秋にはあちらこちらが赤や黄色に染まり紅葉を楽しみに多くの観光客が訪れる京都ですが、近年境内や山々を緑に染める「青もみじ」が注目されています。
桜の季節が終わり若葉が芽吹く初夏の爽やかな時期に、紅葉前の青々としたカエデの葉が風情ある街並みを演出してくれます。蒸し暑い夏が始まる前の清々しいこの季節、軽装にもなり散策するにはもってこいです。
地域別一覧
通常拝観の他に特別公開を行ったり、ライトアップを行う寺院などもありますのでこちらでは地域別に一覧でご紹介してゆきます。秋に紅葉の名所として人気のスポットはそのまま青もみじの名所でもありますので、初夏にもう一度訪れてみるとまた違った発見があるかもしれません。
またJR東海さんで募集しているツアー参加者限定の、御朱印が授与されるイベント(4月15日~9月30日)に参加されている寺社もありますので興味のある方は公式サイトからご確認ください。
※ゴールデンウィーク中には春期京都非公開文化財特別公開や、
3月~5月・6月にかけては春の特別公開も行われていますのでそちらのページもご覧ください。
洛北
貴船神社 ライトアップ |
5月3日~6日のゴールデンウィーク期間と5月中の土日 |
夕ぐれ~20:00 境内自由 貴船一帯には約3000本のカエデがあり、境内までの80段ほどの階段両脇に並んだ朱色の灯籠と緑がライトアップによって美しく浮かび上がります。 ※叡山電鉄では5月中の土日祝に二ノ瀬駅と鞍馬口駅でライトアップが行われ、メープルグリーンに塗装された展望列車「きらら」が運行されます。 |
実相院門跡 |
通常拝観と 7月1日 |
9:00~17:00(不定休) 大人500円・小中学生250円 磨き上げられた床に映った「床もみじ」で知られ、青もみじの季節は「床みどり」として公開されています(撮影不可)。岩倉門跡とも呼ばれる天台宗の門跡寺院で、正面の四脚門・御車寄・客殿は御所より移築されたもので、御水尾天皇ご宸筆「忍」の掛け軸や狩野派の襖絵、ご本尊不動明王立像などの寺宝を有します。枯山水と池泉回遊式庭園の2つの庭があり、桜の名所でもあります。 ※こちらの石庭は代々小川治兵衛(7代目は南禅寺の別荘群など、国の名勝を多く作庭したことで知られます)を継ぐ「植治」さん監修で、市民参加で作られています。 |
三千院 | 通常拝観 |
9:00~17:00 一般700円・中高生400円・小学生150円 池泉回遊式・池泉鑑賞式庭園もあり、美しい苔でも知られます。6月中旬にはあじさい苑で約1000株のアジサイが咲きます。 |
蓮華寺 | 通常拝観 |
9:00~17:00 高校生以上400円 元は洛中にありましたが応仁の乱で荒廃していたものを、加賀藩の家老だった今枝近義が祖父の菩提を弔うためにこの地に再興したと伝わります。その際狩野探幽・木下順庵・隠元禅師・石山丈山など当代の文化人が協力したといわれます |
曼殊院門跡 | 通常拝観 |
9:00~17:00(16:30受付終了) 一般600円・高校生500円・小中学生400円 天台宗五箇室門跡の一つです。枯山水の庭園を含む境内全てが国の名勝に指定され「小さな桂離宮」と呼ばれています。白砂敷の中に展開される庭園には樹齢400年の五葉松と曼殊院型キリシタン灯籠・フクロウの彫刻が施された梟の手水鉢などもあり、5月の初めに深紅の花を咲かせる霧島つつじの名所としても知られます。 |
圓光寺 | 通常拝観 |
9:00~17:00 大人500円・中高生400円・小学生300円 徳川家康が伏見に学問所として建立したのがはじまりの寺院です。ご本尊の千手観音像は運慶作と伝わり、境内には苔ともみじで名高い「土牛之庭」・岩倉具視の作った茶室「待月庵」・圓光寺型と呼ばれる「水琴窟」・竹林や東照宮・平成につくられた奔龍庭などがあります。土牛之庭にある栖龍池(せいりゅうち) は洛北最古の泉水といわれ、東照宮からは洛北が一望にできます。日本最古の木活字(国の重文)やこちらの竹林をよく訪れた円山応挙の「雨竹風竹林屏風図(国の重文)」などを所蔵しています。 |
詩仙堂 丈山寺 |
通常拝観と 5月25日 |
9:00~17:00(16:45受付終了) 大人500円・高校生400円・小中学生200円 江戸時代の武将で文人だった石川丈山が隠棲するために造営した山荘跡で、正式には「凹凸窠(おうとつか)」と言い、狩野探幽の描いた中国の詩仙36人の肖像画に各詩人の詩を丈山自らが書いて四方の間に掲げた「詩仙の間」から詩仙堂と呼ばれています。僧都(ししおどし)の音の響く庭は、中国の山水画をもとに丈山自らが手掛けたといわれる唐様の庭園で、美しく刈り込まれたサツキが有名です。また四季折々に美しく咲く花々もみどころです。 |
瑠璃光院 | 4月15日 ~6月30日 春の特別拝観 |
10:00~17:00 2000円 通常非公開の寺院で春と秋だけ特別公開され、比叡山へ至るケーブル鉄道「八瀬駅」近くにあります。八瀬とは「矢背」とも記され、壬申の乱で背中に矢傷を負われた大海人皇子(天武天皇)がこの地にのがれてきたおり、村人が土のむろを作って温め、傷の治療をしたと伝わります。蒸し風呂の原型ともいわれ当院でも「八瀬のかま風呂」として残されています。高貴な方々や武士が湯治に訪れ、三条実美が「喜鶴亭」と名付けた茶室もあります。 境内に至る参道には100種を超えるカエデが植えられ、「瑠璃の庭」では数十種の苔が美しい絨毯を作り、春には緑色に・秋には赤く書院の床を染め上げます。京の数寄屋建築の名人といわれる中村外二の建築と、桜守で知られる佐野藤右衛門一門の築庭で日本情緒あふれる名所として、囲碁本因坊位の対戦に使用されたことでも知られます。 |
比叡山延暦寺 | 4月27日 ~5月6日 |
