嵐山でトロッコ列車の運行がはじまります。心地良い風を感じながら保津川沿いの景色を楽しめるほか「あつめて!全国鉄道むすめ巡り」のスタンプラリーに参加されているようですので、興味のある方は公式サイトからご確認ください。3月10日からは保津川下りの定期船も運行されます。寒い冬が終わり蒸し暑い夏が来るまでの爽やかな季節をぜひ京都でお過ごしくださいませ。
同時期に行われる
桜祭りや桜のライトアップなどお花見行事はこちら
2019年「春季京都非公開文化財特別公開」はこちらでご紹介しています。

下記の表は開催予定日順に掲載しています。期間中でもお寺の行事等で拝観休止の日があったりしますのでご容赦ください。

追記:東寺の東京国立博物館で開催されている特別展情報を更新しました。

3月8日
~5月6日
高台寺
春の特別展
夜間特別拝観
9:00~22:00(21:30受付終了)日没後にはライトアップが行われます。
大人600円/中高生250円
(高台寺・圓徳院・掌美術館共通)900円
特別展は女流作家「山岸泉琳」の作品展が行われます。
また教科ホールではアンドロイド観音による法話が行われます。
高台寺は豊臣秀吉の正妻・北政所(ねね)が秀吉の菩提を弔うために創建したお寺です。ねねの眠る霊屋(おたまや)は見事な高台寺蒔絵で装飾されています。
3月8日
~5月6日
圓徳院
春の特別展
夜間特別拝観
10:00~22:00(21:30受付終了)日没後にはライトアップが行われます。
大人500円/中高生200円
(高台寺・圓徳院・掌美術館共通)900円
特別展は「禅中寺体験ことはじめ」
圓徳院は北政所(ねね)終焉の地で、秀吉の出世守り本尊「三面大黒天」をお祀りしています(毎月3日は縁日で法要が行われています)。写経や写仏・抹茶のお点前などを体験できます。
3月8日
~5月6日
高台寺「掌美術館」
春の特別展
夜間特別拝観
9:30~~22:00(21:30受付終了)
大人300円
(高台寺・圓徳院・掌美術館共通)900円
特別展は「豊臣の肖像」豊臣の人々の肖像画や高台寺蒔絵などの工芸品が公開されます。
3月15日
~5月13日
大覚寺
春季名宝展
9:00~17:00(16:30受付終了)
大人800円・小中学生600円(参拝料含む)
特別展は奉祝・皇位継承記念「天皇と大覚寺」歴代天皇の宸翰(しんかん・直筆の文書)や肖像画の特別公開のほか2組の五大明王像など密教彫刻が一堂に会します。
また2018年60年に一度しか開封されない嵯峨天皇宸筆の般若心経が公開されましたが、その際に復元模写されたものが今回公開されます。
期間中に限定御朱印「五大明王・五覚院」が授与されます(1000円)
3月15日
~5月6日
平岡八幡宮
花の天井
10:00~16:00(15:30受付終了)
800円(大福茶つき)
本殿内陣の「花の天井」が宮司さんの講話とともに公開されます。期間中~4月7日までは「椿を愛でる会」が行われます。願い事をすると白玉椿が一夜にして咲き、願いが叶ったという故事にある樹齢200年ほどの白玉椿をはじめ約200種の椿が境内を彩ります。
3月16日
~5月6日
銀閣寺
春の特別公開
※4月14日13:30・4月25日13:30・4月27日10:00の回は休止予定
10:00~15:30
(10:00~・11:00~・12:00~・13:30~・14:30~・15:30~各先着20名ずつ)
特別拝観料1000円(別途入山料500円)
東求堂にて1時間前から受付開始で当日申し込み順の20名ごとに、ガイドの案内による拝観で所要時間約30分。自由に拝観はできません
通常非公開の本堂・東求堂(国宝)・弄清亭(ろうせいてい)などが公開されます。
3月16日
~5月19日
弘源寺(天龍寺塔頭)
春の特別拝観
9:00~17:00
大人500円/小人300円
(宝厳院共通)900円
枯山水庭園「虎嘯の庭(こしょうのにわ)」や毘沙門天立像、竹内栖鳳とその一門の日本画の公開などが行われます。
3月16日
~6月30日
宝厳院(天龍寺塔頭)
春の特別拝観
9:00~17:00(本堂襖絵は16:30受付終了)
庭園拝観料 500円 本堂拝観料500円
(弘源寺共通)900円
嵐山を借景にした回遊式山水庭園「獅子吼の庭」や「風河燦燦三三自在」(田村能里子筆の襖絵)が公開されます。足利尊氏が祀ったといわれる地蔵菩薩を所蔵しています。
3月16日
~6月9日
大徳寺 興臨院 10:00~16:30(受付終了)
大人600円/中高生400円/小学生(保護者同伴)300円
加賀前田家ゆかりのお寺です。前田利家が屋根の補修を行った本堂や、昭和の小堀遠州といわれた中根金作が復元した方丈庭園や古田織部好みの茶室「涵虚亭(かんきょてい)」が公開されます。(茶面といわれる大徳寺には20を超える塔頭寺院に47もの茶室があります)
3月20日(春分の日)~5月5日の間の土日祝 青蓮院門跡院
茶室「好文亭」公開
※4月30日/5月1日・2日は 公開休止
10:00~15:30
1000円(抹茶または煎茶のお点前・お菓子付き)
※拝観料が別途必要です(大人500円/中高生400円/小学生200円)
好文亭は江戸時代・天明の大火で御所が火災にあった際に後桜町上皇が避難され、御学問所として使用された建物でしたが、のちに放火により焼失。現在の建物は忠実に再現されたものです。
3月20日
~5月15日
醍醐寺
春期霊宝館特別展
※4月18日・19日・25日・26日は平成館は休館
9:00~17:00(三宝院は15:00まで)
(拝観券の発券は終了1時間前まで・拝観受け付けは終了30分前まで)
三宝院・霊宝館・伽藍(下醍醐エリア共通)
大人1500円 中高生1000円 小学生以下無料
3月20日~4月26日「醍醐寺の阿弥陀信仰」
4月27日~5月15日「皇室と醍醐寺」展示内容は公式サイトをご覧ください
※桜の季節ですので境内は大変にぎわいます。
3月20日
~5月25日
東寺
春期宝物館特別公開
(公開日によって料金が異なりますのでご注意ください)

