京都奈良の仏像、特別公開特別拝観とアクセス方法

京都奈良旅行-公共交通機関と徒歩でアクセス-

京都行事 京都特別拝観秘仏開帳

2019年 秋 京都で特別公開のある寺社一覧

更新日:

秋の深まりとともに京都では各寺院・神社などで秋の特別公開が行われます。
一斉に公開される非公開文化財特別公開(2019年11月1日~10日・別ページへ)のほかに各寺院で個別に開かれるものをこちらでは紹介します。
紅葉で美しく彩られた境内での散策を楽しみながら拝観するのも趣きがあります。

また夜間の特別拝観やライトアップが併せて行われるところもありますので、昼間とは違った雰囲気の堂内や境内での参拝を行うこともできます。暖かい格好でお出かけくださいませ。紅葉の名所とライトアップが行われるスポットについてはこちらのページをご覧ください。
紅葉の名所では周辺も混雑が予想されますので、時間にゆとりをもってお出かけになると良いでしょう。

山科では天皇陛下御即位記念として「京都山科非公開文化財等の特別公開(2019年11月16日~12月1日)・別ページへ」が行われます。山科の5ケ寺で通常非公開の文化財が公開されます。

各地域ごとの一覧

各地域ごとの一覧を期間の早い順に掲載していきます。
拝観時間が変更になったり、行事などで拝観休止になる場合もありますので、ご確認の上お出かけくださいませ

各スポットへのアクセス方法はこちらでご紹介しています

追記:情報を更新しました(2019年10月29日)

洛東

聖護院 9月21日~12月8日

10:00~16:00(受付終了)
大人800円/中高生・大学生600円/小学生以下無料
10月5日/10月24日~27日は拝観休止
11月29日はお寺の行事のため限定公開
他にも法務のために休止になる場合があります(075-771-1880 聖護院)

狩野派による100面に及ぶ障壁画やご本尊の「不動明王像(国の重文)」のほか、本年は天皇陛下御即位奉祝特別展示として「光格天皇親刻 阿弥陀仏」などが公開されます。
詳細は春秋京都サイトの寺院公開情報にて確認ください。

銀閣寺(慈照寺) 10月1日~12月1日

1000円(別途入山料大人500円/小中学生300円)
国宝東求堂を拝観する場合のみ1000円かかります

東求堂の特別拝観はガイド案内付きで
10:00/11:00/12:00/13:30/14:30/15:30から
各30分20名ごと(当日申し込み順)
各時間の1時間前から受付開始で10分前には本堂前に集合

通常非公開の本堂・東求堂(国宝)・弄清亭(ろうせいてい)などが春と秋に特別公開されています。

高台寺 10月25日~12月15日

9:00〜22:00(21:30受付終了)
大人600円(掌美術館共通) 中高生250円
(圓徳院・掌美術館/3か所共通は900円)

秋の特別拝観
日没後は境内がライトアップされます。

圓徳院
(高台寺塔頭)
10月25日~12月15日
(12月14日は拝観休止)

10:00~22:00(21:30受付終了)
大人500円 中高生200円
(高台寺・掌美術館/3か所共通は900円)

秋の特別展
日没後にライトアップされます

高台寺・掌美術館 10月25日~12月15日

9:30~22:00(21:30受付終了)
大人300円
高台寺共通 大人600円 中高生250円
(高台寺・圓徳院3か所共通は900円)

秋の特別展

長楽寺 10月20日~11月30日

9:00~17:00
大人650円/小中学生300円

遊行上人秘宝展
建礼門院が落飾された平家物語ゆかりのお寺です。

青蓮院
ライトアップ
10月25日~12月1日

18:00~22:00(21:30受付終了)
大人800円/小中高生400円
昼夜入れ替え制

相阿弥作と伝わる池泉回遊式庭園や小堀遠州作と伝わる霧島の庭など、青い光でライトアップされる庭園は昼間とはまた違った雰囲気が味わえます。

青蓮院 青龍殿
ライトアップ
10月25日~12月1日

17:00~21:30(21:00受付終了)
大人500円/中高生400円/小学生200円
通常拝観は9:00~17:00で昼夜入れなしでそのままライトアップを楽しめます
11月中は毎日、年間通して土・日・祭日の昼間は循環バスが運行

京都市内を一望にできる大舞台や桜や紅葉の名所として知られる庭園がライトアップされます。

青蓮院
茶室好文亭
11月1日~11月30日
の土日祝

10:00~15:30
1000円(抹茶または煎茶と菓子付)
(通常拝観料別途500円)
青蓮院の通常拝観は9:00~17:00(16:30受付終了)