10:00~16:00 西塔地域にて「比叡のさくらと青もみじ」開催 通常非公開のお堂での写経・座禅体験、無料抽選会が行われます。 座禅(40分 1000円 10:30~・11:30~・13:30~・14:30~) |
比叡山延暦寺 | 通常拝観 | 西塔地区 9:00~16:00東塔地区 8:30~16:30共通拝観(大人700円・中高生500円・小学生300円) |
常照寺 | 通常拝観 |
8:30~17:00 大人400円・小学生200円 本阿弥光悦が土地を寄進し創建された日蓮宗のお寺で、二代目吉野太夫ゆかりのお寺として知られます。桜の時期(4月第二日曜日)には吉野太夫花供養が行われ、太夫道中が鷹峯交差点辺りで見られます(お花見行事としてこちらのページでもご紹介しています)。吉野門と呼ばれる朱塗りの山門は帰依の証として太夫が寄進したもので、大丸窓(吉野窓)のある茶室「遺芳庵(いほうあん)」では毎月月釜が開かれています(ご興味のある方は公式サイトをご覧ください)。五千坪もの境内には桜の他に霧島つつじ・サツキ・あじさい・紅葉や茶花も多く植えられ四季折々に美しい花々が咲きます。 |
源光庵 | 通常拝観 |
9:00~17:00(16:30受付終了) 400円(紅葉の時期は500円) 紅葉の名所で四角い「迷いの窓」と丸い「悟りの窓」で知られ、両窓からは四季折々に美しい庭を鑑賞できます。 |
光悦寺 | 通常拝観 |
8:00~17:00 300円(紅葉時期は400円) 本阿弥光悦が徳川家康から与えられた地に先祖供養のために位牌堂を建立したのがはじまりで、光悦の死後に日蓮宗のお寺になりました。境内へ続く細い参道は両脇に沢山のカエデが植えられ、秋には赤や黄色の美しいトンネルになり撮影スポットになっています。鷹峯の山々を借景とした回遊式の庭園には7つもの茶室があり(非公開)、菱形に組まれた垣根は「光悦垣」と呼ばれています。 |
洛東
法然院 |
6:00~16:00 本堂前までの境内は自由 |
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真如堂(真正極楽寺) |
通常拝観 本堂前外陣までは無料 |
境内自由 9:00~16:00(15:45受付終了) 大人500円・高校生300円・中学生200円・小学生以下無料(書院や「涅槃の庭」「随縁の庭」寺宝の拝観は有料です) 「正真正銘の極楽の霊地」という意味の込められた寺名で、真如堂は本堂を表す通称です。ご本尊は慈覚大師円仁作と伝わる「うなずきの弥陀」と呼ばれ特に女性を救ってくれるとして信仰されています(11月15日のみ開帳)。紅葉の名所として知られますが桜など一年を通して季節の花々が境内を彩ります。 |
永観堂 | 通常拝観 |
9:00~17:00(16:00受付終了) 一般600円・小中高生400円 いわずと知れた「もみじの永観堂」です。秋の紅葉時期には寺宝展が行われ、国宝の山越阿弥陀図などが公開されますが、それ以外の通常拝観では「みかえり阿弥陀像」(国の重文)や長谷川等伯筆と伝わる「竹虎図」などが公開されています。 |
南禅寺 | 通常拝観 |
境内自由 8:40~17:00 方丈庭園や三門は有料 境内には「絶景かな~」で有名な三門や水路閣があり、桜と紅葉の名所として知られています。天授庵では秋にライトアップが行われています。 |
青蓮院門跡 | 通常拝観 |
9:00~17:00(16:30受付終了) 大人500円 中高生400円 小学生200円 青もみじも季節には春の夜間特別公開が行われライトアップなども行なわれます。また茶室「好文亭」でお点前なども楽しめます。 |
高台寺 と圓徳院 |
通常拝観 |
9:00〜17:30(17:00受付終了) 大人600円/中高生250円 塔頭の圓徳院とともに紅葉の名所です。高台寺には小堀遠州が手掛けたといわれる庭園(国の史跡・名勝)があり至る所に楓が植えられ秋には境内を赤く染めます。初夏には偃月池越しに臥龍廊を包むように美しい青もみじが鑑賞できます。 圓徳院の北庭は伏見城にあった北政所化粧御殿の前庭を移したもので、こちらは小堀遠州が手直ししたと伝わり国の名勝に指定されています。 |
清水寺 | 通常拝観 |
有料エリア以外は自由に拝観できます。 6:00~18:00(夏は30分閉門が延長されます) 高校生以上400円・中学生以下200円(本堂・舞台) 桜や紅葉の名所で秋には清水の舞台前に広がる錦雲渓が真っ赤に染まり、初夏には清々しい風と共に青もみじが楽しめます。 |
建仁寺 | 通常拝観 |
境内は自由 10:00~17:00(16:30受付終了) 一般500円・中高生300円・小学生200円 書院と客殿を結ぶ渡廊に囲まれた「潮音庭(ちょうおんてい)」は、平成に作られた庭ですが、中央に据えられた三尊石を囲むように苔・楓・ドウダンツツジなどが植えられ、初夏には美しい緑で彩られます。 また方丈庭園「大雄苑(だいおうえん)」は石が7・5・3のくくりで配された七五三の庭です。 もう一つ「○△ロの庭 」があり禅宗の四大思想・地水火風を 地☐、水〇、火△で表したものといわれ、木の下に○・井戸が□・庭の端が三角に少し盛られています。 |
正伝永源院 (建仁寺塔頭) |
4月12日 ~5月12日 |
10:00~17:00(16:30受付終了) 大人600円・中高生300円・小学生以下無料 織田有楽斎ゆかりの寺院です。通常非公開の寺院ですが京の冬の旅などで公開されています。池泉鑑賞式の庭園には松を中心に両脇にもみじが植えられ、有楽斎の造った国宝の茶室「如庵」が忠実に再現されています(本物は愛知県犬山市にあります)。狩野山楽筆の襖絵や元首相の細川護熙氏筆の襖絵などを所蔵していて 両襖絵を使用したオリジナル御朱印帳も販売されています。 |