 

宝物館・観智院は9:00~17:00(16:30受付終了)
(金堂・講堂・五重塔は8:00~)
宝物館展示は「東寺文書をまもり伝えるーかたちと保存ー」

3月20日~4月25日

金堂・講堂/大人500円・高校生400円・中学生以下300円
宝物館/高校生以上500円・中学生以下300円
観智院/高校生以上500円・中学生以下300円
※全部共通で高校生以上1000円・中学生以下500円

4月26日~5月25日

(五重塔初層内部特別公開期間のため拝観料が異なります)
金堂・講堂・五重塔/大人800円・高校生700円・中学生以下500円
宝物館/高校生以上500円・中学生以下300円
観智院/高校生以上500円・中学生以下300円
※全部共通で高校生以上1300円・中学生以下800円

3月16日~4月14日
不二桜のライトアップ
18:30~21:30(21:00受付終了)
高校生以上500円・中学生以下300円
3月26日
~6月2日

東寺

東京国立博物館で特別展のため、講堂の多くの仏様は出張中です。

3月26日~6月2日まで東京国立博物館で特別展「国宝 東寺 空海と仏像曼荼羅」が開催されています。講堂からはイケメン帝釈天騎象をはじめ15体もの仏像が公開されます(講堂でお留守番は大日如来・金剛波羅蜜多菩薩・不動明王(五智如来・五大菩薩・五大明王・それぞれの中尊)と梵天・広目天・多聞天です)。ほかにも兜跋毘沙門天像・両界曼荼羅図・十二天屏風図などなど、多くの国宝・重要文化財が公開されます。