「茶室好文亭」の特別公開
春と秋に茶室が特別公開されお茶席が開かれます。

真如堂(真正極楽寺)

11月1日~12月8日

15日は秘仏ご本尊の御開帳

9:00~16:00(受付15:45まで)
高校生以上1000円/中学生900円/小学生以下無料

「観経曼荼羅(かんぎょうまんだら)」の特別公開
極楽浄土の情景が金色刺繍で描かれる縦5m×横4.4mの巨大な観経曼荼羅(当麻曼荼羅とも呼ばれます)が本堂内陣との結界に吊るされ公開されます。浄土変相図で中央に阿弥陀如来、周辺には浄土のありさまが描かれています。

11月15日は5日から十日十夜行われたお十夜の結願日で、秘仏ご本尊の御開帳のほかお稚児さん・僧侶によるお練り供養、中風よけの小豆粥のお接待(有料)などがあります

東福寺 11月1日~12月上旬

8:30~16:30(16:00受付終了)
龍吟庵のみ 9:00~
通天橋・普門院庭園  大人400円 小中学生300円
方丈庭園  400円 小中学生300円
国宝 龍吟庵方丈(重森三玲作)庭園 500円

看楓特別公開
秋の紅葉の時期に毎年特別公開が行われています。

知恩院
ライトアップ
11月1日~12月1日

17:30~21:30(21:00受付終了)
大人800円/小人400円
友禅苑・三門楼上・女坂・宝佛殿のライトアップ

今年は9年ぶりになる方丈庭園の夜間拝観が行われます。

永観堂 11月6日~12月4日

9:00~17:00(受付は1時間前まで)
大人1000円/高校生以下400円

ライトアップ(昼夜入れ替え制)
17:30~21:00(受付は30分前まで)
中学生以上600円

秋の寺宝展とライトアップ

横を向いた珍しいお姿の「みかえり阿弥陀像」で知られ、「もみじの永観堂」と呼ばれる紅葉の名所で秋に行われる特別展です。
国宝の山越阿弥陀図や重要文化財に指定される二十五菩薩来迎図、當麻曼荼羅縁起など様々な寺宝が公開されます。

池泉回遊式の庭園には約3000本のもみじがあり、夜にはライトアップされた幻想的な空間を楽しめます。

金戒光明寺 11月4日~12月8日

9:00~16:30(16:00受付終了)
御影堂・大方丈・庭園 大人800円/小学生400円
山門大人800円/小学生400円
御影堂・大方丈・庭園・山門セット券 大人1400円/小学生700円
(セット券での拝観は15:15までに受付)

通常は非公開の「紫雲の庭」や山門が公開されます。
山門楼上からは市内が一望にでき、内部には釈迦三尊像や十六羅漢像が安置されるほか、天井には蟠龍図が描かれていています。
また伊藤若冲筆の屏風や法然上人ゆかりの寺宝が特別展示されます。

金戒光明寺
ライトアップ
11月4日~12月8日

17:30~21:00(20:30受付終了)
大人800円/小学生400円/幼児無料

夜間ライトアップ
(山門は夜間の特別拝観はありません)
期間中毎日、大方丈にてお琴や篠笛などの生演奏が行われます。
18:00/18:45/19:30
※期間中の金土日のみ、各日30人限定で30分早く拝観できるプレミアム拝観プラン夕食付きの拝観プランなどもあります。
詳細は金戒光明寺公式サイトでご確認ください。

戒光寺(泉涌寺塔頭) 11月9日~24日

秋の内陣特別参拝と秋の丈六市「おかげ大根」
9:00~17:00
特別拝観料500円
期間中には不動明王特別御朱印(500円)が授与されます

普段は入ることのできない内陣で丈六のお釈迦様(光背まで含め全長10mほどのお像)や、不動明王像を間近で拝せます。
この期間中には泉涌寺花めぐり(スタンプラリー)も行われ、土日祝には境内で丈六市が開かれ露店やフリーマーケットなどでにぎわいます。

また期間中のどこかの3日間(23日前後)で大根炊き「おかげ大根」が行われますので、興味のある方は戒光寺公式サイトか、075‐561‐5209/9:00~17:00戒光寺へお問い合わせください。
大根炊きは500円/各日100名限定(3日間 日時は毎年変わります)