毘沙門堂 | 通常拝観 |
境内自由 8:30~17:00(16:30受付終了) 山科にある桜と紅葉の名所です。 秋の紅葉の季節には勅使門前の坂道の階段が、散った紅葉で真っ赤に染まる「敷紅葉」が楽しめます。 |
洛南
東寺 | 3月20日 ~5月25日 春期宝物館特別公開 |
宝物館・観智院は9:00~17:00(16:30受付終了)(金堂・講堂・五重塔は8:00~) ※4月26日~5月25日までは五重塔初層内部が特別公開され拝観料が少し上がります。 金堂・講堂・五重塔/大人800円・高校生700円・中学生以下500円 宝物館/高校生以上500円・中学生以下300円 観智院/高校生以上500円・中学生以下300円 ※全部共通で高校生以上1300円・中学生以下800円 |
東寺 | 上記以外の通常拝観 |
境内自由 5:00開門~17:00閉門 金堂・講堂 8:00~17:00(16;30受付終了) 観智院 9:00~17:00(16;30受付終了) ※3か所共通で高校生以上800円・中学生以下500円 瓢箪池周辺にカエデがたくさん植えられていいて、池越しに五重塔・金堂・講堂などの建物と清々しい緑や花々が鑑賞できます。5月~6月にはサツキ・夏には蓮やサルスベリなども楽しめます。 講堂には弘法大師空海が作り上げた立体曼荼羅があります。金剛界五仏・金剛五菩薩・五大明王・四天王像・帝釈天・毘沙門天と21体もの仏像で曼荼羅を表現したもので、イケメンとして人気の帝釈天騎象はこちらに安置されています。金堂には薬師如来を祀り足元には十二神将が控えます |
東寺 | 3月26日~6月2日 東京国立博物館にて特別展 |
追記:3月26日~6月2日まで東京国立博物館で特別展「国宝 東寺 空海と仏像曼荼羅」が開催されています。講堂からはイケメン帝釈天騎象をはじめ15体もの仏像が公開されます(講堂でお留守番は大日如来・金剛波羅蜜多菩薩・不動明王(五智如来・五大菩薩・五大明王・それぞれの中尊)と梵天・広目天・多聞天です)。ほかにも兜跋毘沙門天像・両界曼荼羅図・十二天屏風図などなど、多くの国宝・重要文化財が公開されます。 なお期間中は展示入れ替えもありますので、公開される目録を公式サイトでご確認ください。 関東圏の方にはうれしい特別展ですが、 残念ながらこの期間中、講堂では立体曼荼羅群にお会いできないということです。 |
智積院・東福寺・泉涌寺 | 3月14日 ~5月26日 京都春の東山 三ケ寺巡り |
智積院9:00~16:00 東福寺9:00~16:30(4月~10月末) 泉涌寺9:00~16:00 オリジナル御朱印帳1200円を購入すると三ケ寺を拝観できます。(東福寺は通天橋・開山堂か本坊庭園のどちらか一方) |
智積院 | 通常拝観 |
境内自由 9:00~16:00 大人500円中高生300円小学生200円 周辺には三十三間堂や京都国立博物館など人気の観光スポットがあるのですが、こちらはちょっと穴場な感じです。大書院前の庭は国の名勝に指定されていて、縁の下に池が入り込む形で端に座って庭を眺めると、水に浮かんでいるような不思議な感覚で鑑賞できます。境内にはいたるところにカエデが植えられていますので、無料で拝観できるエリアでも十分に青もみじを堪能でき、初夏にはあじさい・夏には蓮や桔梗なども美しく咲きます。 無料エリアの明王殿には五大明王が祀られていて、堂内は薄暗いのですがなかなかに見ごたえのあるお像です。そして少し変わっているのは金堂です。ご本尊は大日如来ですが、実は地下にもう一体祀られていて、両界曼荼羅の胎蔵界・金剛界それぞれの印を結ばれています。お時間のある方は是非どうぞ。 |
東福寺 | 通常拝観 |
境内自由 9:00~16:30(16:00受付終了・4月~10月末) 有料エリアは(通天橋・開山堂と本坊庭園です) 通天橋とその周りに広がる渓谷「洗玉澗(せんぎょくかん)」は紅葉の名所として大変人気のスポットです。この渓谷にはほかに臥雲橋(がうんきょう)・偃月橋(えんげつきょう)があり「東福寺三名橋」と呼ばれています。臥雲橋からはカエデの海に浮かんだ通天橋がみられるため、紅葉の季節にはカメラを構える観光客で大変な混雑になります。 本坊には国の名勝に指定される、重森三玲作庭の「八相の庭」があります。方丈を囲むようにつくられた庭で、北斗七星を表したもの・石と苔で市松模様を表したもの・神仙思想を表したもの・サツキの刈込と石で市松模様を表したものなど、東西南北それぞれに趣のある名庭です。 |
光明院(東福寺塔頭) | 通常拝観 |
8:00~日没 300円(志納) 東福寺の塔頭寺院で南側入り口になる六波羅門から徒歩3分ほど、本坊庭園同様こちらも重森三玲の作庭で「波心庭(はしんてい)」と呼ばれます。 高台にある茶亭「蘿月庵(らげつあん)」は月に見立てられ、窓・壁・障子には月を象徴とする意匠が施されています。大小70を超える石と白砂・苔が初夏には美しい庭を演出します。春には桜が咲き、秋には紅葉が美しい穴場のスポットです。観光寺院ではないので静かに拝観させていただきましょう。 |
泉涌寺 | 通常拝観 |
9:00~17:00(16:30受付終了・3月~11月) 大人500円・中学生以下300円 御座所とは皇族が参拝される際に休憩される場所で、この建物前に広がるのが御座所庭園です。白砂と苔や木々、一見すると枯山水の庭園のようですが左側に池があり、ほとりには泉涌寺型と呼ばれる背の低い八角形の雪見灯篭があります。初夏にはカエデやサツキ・苔などで美しい緑に染まります。 |