なお期間中は展示入れ替えもありますので、公開される目録を公式サイトでご確認ください。

関東圏の方にはうれしい特別展ですが、 残念ながらこの期間中、講堂では立体曼荼羅群にお会いできないということです。

3月21日
~4月7日
霊鑑寺
春の特別公開
10:00~16:00
大人600円・小学生300円
代々皇女の方々が住職を務められた尼門跡寺院で、通常非公開ですが春と秋のみ公開されます。皇室ゆかりの品々をはじめ、書院には狩野派筆の障壁画「四季花鳥図」、本堂には如意輪観音像を安置しています。椿の名所としても知られ、庭内には日光椿(じっこうつばき・京都市指定天然記念物)をはじめ、散椿・黒椿・白玉椿・有楽椿など30種以上の椿が植えられています。
3月23日
~5月19日
大徳寺 黄梅院
春季特別公開
10:00~16:00(受付終了)
大人800円・中高生400円・小学生以下無料(保護者同伴)
千利休作庭の「直中庭」や利休の師である武野紹鷗(たけの じょうおう)好みの茶室「昨夢軒」が公開されます。織田信長が父の菩提を弔うために建てた小庵が元の寺院で、秀吉が増築し、小早川隆景が庫裏・客殿などを寄進、加藤清正が釣鐘を献上するなど当時の戦国武将や文化人にゆかりが深く、庫裏は禅宗寺院では現存最古のものと伝わります。
毛利家の御用絵師で雪舟の旧宅・雲谷庵を拝領して姓とし、後継者と位置付けられる雲谷等顔(うんこくとうがん)の障壁画(複製)も公開されます。
3月23日
~5月19日の
土日祝のみ
大徳寺 総見院
春季特別公開
※4月7日は11:30~ 5月5日は拝観休止
10:00~16:00(受付終了)
大人600円・中高生400円・小学生以下無料(保護者同伴)
豊臣秀吉が信長の菩提を弔うために創建した寺院で、寺名は信長の法号によります。等身大の木造織田信長像(国の重要文化財)、信長一族の墓碑、3つの茶室などが公開されます。表門や土塀は創建当初のもので、塀の内側にもう一つ塀がある珍しい構造です。
境内に咲く侘助椿は樹齢400年で秀吉が千利休から譲り受けたと伝わり、日本最古の胡蝶侘助とされています。
3月24日
~6月4日
相国寺
春の特別拝観
10:00~16:30(16:00受付終了)
一般800円・65歳以上と中高生700円・小学生400円
・障害のある方と介護者は1名は無料
金閣寺・銀閣寺を塔頭寺院に持つ相国寺派の大本山です。
特別公開では法堂・方丈(鳴き龍)・浴室などが公開されます。
3月26日
~4月21日
本法寺
涅槃図公開・寺宝展
10:00~16:00
1000円
通常複製が公開されている長谷川等伯筆の涅槃図が期間中は正筆が公開されます。あわせて本阿弥光悦ゆかりの寺宝なども公開されます。
3月29日
~4月7日
清水寺
夜の特別拝観
18:00~21:00(受付終了)
大人400円・小中学生200円
春と夏と秋に夜間の特別拝観が行われています。春は桜のライトアップも行われ昼間とは一味違った雰囲気の中参拝できます。
3月29日
~4月7日
青蓮院門跡
夜間の特別拝観
18:00~22:00(21:30受付終了)
大人800円・小中高生400円
春と秋に夜間の特別拝観とライトアップが行われます。
相阿弥作庭と伝わる池泉回遊式庭園や小堀遠州作と伝わる霧島の庭などが、幻想的な青い光に包まれます。
3月30日
~4月7日
安楽寺
春の特別公開
9:30~16:30
500円
桜の時期に合わせて東山を借景にした庭園や本堂・書院などが公開されます。本堂で30分おきに10分程度お寺の由来の説明が行われます。
3月30日
~4月14日
妙心寺 退蔵院
春の特別公開
9:00~17:00
大人500円・中学生以下300円・お抹茶(菓子付き500円)
「瓢鮎図」で知られる寺院です。通常非公開の本堂が解放され、音声ガイド付きで枯山水庭園「元信の庭」や枝垂桜、狩野派の襖絵などが公開されます。
4月1日
~5月10日
長楽寺
建礼門院寺宝展
9:00~17:00
大人650円・小中学生300円
平清盛の娘で安徳天皇の生母・建礼門院ゆかりの品が公開されます。
4月1日
~5月26日
仁和寺
霊宝館春季名宝展
9:00~17:00(16;30受付終了)
大人500円 中高校生300円 小学生以下無料
共通券は
4月1日~4月15日頃まで(伽藍特別入山料・御殿・霊宝館共通)1300円
4月15日頃~5月26日(御殿・霊宝館共通)800円です。
共通券での拝観は終了1時間前(16:00)までの受付になります。仁和寺では桜の時期に中門より中の境内(御室桜や五重塔のあるエリア)で伽藍特別入山料(文化財や桜の維持のため)がかかります。霊宝館や庭園のある御殿はエリア外ですので、桜は見なくても・・・という方は必要ありません。
4月1日
5月31日
清涼寺
霊宝館の特別公開
9:00~17:00
大人400円・中高生300円・小学生200円
(本堂と霊宝館共通で)大人700円・中高生500円・小学生300円
本堂に安置される御本尊は清涼寺式といわれる衣紋の美しい等身大のお釈迦さまです。体内に絹製の五臓六腑や経巻などが納められ、お釈迦様37歳時の生身の姿を伝えるといわれる仏様です。清涼寺は光源氏のモデルといわれる源融ゆかりのお寺で、霊宝館に安置される阿弥陀三尊像の中尊は源融に似せて造像したとも伝わります。ほかにも御本尊両脇侍の文殊菩薩騎獅像・普賢菩薩騎象像・十大弟子像・四天王像・兜跋毘沙門天像などがあり、2階ではご本尊に納められていた品の一部(絹製の五臓六腑複製)などが公開されています。
4月1日~7日 法然院
春季 伽藍内の特別公開
9:30~16:00
500円
中庭の三銘椿(五色散り椿・花笠椿・貴椿(あてつばき))をはじめとした椿が見ごろを迎えるころに方丈庭園や方丈襖絵などが公開されます。手水鉢には水面に椿の花が浮かべられ、阿弥陀如来像の前には来迎の際にお供をする25菩薩を表す25輪の散華が椿でされます(毎朝のお勤めで生のお花が並べられ、季節ごとに違ったお花が使われるそうです)。狩野光信の襖絵や堂本印象の障壁画を所蔵しています。山門を入って両側にある白砂檀(びゃくしゃだん)には季節に合わせた模様が描かれ、参拝者を迎えてくれます。
4月27日~5月6日 清水寺 
成就院庭園
春の特別拝観
9:00~16:00(受付終了)
幕末には月照上人や西郷隆盛など維新の志士たちの密談の場にも使われたと伝わる成就院で、「月の庭」と称され高台寺山を借景にした池泉鑑賞式庭園が毎年春と秋に公開されています(国の名勝に指定されています)。