雲龍院
(泉涌寺別院)
ライトアップ
11月中旬~11月下旬

日没~20:30(昼夜入替えなし)
(通常拝観9:00~17:00)
400円

「走る大黒天像」や「悟りの窓」で知られます。東山の奥座敷で紅葉の美しい庭園がライトアップされます。

霊鑑寺 11月16日~12月1日

10:00~16:30(16:00受付終了)
大人600円/小学生300円

谷御所・鹿ヶ谷比丘尼御所とも呼ばれる南禅寺派の門跡尼寺院で、春と秋に公開されています。
皇室ゆかりの寺宝も多く、ほかにも11代将軍・徳川家斉が寄進の如意輪観音像や狩野派の作と伝わる「四季花鳥図」を所蔵しています。
池泉鑑賞式の庭園には名椿が多く植栽されていることでも知られています。

清水寺
ライトアップ
11月16日~12月1日

17:30~21:00(受付終了)
大人400円/小中学生200円

夜間特別拝観とライトアップ
春と夏と秋に夜間の特別拝観が行われています。清水寺から放たれる青い一筋の光は、観音さまの慈悲をあらわし、紅葉のライトアップが行われる境内では昼間とは一味違った雰囲気を味わうことができます。

清水寺
成就院庭園特別公開
と夜間のライトアップ
11月18日~12月1日

9:00~16:00(受付終了)
18:00~20:30(受付終了)
大人600円/小中学生300円 (本堂拝観料別途400円)

幕末には月照上人や西郷隆盛など維新の志士たちの密談の場にも使われたと伝わる成就院で、「月の庭」と称され高台寺山を借景にした池泉鑑賞式庭園が毎年春と秋に公開されています(国の名勝)。

月の庭と呼ばれる北庭には「誰が袖手水鉢」「籬島石/まがきじまいし」「蜻蛉灯籠/かげろうとうろう」「烏帽子石」「手毬灯籠」が、また西庭には三角灯籠など変わった石造物が多く配され、五葉松や侘助椿などが植栽されています。

勝林寺
(東福寺塔頭)
11月16日~12月1日

10:00~19:00(変更の可能性あり)
大人600円/中高生300円/小学生以下無料
(スタッフの案内による説明付き)

座禅体験プラン付き
大人1500円/中高生1000円/小学生600円

秋の特別拝観
期間限定で行われている花手水で話題になっているお寺です。
新春と秋に、秘仏毘沙門天の体内仏である「毘沙門天三尊」のご開帳や平安時代の仏像などが多数公開されています。
昼夜入れ替えなしのライトアップ、特別限定御朱印授与(予定)

和中庵
(ノートルダム女学院中学高等学校)
11月22日~12月1日

10:00~16:30(16:00受付終了)
大人600円/中学生以下無料
近江商人・藤井彦四郎の邸宅として建てられた昭和初期の洋館と書院造の客殿等

メモ

天徳院(東福寺塔頭)では「紅葉を愛でる特別拝観とお食事プラン」で通常非公開の庭が鑑賞できます。
(拝観のみはできません)

11月16日~12月2日
昼食・茶席 11:00~14:00 4400円
茶席 14:00~17:00 1300円
夕食 17:00~19:00(閉門は20:30) 4400円(夕食はライトアップされた庭園を眺めながらのプランです。)

昼食・夕食は前日までの予約販売でお問い合わせは「京湯元 ハトヤ瑞鳳閣・文化交流事業部」
(075-361-8108/9:00〜18:00) 詳細はハトヤ瑞鳳閣公式サイトでご確認ください。

メモ

非公開の寺院ではありませんが、10月3日~12月1日まで大津~蹴上間でびわ湖疏水船が運行されています。
火・水曜日は運休ですがそれ以外は毎日、蹴上からは10:45~ 11:05~ 14:10~ 14:30~の一日4便で定員9名
運行料金は曜日、日時によって5000円~8000円です。詳細はびわ湖疏水船ページにてご確認ください。

洛東 秋特別公開のある寺社の地図 

洛中

龍谷ミュージアム
秋季特別展
9月21日~11月17日

10:00~17:00(16:30最終入館)
一般1200円/高校・大学生800円/小中学生400円
10月の土曜日は20:00まで(17:30最終入館)
月曜日休館(ただし9月23日・10月14日・11月4日は開館)

今期は「日本の素朴絵」をテーマにした特別展で、伊藤若冲筆「伏見人形」や尾形光琳筆「竹虎図」などが公開される予定です。
9月21日・22日・23日には各日先着100名に本展のポスターがプレゼントされます。
詳細は龍谷ミュージアム公式サイトでご確認ください。