今熊観音寺(泉涌寺塔頭) | 通常拝観 |
境内自由 8:00~17:00 泉涌寺道から続く参道にある朱塗りの「鳥居橋」付近は青もみじのトンネルになり、高台にある「医聖堂」は緑の海に浮かび上がる朱塗りの塔が美しく映えます。境内には多くカエデが植えられているので、広い境内のあちらこちらで青もみじを楽しめます。 本堂では弘法大師空海が熊野権現より授かった一寸八分の体内仏を納め、自ら彫ったと伝わる十一面観音像をご本尊とし(秘仏ですが、同じお姿の御前立が祀られています)、智証大師円仁作と伝わる不動明王像と運慶作と伝わる毘沙門天像が脇に控えます。頭の観音さまと呼ばれ頭痛やぼけ封じ・智慧授けのご利益があるとされ、枕カバーや腰紐が授与されています。ほかにも歓喜天・薬師如来・准胝観音・三面大黒天・恵比須さまが祀られています。 |
勧修寺 | 通常拝観 |
9:00~16:00 大人400円・小中学生200円 醍醐天皇が生母のために創建した寺院で、氷室池を中心とした庭園は氷池園(ひょうちえん)とも呼ばれ、春には梅や桜・初夏にはカキツバタ・花菖蒲・睡蓮・秋には紅葉などなど、一年を通じて様々な花々を楽しむことができます。 また水戸光圀寄進と伝わる灯籠は「勧修寺型灯籠」と呼ばれ、周りを囲むように生えるハイビャクシン(ヒノキ科)は樹齢750年といわれる見事な木です。 |
醍醐寺 |
通常拝観と 3月20日 |
9:00~17:00(拝観券の発券は終了1時間前まで拝観受け付けは終了30分前まで) 大人800円 中高生600円 小学生以下無料(三宝院・霊宝館・伽藍(下醍醐エリア共通) (春と秋の特別拝観時は大人1500円 中高生1000円 小学生以下無料) ※拝観料などの詳細は左記のお寺ページをクリックしていただいた先のページにて、別途ご紹介しています。 醍醐の桜で知られますが、境内には多くのカエデが植えられ、特に下醍醐の一番奥・弁天堂の周辺は、大きな池の水面に映る赤や黄色の美しい紅葉の名所でもあり、初夏には青もみじの美しいスポットです。醍醐の花見の後、紅葉狩りを楽しみにしていたものの果たせなかったといわれる秀吉が設計した三宝院庭園でも多くのカエデが植えられています。 |
酬恩庵一休寺 | 通常拝観 |
9:00~17:00(宝物殿は9:30~16:30) 中学生以上500円・小人250円 一休禅師が晩年を過ごしたお寺で御廟もあります。狩野探幽筆の襖絵や自身の頭髪と髭を植えたと伝わる一休禅師像を所蔵しています。 国の名勝に指定されている方丈庭園は石川丈山・松花堂昭乗・佐川田喜六の3名の合作、茶室・虎丘庵の庭園(こちらは通常非公開)は村田珠光作庭と伝わります。 総門をくぐると石畳の参道両脇にカエデが植えられ足元には苔がしきつめられています。境内にはほかにも桜・ツツジ・サツキ・沙羅・萩などがあり四季折々に美しい花々を楽しむことができ、京都市内からは離れた京田辺市にあるため、紅葉の穴場スポットになっています。 庫裏の売店では抹茶や善哉がいただけ、一休寺納豆の販売も行われています。また2日前までの予約で精進料理もいただけます(ご興味のある方は酬恩庵公式サイトでご確認ください)。 |
洛西(渡月橋より北)
下記にあげる神護寺(高雄山)・西明寺(槙尾山)・高山寺(栂尾山)は三尾と呼ばれる清滝川沿いにある紅葉の名所です。それぞれを歩いて巡ることもできますがどちらも山寺ですので坂や階段が多く、ひも靴と体力は必須です(笑) | ||
神護寺 | ※5月1日~5日は 宝物虫払い行事※5月13日~15日は 多宝塔五大虚空蔵菩薩像・春季御開帳 |
※宝物虫払い行事 9:00~16:00800円国宝・源頼朝画や書院の石庭「灌頂の庭」の公開など 茶室「了々軒」ではお抹茶がいただけます(有料)※多宝塔五大虚空蔵菩薩像春季御開帳 10:00~15:00500円(通常拝観料は別途) |
神護寺 | 上記以外の通常拝観 |
9:00~16:00 中学生以上600円・小学生300円 高雄にある紅葉の名所です。紅葉の時期は参道・境内が真っ赤に染まり、初夏には青々としたカエデが境内を包みます。京都駅からバスで訪れる場合は、最寄りのバス停から境内までアップダウンの激しい道を歩きますが、たどりついた先には絶景が広がります。 また境内最奥の錦雲渓では厄除けのかわらけ投げができます(素焼きの小さなお皿を谷に向かって投げます。売店がありそこで2枚100円)。常時拝観できる国宝・薬師如来立像をはじめ、毎年短い期間だけ公開される五大虚空蔵菩薩像・伝源頼朝画・板彫り弘法大師像・現存最古と伝わる大曼荼羅などなど多くの寺宝を所有しています。 ※お時間と体力のある方は、清滝川沿いのハイキングコースを清滝(嵯峨・嵐山の上流です)まで歩かれると渓谷美を堪能できますよ。途中さみしい感じの場所や足場の悪いところがありますので独り歩きはお勧めできませんが、川のせせらぎを聞きながら自然を満喫できます。歩きやすい靴でお出かけくださいませ。 |
西明寺 | 通常拝観 |
9:00~17:00 大人500円・中高生400円 春にはミツバツツジと山桜で裏山が濃いピンクに染まります。境内には数百本の高雄モミジ(イロハモミジ)が植えられ、初夏には朱色の指月橋付近で緑と赤のコントラストが美しく、また本堂の渡り廊下からは苔とともに素晴らしい景色が楽しめます。 本堂のご本尊は運慶作と伝わる像高50㎝ほどの清涼寺式の釈迦如来像(国の重文)で、脇には十一面千手観音菩薩(像高約175㎝で国の重文)と愛染明王像が祀られています。 |
高山寺 | 通常拝観 |