月の庭と呼ばれる北庭には「誰が袖手水鉢」「籬島石/まがきじまいし」「蜻蛉灯籠/かげろうとうろう」「烏帽子石」「手毬灯籠」が、また西庭には三角灯籠など変わった石造物が多く配され、五葉松や侘助椿など植栽されています。

4月27日
5月4日
5月18日
大徳寺 真珠庵
座禅会
各日30名ずつの完全予約制で、座禅会が開かれます。
江戸の茶匠・金森宋和好みの茶室「庭玉軒」や、わび茶の祖といわれる村田珠光作庭の「七五三の庭」があります。ご予約はこちらから
番外編    
3月1日~ 嵯峨野トロッコ列車 嵯峨野~嵐山~保津峡駅~亀岡までの間で運行されていて、時速25㎞ほどのスピードで進み保津川沿いの渓谷の景色をのんびり楽しめます。
運行時間運行日などは嵯峨野観光鉄道公式サイトでご確認ください
3月10日~ 保津川下り 定期船 亀岡から嵐山までの保津川を約2時間かけて下ります。川沿いの渓谷美を堪能しながら川下りを楽しめます。運行時間運行日などは保津川下り公式サイトでご確認ください
3月21日~ 京都伏見
十石舟と三十石船の運行
かつて舟運で使われた十石舟を観光遊覧船として再現し、往復50分・川沿いに並ぶ酒蔵や柳並木・桜などを船上から楽しめます。
中学生以上1200円・小学生以下600円・小学生未満300円
運行時間等は伏見観光協会公式サイトでご確認ください。
3月23日
~5月6日
岡崎さくら・わかば回廊十石舟めぐり 南禅寺舟溜まりから夷川ダムまでの岡崎疏水を往復します。水上から川にかかるように咲く桜のお花見ができます。
運行時間運行日などは岡崎十石船めぐり公式サイトでご確認ください
3月23日
~5月31日
平成の伏見名水スタンプラリー 伏見にある名水をめぐってスタンプを集めます。5カ所以上で抽選に応募でき、10カ所全部集めると先着で伏見にちなんだ記念品がいただけます。
スタンプ設置場所は長建寺(閼伽水)・月桂冠大倉記念館(さかみづ)・鳥せい本店(白菊水)・御香宮(御香水)・藤森神社(不二の水)・城南宮(菊水若水)・清和荘(清和の井)・黄桜カッパカントリー(伏水)・キンシ正宗(常磐井水)・大黒寺(金運清水)です。
(御香宮神社内 伏水会075‐611‐0559)
3月28日
~6月30日
びわ湖疏水船 蹴上~山科~大津
びわ湖疏水を船で楽しめます。山科付近では桜の名所がありますので、船上からお花見が楽しめます。運行時間運行日などはびわ湖疏水船公式サイトでご確認ください

 

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