相国寺
秋の特別公開
9月25日~12月15日

10:00~16:30(16:00受付終了)
一般・大学生800円/中高生・65歳以上700円/小学生400円

毎年春と秋に特別公開されています。
法堂(釈迦如来像・鳴き龍)・方丈・開山堂(開山堂庭園)が公開され、開山堂と庭園は秋のみ、春には開山堂の代わりに浴室が公開されます。

KYOTO NIPPON FESTIVAL
北野天満宮
10月25日~12月8日

特別鑑賞券(もみじ苑付き)
中学生以上2600円
小学生 1500円

国宝をアニメ―トする
人気イラストレーターによる現代版 北野天神縁起絵巻や初音ミク イラストコンテスト入賞作品展示 奉納など
詳しくはKYOTO NIPPON FESTIVAL公式サイトをご参照ください

真如院 10月19日・20日・26日・27日
11月1日~4日

10:00~15:00
600円

庭園の特別公開
織田信長・足利義昭旧跡。鱗石(うろこいし)を並べた独特の枯山水庭園が公開されます

北野天満宮 10月25日~12月8日
(紅葉の状況によって変動)

9:00~16:00
大人1000円 小人500円(お茶・お菓子付き)

もみじ苑(御土居)公開
11月9日~12月8日は日没後~20:00までライトアップ

京都府庁旧本館 10月26日~11月4日

10:00~17:00(一部夜間開催)
無料

京都府庁旧本館「観芸祭・かんげいさい」
日本最古の官公庁建物として国の重文に指定される旧本館で毎年秋に開催されている多彩な芸術・文化関連イベントです。
期間中様々なイベントが行われますので、詳細は京都府の公式サイトでご確認ください。

大将軍八神社 11月1日~5日

10:00~16:00
大人500円/学生300円/小学生以下無料

方徳殿の特別公開
立体星曼荼羅様に安置された80体の大将軍神像群、古天文暦道関係資料の公開

宝鏡寺(人形の寺) 10月14日

10:30~12:00
人形供養
境内無料
(人形供養祭当日の人形受付は10:00~10:30まで/供養料は3000円~)

供養のために持ち込まれた人形を人形塚に並べて、年に一度の総供養が行なわれます。
法要ののちに島原太夫の奉納舞が行なわれます。

人形の受付は年末年始を除く毎日10~15時まで受け付け/供養料は3000円~
郵送での受付もありますので、ご興味のある方は宝鏡寺公式サイトをご覧ください。

宝鏡寺(人形の寺) 11月1日~11月30日

10:00~16:00(15:30受付終了)
大人600円/小中学生300円

秋の人形展
狩野探幽筆と伝わる「秋草図」のある本堂で、普段非公開の「上段の間」が公開されます。イロハモミジの美しい庭園などがみどころです。

人形塚に供養のために持ち込まれた人形を並べて年に一度の総供養が行なわれ、島原太夫の奉納舞が行なわれます。
人形の受付は毎日、10~15時までも受け付け・人形供養は3000円~

旧三井家下鴨別邸 11月14日~12月3日

9:00~17:00(16:30受付終了)
一般900円/中高生650円/小学生450円/小学生未満無料)

1925年に三井家の木屋町別邸にあった明治期の主屋を移築したもので国の重要文化財に指定されています。増築された「玄関棟」に続く「主屋」は、南に広がる庭園と一体となった開放的な造りで、庭園には灯籠や巨石などが配され、瓢箪型の池が作られています。
通常公開されている主屋一階と庭園に加えて、主屋二階と三階望楼が特別公開されます。三階望楼は秋としては2年ぶりの公開になります。

渉成園(枳殻邸/しょうせいえん・きこくてい)
・東本願寺飛び地境内)
11月15日~12月15日

17:30~21:00(20:30受付終了)
大人500円/中高生250円/小学生以下無料(ガイドブック付き)

・秋の夜間特別公開とライトアップです。
2018年から始まった夜間の特別公開とライトアップです。今年は「日本の音」として琴や三味線の演奏が行われます。
予約限定の「案内付き拝観プラン」なども企画されていますので詳細は東本願寺公式サイトをご覧ください。(10月8日に専用サイト開設予定)