8:30~17:00 800円(石水院拝観)/紅葉時期は別途500円 鳥獣人物戯画で知られる紅葉の名所です。 ※2018年の台風は京都の多くの寺院で甚大な被害をもたらしましたが、こちらのお寺も200本を超える倒木などでいまだ復旧途中です。復興支援金を募っていますのでご興味のある方は高山寺公式サイトよりご確認ください。 |
祇王寺 | 通常拝観 |
9:00~17:00(16:30受付終了) 大人300円・小中学生100円(大覚寺と共通で600円・こちらは大覚寺の塔頭寺院です) 苔の美しい悲恋の寺としてしられる尼寺です。かえでや青竹も美しく、境内では小さな鉢に植えられた苔も楽しめます。 |
滝口寺 | 通常拝観 |
9:00~17:00(10~15分前に受付終了) 大人300円・中高生200円・小人50円 こちらも平家物語のゆかりのお寺で、平重盛の家来だった滝口入道と建礼門院の侍女横笛との悲恋の物語の舞台です。また新田義貞の首塚と妻の勾当内侍の供養塔もあります。 祇王寺の隣にあるお寺なのですが、勘違いしてきてしまう方がいるようで、受付で「祇王寺」ではないですよと声をかけていただいたことがあります。個人的にはこちらの方が静かで趣きもあり、秋には素晴らしい紅葉が鑑賞できてお勧めです。 |
二尊院 | 通常拝観 |
9:00~16:30 中学生以上500円小学生以下無料(ゴールデンウィーク中には茶室「御園亭」が公開されています) 総門から受付を済ませると目の前に広がるのが「紅葉の馬場」と呼ばれる紅葉の名所です。緩やかな坂と階段の両側にはカエデや桜が植えられ、春には桜・夏には新緑の緑・秋には美しい紅葉が訪れる方々を迎えてくれます。弁天堂や湛空廟周辺もカエデが多く、藤原定家の時雨亭跡と伝わる場所もあります。 極楽往生を目指す人を此岸から送る「発遺の釈迦」と、彼岸へと迎える「来迎の弥陀」の二尊(釈迦如来と阿弥陀如来)を祀ることが寺名の由来です。小倉餡発祥の地といわれ、門前にはぜんざいやお抹茶がいただける甘味処があります。 |
常寂光寺 | 通常拝観 |
9:00~17:00(16:30受付終了) 500円 境内には約200本のカエデが植えられ、春にはミツバツツジ・山桜や山野草が咲き、初夏には青もみじと苔で美しい緑に染まり、秋には紅葉で境内が彩られます。運慶作と伝わる仁王像(目と足腰の病にご利益ありと大きなわらじが奉納されています)が安置される仁王門をくぐると、男坂と呼ばれる急階段があらわれ、門も階段も青もみじで覆われています。 小倉山の中腹にあるため境内には階段が多く、展望台からは京都市内が一望にできます。 |
天龍寺 | 通常拝観 |
8:30~17:30(北門は9:00開門~17:00閉門) ※庭園(曹源池・百花苑) ※諸堂(大方丈・書院・多宝殿) ※法堂「雲竜図」特別公開(土日祝のみ) 曹源池庭園は嵐山や亀山を借景とし、約700年前の夢窓国師作庭当時の面影をとどめる国内で初の史跡・特別名勝に指定された庭園です。方丈からみた池の対岸正面には2枚の巨岩を立て、中国の登龍門の故事になぞらえた龍門の滝が表現されています。通常鯉に見立てた石(鯉魚石)は滝の下に置かれていますが、こちらの庭では滝の流れの横に置かれていて、滝を登って龍になる途中の姿を現す珍しい姿になっています。 曹源池の名称は国師が池の泥をあげたとき池中から「曹源一滴」と記した石碑が現れたところから名付けられたといわれ、秋には紅葉で美しい庭ですが初夏には池に映った緑も美しい景色が広がります。 また曹源池庭北には百花苑があります。カエデはもちろんのこと桜・ミツバツツジ・ヤマツツジ・ボケ・レンギョウ・サンシュユ・シャクナゲなどなど、花々が咲く時期にはまさに百花繚乱。曹源池とは異なる庭を堪能できます。 そのまま北門から竹林の小径へ出ると嵯峨野めぐりが楽しめます。 |
宝厳院(天龍寺塔頭) | 3月16日 〜6月30日 春の特別拝観 |
9:00~17:00(本堂襖絵は16:30受付終了) 庭園拝観料(獅子吼の庭) 本堂拝観料 嵐山を借景にした回遊式山水庭園「獅子吼の庭」にも、曹源池庭園と同じ中国の登龍門の故事になぞらえた龍門の滝が表現されています。獅子岩・碧岩・三尊石などの巨石が多く配され、宝厳院垣と呼ばれる竹の小枝を下向きに重ねた垣根や、初夏には青もみじに苔の緑が清々しい庭を演出しています。 受付前の門前にはカエデのトンネルが続き、嵐山羅漢(五百羅漢像)がズラリと並び参拝者を出迎えてくれます。 |
弘源寺 | 3月16日 〜5月19日 春の特別拝観 |
9:00~17:00 大人500円・小人300円 嵐山を借景にした枯山水庭園「虎嘯(こしょう)の庭」は桜と紅葉の名所です。幕末に長州藩がつけた刀傷も残り、毘沙門天立像(国の重文)や竹内栖鳳とその一門による日本画等が公開されます。 |
渡月橋付近 |
こちらは自由に散策しながら360度景色を堪能してくださいませ。周りの山々は新緑に染まり、川のせせらぎを間近で感じながら贅沢な時間が過ごせます。 ※ちょっとおススメは、渡月橋を南へ渡り切って西へ・千光寺へと向かう小径です。青もみじはもちろんですが保津川をさかのぼってゆくので段々と岩場なども見えてきて、1㎞も行けば千光寺(なぜか外国の方に人気のようです)入口へたどり着きます(星のやの宿の船着き場があります)。さらに階段を登った先には絶景が広がりますので、ぜひご自分の目でお確かめあれ~。 |
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大覚寺 | 3月15日 ~5月13日 春季名宝展 |
9:00~17:00(16:30受付終了) 大人800円・小中学生600円(参拝料含む) 特別展は奉祝・皇位継承記念「天皇と大覚寺」歴代天皇の宸翰(しんかん・直筆の文書)や肖像画の特別公開のほか2組の五大明王像など密教彫刻が一堂に会します。 また2018年60年に一度しか開封されない嵯峨天皇宸筆の般若心経が公開されましたが、その際に復元模写されたものが今回公開されます。 ※期間中に限定御朱印「五大明王・五覚院」が授与されます(1000円) |
上記以外の通常拝観 |
9:00~17:00(16:30受付終了) 大人500円・小中校生300円(祇王寺と共通で600円) ※大沢池 大沢池周辺は散策路が整備されていて、五大堂・心経宝塔や天神島に架かる朱塗りの橋などを対岸から眺めると、池越にすばらしい眺望が楽しめます。日本最古の林泉(林や泉水のある庭園)といわれ、五大堂から張り出した観月台からもまた違った景色が広がります。 池の北側には梅林や竹林・百人一首にも読まれた名古曽の滝跡(なこそのたきあと)などもあり、ぐるりと巡ればいろいろな表情を見せる庭を堪能できます。春には桜・夏にはハス・秋には紅葉の名所となり観月会なども盛大に催されどの季節に訪れてもここちよい時が過ごせるでしょう。 |
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清涼寺 | 4月1日 ~5月31日 霊宝館の特別公開 |
9:00~17:00 大人400円・中高生300円・小学生200円 本堂に安置される御本尊は清涼寺式といわれる衣紋の美しい等身大のお釈迦さま(国宝)で、体内に絹製の五臓六腑や経巻などが納められています。 光源氏のモデルといわれる源融ゆかりのお寺で、霊宝館に安置される阿弥陀三尊像(国宝)の中尊は源融に似せて造像されたと伝わります。 ほかにも御本尊両脇侍の文殊菩薩騎獅像・普賢菩薩騎象像・十大弟子像・四天王像・兜跋毘沙門天像などがあり、ご本尊に納められていた品の一部(絹製の五臓六腑複製)などが公開されています。 |
清涼寺 | 上記以外の通常拝観 |
境内自由 9:00~16:00 一般400円・中高生300円・小学生200円 秋には紅葉の名所として知られ、初夏には青もみじも境内を彩ります。自由に散策できる境内も十分美しいですが、有料エリアには本堂の北側・渡り廊下から池に浮かぶ弁天堂や忠霊塔周りに広がる庭と、枯山水の大方丈の前庭が観賞できます。前庭は小堀遠州作と伝わりどちらもカエデが多く初夏にも秋にも楽しめます。 ※本堂には狩野一信筆の五百羅漢図が掲げられています。芝増上寺の五百羅漢図の下絵で、ご本尊のお釈迦様よりも存在感があります。素通りするのはもったいないのでじっくりご覧くださいませ。ほかにも仏舎利塔や地蔵菩薩像、曼荼羅などなどみどころ満載です。 ※境内にはほかに一切経を納めた経堂があり、輪蔵(お経が納められた厨子が回せるようになっている)なので、これを回せばお経を読んだのと同じ功徳が得られるそうです。入口で100円を納め堂内に入ると四隅に四天王が祀られていて、中央にある輪蔵を回すには少々力が要りますが、力を込めて押すとゆっくりと回りますのでお時間のある方は是非挑戦してみてくださいませ。 ※仁王門をくぐった左手にあぶり餅がいただける甘味処「大文字屋」さんと、一切経堂の隣には湯豆腐が楽しめる「竹仙」さんが営業されています。 |
宝筐院 | 通常拝観 |
9:00~16:00 高校生以上500円・小中学生200円 (こちらのお寺は小型カメラ以外での撮影は一切禁止です。また三脚・一脚をもっていると拝観できませんのでご注意ください)(詳細は宝筐院公式サイトでご確認ください) 数々の雑誌やTVなどで取り上げられる清涼寺の西隣にある紅葉の名所として名高いお寺です。秋には真っ赤に染まる境内が初夏には緑に包まれ、苔やツツジ・草花などが白・黄色・ピンクなどの彩を添えます。足利2代将軍義詮の菩提寺でありまた生前は敵同士だった小楠公(楠木正行)の首塚と墓所が並んでいることでも知られます。 |
鹿王院 | 通常拝観 |
9:00~17:00 400円 あの金閣寺を造った足利義満が自分の長寿を願って建てた宝幢寺(ほうどうじ)が元になる禅寺です。義満直筆の扁額がかかり創建当初より唯一残る山門をくぐると、両脇に苔やカエデなどが植えられた石畳の参道が約100mにわたって続きます。日本初の平庭式の枯山水庭園として造営された庭では、客殿から舎利殿を眺めると嵐山を借景として素晴らしい景色が広がります(京都市指定名勝).。本堂には運慶作と伝わる本尊釈迦如来・十大弟子像が安置され、舎利殿で四天王に守られる厨子には仏牙舎利を収めた多宝塔が納められ、10月15日のみ開扉されています。 |
仁和寺 | 4月1日 ~5月第4日曜日 霊宝館(春季名宝展) |
9:00~17:00(16;30受付終了) 大人500円・中高校生300円・小学生以下無料 霊宝館では春と秋に創建当時のものと伝わる御本尊・阿弥陀如来像(国宝)や珍しい孔雀明王の仏画(国宝)をはじめとした多くの文化財が公開されます。 |
仁和寺 | 上記以外の通常拝観 |
桜の季節以外は境内自由 9:00~17:00(16;30受付終了) (御殿(二つの庭園)拝観)高校生以上500円・小中学生300円 背の低い御室桜で知られるお寺ですがカエデも多く植えられていて、特に五重塔や金堂付近では建物をバックに青もみじが楽しめます。また御殿内には異なる趣きの2つの庭園があり、特に北庭は池泉式の庭園で、カエデなどの木々や池・茶室「飛濤亭」越しに五重塔が望めメディアで度々取り上げられる絶景が広がります。 |
龍安寺 | 通常拝観 |
8:00~17:00(御朱印受付9:00~16:00) 高校生以上500円・小中学生300円 玉砂利のなかに配された15個の石。どこから見ても必ず隣の石に1つは隠れてしまい全部は見えないといわれる「石庭」が有名で国内外から多くの観光客が訪れるお寺です。 |