洛中 秋特別公開のある寺社の地図 

洛北

興臨院
(大徳寺塔頭)
9月7日~9月29日
10月5日~12月15日

10:00~16:30(受付終了)
大人600円/中高生400円/小学生300円(保護者同伴)
9月23日は拝観休止
12月2日~15日は16:00受付終了

加賀前田家ゆかりのお寺です。前田利家が屋根の補修を行った本堂、「昭和の小堀遠州」といわれた中根金作が復元した方丈庭園や古田織部好みの茶室「涵虚亭(かんきょてい)」が公開されます。(茶面といわれる大徳寺には20を超える塔頭寺院に47もの茶室があります)

瑠璃光院 10月1日~12月10日

10:00~17:00
2000円

「八瀬のかま風呂」の現存する希少な遺構・苔の絨毯の美しい庭園や三条実美公命名の由緒ある茶室「喜鶴亭」などが公開されます。

比叡山延暦寺
大書院
10月12日~10月31日
11月6日~12月8日

10:00~16:00(15:30受付終了)
大人・中高生1000円/小学生無料
(延暦寺諸堂巡拝料別途 大人700円/中高生500円/小学生300円)

ゲゲゲの鬼太郎と比叡山の七不思議展
通常非公開の大書院で、妖怪の日本画の公開やオリジナルグッズの販売が行われます。
また境内の7カ所を巡るスタンプラリーで記念品が贈呈されます。

黄梅院
(大徳寺塔頭)
10月5日~12月8日

10:00~16:00(受付終了)
大人800円/中高生400円/小学生以下無料(保護者同伴)
10月28日拝観休止

千利休作庭の「直中庭」や利休の師である武野紹鷗(たけの じょうおう)好みの茶室「昨夢軒」が公開されます。
織田信長が父の菩提を弔うために建てた小庵が元の寺院で、秀吉が増築し、小早川隆景が庫裏・客殿などを寄進、加藤清正が釣鐘を献上するなど当時の戦国武将や文化人にゆかりが深く、庫裏は禅宗寺院では現存最古のものと伝わります。

毛利家の御用絵師で雪舟の旧宅・雲谷庵を拝領して姓とし、後継者と位置付けられる雲谷等顔(うんこくとうがん)の障壁画(複製)も公開されます。

大徳寺 本坊 10月13日

9:30~15:00(受付終了)
大人1500円 (雨天中止)

曝涼展(ばくりょうてん/虫干し)
毎年10月の第二日曜日に虫干しを兼ねて狩野探幽筆の襖絵・長谷川等伯筆羅漢図・「雲龍図」など、約100点に及ぶ寺宝が公開されます。

総見院
(大徳寺塔頭)
10月12日~11月30日

10:00~16:00(受付終了)
大人600円/中高生400円/小学生以下無料(保護者同伴)
11月3日・11月10日は11:30~
11月21日は15:00受付終了
11月22日は拝観休止

豊臣秀吉が信長の菩提を弔うために創建した寺院で、寺名は信長の法号によります。
等身大の木造織田信長像(国の重要文化財)、信長一族の墓碑、3つの茶室などが公開されます。表門や土塀は創建当初のもので、塀の内側にもう一つ塀がある珍しい構造です。

境内にある侘助椿は樹齢400年で秀吉が千利休から譲り受けたと伝わり、日本最古の胡蝶侘助とされています。

三千院
もみじ祭
10月28日~11月28日

8:30~17:00
一般700円/中高生400円/小学生150円

秘仏金色不動明王の特別開扉
10月28日は11:00~秘仏金色不動明王御開扉護摩供が行われます。
また期間中にはお茶席(500円)が設けられます。

曼殊院門跡
ライトアップ
11月1日~11月30日

17:00~20:00(19:30受付終了)
(通常拝観は9:00~17:00)
一般600円 高校生500円 小中学生400円

夜間拝観とライトアップ
小さな桂離宮ともいわれる境内の枯山水庭園で、苔の緑・白砂・紅葉のコントラストが美しい景色が楽しめます。

大原 来迎院 11月1日~11月30日

9:00~17:00
大人500円

宝物展
声明中興の祖である聖応大師良忍上人の掛軸などを公開

宝泉院
ライトアップ
11月2日~12月1日
17:45~21:00
(20:40受付終了)

一般800円 中高生700円

秋の夜灯り
JR東海のCMでも使用された額縁庭園がライトアップされます。

狸谷不動院 11月2日~12月8日

9:00~16:00
入山料500円

秋の特別洞窟内神拝観
木食上人が300年前に洞窟内に安置したご本尊の石造不動明王像。がん封じにご利益があるとされるこのお不動様を間近でお参りさせていただけます。

木食上人が修行のために開いた修験道のお寺ですので、参拝までにはかなりの階段や坂道を上ることになります。本堂は清水寺と同様の懸けづくりで、宮本武蔵が修行をしたと伝わる滝もあります。

寂光院 11月日~11月日
(日時は確認次第掲載予定)

9:00~16:00(受付終了)
(通常拝観は~17:00まで)
300円(通常拝観料別途必要)
(通常拝観料 高校生以上600円 中学生350円 小学生100円)

地蔵菩薩立像(旧本尊・重文)の特別公開
期間限定朱印(貼り紙)500円あり

メモ

11月2日~24日に貴船界隈では「もみじ灯篭」が行われます。
叡山電車の市原~二ノ瀬駅間の約250mが「もみじのトンネル」になる時期にライトアップが行われ、電車が通過する際は車内の電気が消され、速度を落とした運転がされます(21:00頃まで)
また二ノ瀬駅や貴船口駅のもみじもライトアップされます。

期間中には石見神楽の奉納や貴船手作り市なども行われます。
付近のお店では期間限定のメニューなども多数あるようですので、
詳細は貴船もみじ灯篭公式サイトでご確認ください。

洛北 秋特別公開のある寺社の地図 

洛西

仁和寺 観音堂
秋季特別内拝
9月7日~11月24日

9:30~16:30(16:00受付終了)
一般1000円(記念品付き/御守り・散華・ポストカード)
/高校生以下無料(次世代への文化支援として)
公式ガイドブック500円・限定御朱印5躯(各500円)あり
10月10日は法要のため拝観時間が限られます

 平成の大修理が終わり観音堂修復落慶記念として、観音堂の障壁画が初公開されます。
障壁画とともに千手観音菩薩立像・二十八部衆・不動明王・降三世明王・風神雷神像、全三十三体もあわせて公開されます。

霊宝館は10月1日~11月24日までです。下記をご参照ください。

平岡八幡宮 9月13日~12月1日

10:00~16:00(15:30受付終了)
800円(宮司さんのお話と大福茶の接待付き)

弘法大師が創建したと伝わる山城の国最古の八幡宮で、通常非公開の本殿天井に描かれた極彩色の44枚の花絵が公開されます。江戸時代に綾戸鐘次郎藤原之信によって描かれたと伝わる天井画で春にも公開されています。
例年11月下旬には境内の高雄モミジもみごろを迎えます。

仁和寺 霊宝館
秋季名宝展
10月1日~11月24日

9:00~17:00(16:30受付終了)
大人500円/高校生以下無料

春と秋に公開される霊宝館での特別展示です。
創建当初から伝わり現存最古といわれる阿弥陀如来坐像(国宝)の他、毎回テーマに沿った展示が行われます。

9月7日~11月24日まで観音堂も特別公開されています。上記ご参照ください。

仁和寺 
もみじのライトアップ
10月26日~12月8日

夜間特別拝観
18:00~21:30(17:30~20:30に受付)
2000円(一部文化財保護費)/高校生以下500円

大覚寺 10月1日~10月14日

期間中諸行事により一部拝観休止や時間変更などが多く予定されています
詳細は大覚寺公式サイトをご覧ください

9:00~17:00(16:30受付終了)
大人800円/小中高生600円(下記名宝展と共通)

天皇陛下御即位奉祝特別拝観
「正宸殿御冠間」特別内拝

大覚寺
秋季名宝展
10月1日~12月2日
(11月1日~10日には非公開文化財特別公開あり)

9:00~17:00(16:30受付終了)
大人800円/小中高生600円(寺内参拝料含む)

皇室と大覚寺
秋恒例の名宝展で五大明王像や愛染明王像などが公開されます。
期間限定でカフェも出店される予定です。

11月1日~10日には「秩父宮御殿・庭湖館」が公開されます。

清涼寺
霊宝館秋季特別公開
10月1日~11月30日
9:00~17:00

本堂・霊宝館共通
一般700円/中高生500円/小学生300円

春と秋に行われている霊宝館の特別公開です。本尊釈迦如来像胎内納品(国宝)や「光源氏移し顔」といわれる阿弥陀如来像(国宝)・十大弟子像・四天王立像・文殊菩薩騎獅像・普賢菩薩騎象像・兜跋毘沙門天立像(いずれも重文)などが公開されます。

宝厳院
(天龍寺塔頭)
10月5日~12月8日

9:00~17:00(本堂16:30受付終了・庭園16:45受付終了)

大人500円 /小中学生300円(弘源寺と共通 900円)
(別途 本堂特別公開志納料 大人500円/小中学生300円)