退蔵院(妙心寺塔頭) | 通常拝観 |
9:00~17:00(受付終了)休園なし 高校生以上600円・小中学生300円(小学生未満の幼児は無料、但し保護者同伴に限る) 妙心寺は40を超える塔頭寺院が境内にありますが、公開されるお寺は少なくその中でも通年拝観できるお寺で、日本最古の水墨画「瓢鮎図(ひょうねんず)」(国宝複製)で知られます。池泉回遊式庭園「余香苑」は昭和の小堀遠州といわれる中根金作によって作庭された名庭で、しだれ桜・フジ・サツキ・カエデ・ハスなどなど四季折々に移り変わる景色を楽しめます。また境内には平安神宮の孫桜も植えられています。 お茶席ではお抹茶と退蔵院オリジナルの「もちどら」がいただけます(9:30~16:30・一服500円もちどら付き)。またナマズモチーフのオリジナル土産などが多数そろっていますので、ちょっと変わった京土産がそろいます。 |
桜の季節・ハスの季節・紅葉の季節などに食事つき特別拝観 |
季節限定の特別拝観では、通常非公開の狩野元信が作庭した「元信の庭」(国の名勝史跡庭園)や隠れ茶室「囲いの席」などがお食事と案内付きで拝観させていただけます。 詳細は退蔵院の公式サイトでご確認ください。 |
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等持院 | 通常拝観 |
9:00~16:30(16:00受付終了) (方丈・霊光殿耐震工事のため、2017年6月7日より大人300円・小人 200円に参拝料が変更になっています。方丈・霊光殿は拝観できませんが、書院と庭園は通常通り拝観できます) 足利家の菩提所で、霊光殿には足利尊氏の稔侍仏だった地蔵菩薩像(伝弘法大師作)をご本尊とし歴代将軍の木造がずらりと並びます。 庭園は夢窓疎石作庭と伝わり、尊氏の墓を境に東西2つの池があり、東側は心字池を中心に池の周囲にはカエデが多く植えられています。西側の芙蓉池は方丈・書院・高台にある茶室「清漣亭(せいれんてい)」に囲まれ、それぞれから違った眺めが楽しめます。 有楽椿(うらくつばき)・サツキ・サルスベリ・ヤブツバキ・クロガネモチ・芙蓉などなど多くの木々や花々が植えられ、四季折々に美しい景色が楽しめます。かつては衣笠山を借景にした庭園で、周辺の開発によって現在は山を見ることはできませんが、それでも十分に見ごたえのあるお庭です。 参拝客は少なめなお寺ですので、お抹茶をいただきながら(9:00~16:00 抹茶500円・番茶300円)ゆっくりとお庭を眺めることができます。 |
法金剛院 | 通常拝観 |
9:00~16:00(7月~8月上旬は7:00~) 大人500円・小中高生300円 JR花園駅のすぐそばにあり、極楽浄土を表現したという庭を持つ「ハスの寺」として知られます。五位山を借景にした庭園(国の特別名勝)は昭和に復元されたもので、発掘された「青女の滝」の石組は平安時代につくられた日本初の人口の滝といわれています。滝や池の周辺にはカエデ・しだれ桜・アジサイ・ハナショウブ・菩提樹・沙羅双樹(ナツツバキ)などなど、沢山の木々や花が植えられています。 見事なしだれ桜は中興の待賢門院ゆかりの桜として「待賢門院桜」また花の色が紫色に見えることから「紫のしだれ桜」と呼ばれ、夏にはさまざまな種類のハスが境内を埋め尽し・秋には真っ赤な紅葉と四季折々に美しい、高貴な方々が思い描いた極楽を表現したお庭です。 本堂には国の重文に指定される定朝様の阿弥陀如来座像・珍しい四臂(四本の腕)の木造厨子入十一面観音坐像が祀られ、毎月23日のみ開帳される丈六の金目地蔵菩薩坐像など重要文化財の仏像を多く所蔵しています。 |
洛西(渡月橋より南)
松尾大社 | 通常拝観 |
境内自由 ・お酒の資料館(無料) 9:00~16:00(日曜祝日9:00~16:30) 非公開・重要文化財・本殿特別参拝1000円(幼稚園児以下は無料) 人気の嵐山・嵯峨野から渡月橋を南へ渡り、阪急嵐山駅から一駅にある、お酒の神様として知られています。楼門や手水舎付近にはカエデが多く、初夏には清々しい青もみじが鑑賞でき、また春から初夏にかけては約3000株のヤマブキが咲き誇ります。 有料エリアにある松風苑三庭は重森三玲作庭で、「曲水の庭」「上古の庭」「蓬莱の庭」からなります。曲水の庭は曲水の宴を思わせ、上古の庭は松尾山山上にある磐座を表現し(かつてはこちらから山上へ登拝できましたが、台風の被害によって参拝道が修復不可能になり残念ながら参拝できなくなりました)、蓬莱の庭は仙人の住む蓬莱山を表した池泉式の庭で、それぞれ違った表情を見せる名庭です。 お酒の資料館もあり、隣にある「京つけもの・もり」では漬物が、「京菓子司・松楽」では名物の酒まんじゅうなどが販売されています。またお休憩処「団ぷ鈴」ではみたらし団子やソフトクリーム、お蕎麦や霊泉「亀の井」の水を使ったお酒などがいただけます。 酒造業の方々から信仰され、境内にはこれでもか~というくらいこも樽が積まれています。樽に向けて弓矢を射る「樽うらない」があり、的になっている樽に矢が入ればキーホルダーなどがいただけます。お酒にまつわるお守りなども多くありますので、お酒好きな方は是非どうぞ。 |
地蔵院(竹の寺) | 通常拝観 |
9:00~16:30(最終入山16:15)(1月10日~2月10日の水曜日と木曜日は拝観休止) 一休禅師が出家するまでの幼少期を母と過ごした寺といわれます。苔寺行きのバスの終点に地蔵院への案内看板があり階段を登り住宅街を歩いてゆくと、右手にまるで別世界の一角が現れます。 本堂には伝教大師最澄作と伝わる延命安産の地蔵菩薩が祀られて、方丈には石で羅漢を表した十六羅漢の庭と呼ばれる枯山水の庭があり、春には椿の名所として侘助や八重咲の椿などが境内を彩ります。 |