秋の特別拝観
嵐山を借景にした回遊式山水庭園「獅子吼(ししく)の庭」・田村能里子筆の障壁画「風河燦燦三三自在(ふうがさんさん さんさんじざい)」が納められた本堂公開

期間中11月8日~12月1日まで夜間特別拝観あり(昼夜入れ替え制)。詳細は下記をご参照ください

弘源寺
(天龍寺塔頭)
10月5日~12月8日

9:00~17:00
大人500円/小人300円(宝厳院と共通 900円)

秋の特別拝観
毘沙門天立像(重文)・幕末に長州藩がつけた刀傷・枯山水庭園「虎嘯(こしょう)の庭」・竹内栖鳳、またその一門の日本画などの公開

東林院
(妙心寺塔頭)
10月11日~20日

18:00〜21:00(20:30受付終了)
500円
献灯 一灯100円

「梵燈のあかりに親しむ会」
約600本ものロウソクを用いた梵燈(灯り瓦)の明かりが揺らめくなか、方丈や「蓬莱の庭」を拝観できます。ロウソクのみで照らされた空間で心静かに過ごすことができます。

東林院は通常宿坊として宿泊できます(075-463-1334)

神護寺 10月12日~14日

10:00~15:00
500円 (通常拝観料別途600円)

多宝塔にて五大虚空蔵菩薩の祈願法要と特別公開

神護寺 11月1日~7日

9:00~16:00
500円 (通常拝観料別途600円)

大師堂にて板彫の弘法大師像(重文)が公開されます

轉法輪寺(てんぽうりんじ) 10月18日~11月24日

10:00~16:00
大人300円/中高生100円
期間中の毎日11:00~/13:00~/15:00~、木魚念仏体験と法話が毎日行われます
(法務によって拝観休止の場合あり)

「京都一の大佛まさと超巨大木魚」
約120cmの巨大木魚をはじめ、髑髏型・蓮華型・黒檀材・一匹型・魚版など様々な木魚を実際に叩かせていただけます。

ご本尊の阿弥陀如来坐像は木像仏としては京都一の大きさです。日本で5体だけの裸形阿弥陀如来立像や竜宮城を彷彿とさせる楼門、等身大の涅槃図(約5.3×3.9m)などを所蔵しています。

特別御朱印の授与あります。

宝厳院
(天龍寺塔頭)
ライトアップ
11月8日〜12月1日

17:30~20:30(本堂20:00受付終了・庭園20:15受付終了)
大人600円/小中学生300円
(別途 本堂特別公開志納料 大人500円 小中学生300円)

秋の夜間特別拝観(昼夜入れ替え制)
ライトアップされた嵐山を借景にした回遊式山水庭園「獅子吼(ししく)の庭」と田村能里子筆の障壁画「風河燦燦三三自在(ふうがさんさん さんさんじざい)」が納められた本堂公開

妙心寺 大雄院
秋の特別拝観
11月15日~12月1日

10:00~16:00(受付終了)
600円

江戸から明治にかけて活躍した蒔絵師・日本画家の柴田是真(しばたぜしん)による、72面におよぶ障壁画が公開されます。
また明治宮殿(かつて皇室の中心的な施設で戦災で焼失)にあった、花の丸大天井に描かれていた100種以上に及ぶ花の画を襖絵として復活させるプロジェクトが進行中です。
今も残る柴田是真による下絵をもとに、日本で唯一の宮絵師・安川如風氏によって色鮮やかに描かれた襖絵14面が併せて公開されます。

浄住寺 11月17日~12月2日

9:00~16:30(16:00受付終了)
大人600円・小学生300円

秋の特別公開
黄檗建築と紅葉のトンネルがみどころで、狩野永岳筆の衝立「雲龍図(うんりゅうず)」などが公開されます。

直指庵 11月~12月 秋の阿弥陀堂特別公開/2018年は行われませんでした。
2019年は未定。詳細は直指庵公式ブログにてご確認ください。
善峯寺 10月/11月の土日祝
11月9日~12月1日は毎日

秋季文殊寺宝館開館
9:00~16:30(16:00受付終了)
入山料大人500円/高校生300円/小中学生200円
(通常入山料のみ)

「皇室と善峯寺との関わり」と題し、皇室ゆかりの寺宝が公開されます。
展示内容は善峯寺公式サイトでご確認ください

洛西 秋特別公開のある寺社の地図 

洛南・宇治

山科(安祥寺・勧修寺・隨心院・毘沙門堂・本圀寺) 11月16日~12月1日

京都山科非公開文化財等の特別公開
別ページでご紹介してますのでこのページ上部にあるリンクからそちらをご参照ください。

醍醐寺 10月15日~12月10日

9:00~17:00
(12月2日~16:30まで
拝観受付終了は閉門1時間前、入館は閉館30分前まで)
共通拝観券(三宝院・霊宝館・伽藍)
大人1500円/中高生1000円/小学生以下無料

霊宝館 秋季特別公開
上醍醐薬師堂ご本尊 薬師如来三尊像(国宝)・上醍醐五大堂に祀られていた五大明王像(重文)をはじめ、国宝・重要文化財だけでも7万5千点余りを有する醍醐寺で、テーマに沿った特別展が春と秋に行われています。

一部でチョッパーと話題の大威徳明王を背にする水牛もこちらの仏像(霊宝館・仏像棟)です。

毎年11月中旬からは夜間特別拝観とライトアップが行われています。下記参照。

醍醐寺三宝院 10月15日~12月1日

9:00~16:00(15:30受付終了)
500円

三宝院特別拝観
三宝院内の通常非公開エリア(弥勒堂・純浄観・奥宸殿)が公開されます。
醍醐寺三宝院公式サイトで非公開エリアの確認ができます。

東寺
宝物館
秋季特別公開
9月20日~11月25日

9:00~17:00(16:30受付終了)

9月20日~10月25日
金堂・講堂 大人500円 高校生400円 中学生以下300円
宝物館 高校生以上500円 中学生以下300円
観智院 高校生以上500円 中学生以下300円
共通券 高校生以上1000円 中学生以下500円

10月26日~11月25日
五重塔初層内部・金堂・講堂 大人800円 高校生700円 中学生以下500円
宝物館 高校生以上500円 中学生以下300円
観智院 高校生以上500円 中学生以下300円
共通券 高校生以上1300円 中学生以下800円

東寺
五重塔
初層特別公開
10月26日~12月8日

8:00~17:00(16:30受付終了)
10月26日~11月25日
五重塔初層内部・金堂・講堂 大人800円 高校生700円 中学生以下500円
宝物館 高校生以上500円 中学生以下300円
観智院 高校生以上500円 中学生以下300円
共通券 高校生以上1300円 中学生以下800円

11月26日~12月8日
五重塔初層内部・金堂・講堂 大人800円 高校生700円 中学生以下500円
観智院 高校生以上500円 中学生以下300円
共通券 高校生以上1000円 中学生以下600円

東寺
講堂「立体曼荼羅世界に入る」
10月26日~12月8日

8:00~17:00(16:30受付終了)
上記の拝観料をご参照してください

須弥壇の北側(裏側)を特別公開。ぐるりと周回し立体曼荼羅を後ろ側から拝観できます。

東寺
「紅葉ライトアップと金堂・講堂夜間特別拝観」
10月26日~12月8日 18:30~21:30(21:00受付終了)
高校生以上1000円 中学生以下500円
隨心院
夜間特別拝観
11月11日~12月10日

18:00~20:30
700円(夜間のみ)

夜間特別拝観とライトアップ
小野小町ゆかりの寺院で、毎年この時期に夜間の特別拝観と庭園のライトアップが行われます。

醍醐寺
秋季夜間特別拝観
11月15日~12月初旬

18:00~20:50(20:10受付終了)
1000円

2011年から毎年行われています。
期間中にはコンサートや声明公演なども行われ、記念品のついた特別拝観券なども販売されています。
こちらは予定ですので詳細は醍醐寺公式サイトでご確認ください。

平等院鳳凰堂
秋の夜間特別拝観
「瑞光照歓ー錦秋のあかりー」

11月16日~12月1日の金土日祝

18:00~20:30(20:15)
中学生以上1000円(小学生以下無料)
昼夜入れ替え制

約200本の紅葉と鳳凰堂のライトアップが行われます。光に照らされ浮かび上がる紅葉とお堂が阿字池に映り幻想的な極楽浄土が出現します。

鳳凰堂内部の拝観はできませんが、庭園・ミュージアム鳳翔館・茶房藤花は公開されます。
入場時の混雑を避けるには日中に夜間拝観券は購入し、19:00頃入場するのが良いようです(公式サイトより)

醍醐寺・隨心院へのアクセスはJR京都駅から山科・醍醐の名所旧跡へページをご覧ください。

洛南 秋特別公開のある寺社の地図 

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