善峯寺 | 通常拝観 |
8:00~17:00(16:45受付終了) 入山料大人500円・高校生300円・小中学生200円 3万坪にも及ぶ境内には、国の重要文化財に指定された多宝塔をはじめ20近い堂塔が建ち並び、青もみじが境内を埋め尽くします。あじさいの名所で、ほかにもしだれ桜・ツツジ・百日紅・秋明菊・紅葉などなど様々に四季を彩る「花の寺」として知られ、樹齢600年を超え、地を這うように伸びる「遊龍の松」(約全長37mの五葉松)も有名です。 境内は山の中腹にあるため斜面や階段が多いです。街中の寺院のように電車やバスでちょっとそこまで!とサクサクまわることもできません。それでも、それを補って余りあるほどの絶景が出迎えてくれること必至です。 |
十輪寺 | 5月28日 業平忌三弦法要 |
12:00~ 三弦による独特の声明法式で、舞踊の奉納や、献花などが行われ、三十六歌仙の1人だった業平を偲んで多くの俳人・歌人が集います。 |
十輪寺 | 6月第3日曜日 声明と三弦を聞く会 |
13:30~ 1000円(拝観料・テキスト代含む) 邦楽のルーツともいわれる仏教音楽「声明」を聞き、解説を受ける文化講座のような会で、参加者の声明唱和なども行われます。 |
十輪寺 | 上記以外の通常拝観 |
9:00~17:00 400円 平安時代の歌人在原業平ゆかりのお寺で、春に咲く「なりひら桜」で知られます。境内にはカエデが多く青もみじも紅葉も美しいのですが、最寄駅からのアクセスがあまり良くないため隠れた名所になっています。 高廊下・茶室・業平御殿に囲まれた庭園は「三方普感の庭(さんぽうふかんのにわ)」と呼ばれ、「立ってみる」「座ってみる」「寝てみる」と3通りの方法で眺めるとそれぞれに感じ方が異なるといわれます。 季節ごとの御朱印は手作り感満載で温かみがあります。御朱印や行事などは公式ブログで紹介されていますのでそちらをご覧ください。 |
光明寺 | 通常拝観 |
境内無料 9:00~18:00閉門(御影堂は~16:00) (秋の紅葉時期11月上旬~12月上旬にかけては500円・庭(信楽庭)の拝観はこの時期のみ) 長岡京市にある紅葉の名所として知られる、法然上人ゆかりの地で「もみじ寺」とも呼ばれます。約18000坪の境内には32もの建物が並びます。総門から続く表参道は女人坂と呼ばれるなだらかな階段で、両脇に多く植えられたカエデで初夏には緑のトンネルが出来上がります。そしてこの階段を登らずに左に折れると薬医門へと続く「もみじの参道」が、こちらもまた緑のトンネルになります。 法然上人が初めて浄土宗の教えを説いた地で、上人自作と伝わる「張子の御影」・荼毘に付した際の「火葬跡」・遺骨を納めた「廟堂」・寺名のもとになった光明を放ったという「石棺」・「袈裟掛けの松」などがあります。「頬焼けのお釈迦様」が祀られる釈迦堂前には、秋の紅葉時期のみ公開される「信楽庭」があり、白砂や苔・美しく刈り込まれた緑越しに勅使門を眺めることができます。 |
長岡天満宮 |
境内自由 9:30~16:00(御祈祷など) 境内に紅葉庭園「錦景苑」があり秋には錦に染まりライトアップされる庭が、初夏には清々しい緑で覆われます。苑にある弁天池ほとりにはこの池から引き揚げられた2体のお地蔵さまが祀られ「笠松地蔵」と呼ばれています。 菅原道真が大宰府へ左遷される際立ち寄って、都を振り返り名残を惜しんだといわれることから「見返り天神」とも呼ばれます。 水上には休憩所「六角舎」とそれに続く迷路のような木造の橋からなる「八条ヶ池ふれあい回遊のみち」が整備され、さまざまなロケなどにも使われています。 道真といえば梅と牛。もちろんこちらの天満宮でも境内にあり「梅花祭」も行われます。 |
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乙訓寺 | 通常拝観 |
8:00開門~17:00閉門(本堂拝観と御朱印は9:00~16:00) 高校生以上500円・中学生以下無料 門をくぐると参道から本堂にかけてカエデが多く植えられ、秋には赤や黄色が鮮やかに境内を彩り、初夏には青々としたカエデや弘法大師ゆかりの菩提樹・柑橘樹(みかん)、樹齢4~500年といわれるモチノキなどが境内を緑に染めます。長岡市は京都市内から少し離れているため、牡丹の時期以外は穴場のスポットです。 聖徳太子の開いた乙訓地方最古のお寺といわれます。4月下旬に咲くボタンは元は2株を本山の長谷寺(奈良・こちらも花の御寺と呼ばれています)から移し、代々の住職の尽力で今では境内に約2000株・「牡丹の寺」と呼ばれるまでになったそうです。毎年牡丹の開花時期に「ぼたん祭り」が開催されています(開花状況によって開催時期は異なりますので乙訓寺公式サイトでご確認ください)。 長岡京遷都の際に藤原種継が暗殺され、首謀者とされた早良親王が幽閉されたお寺で、弘法大師ゆかりの寺でもあります。ご本尊は八幡弘法合体大師像(首から上が八幡大菩薩・体は弘法大師の等身大の木造座像)、秘仏で33年に一度開帳される予定です(1997年に237年ぶりに御開帳され、今後は故事に基づき33年に一度(次回は2030年)公開予定。京都新聞のサイトより)。 「幽愁の毘沙門天」(国の重文)と呼ばれる毘沙門天像が安置されていますが、こちらは予約のみの拝観になります(拝観料100円・まずは075-951-5759へお問い合わせください)。年末年始・お盆期間・牡丹の開花期間は堂外からの無料拝観が行われます。 |
洛中
糺の森(下鴨神社) |
自由に散策出来ます。 下鴨神社の境内にある約36000坪の森で、縄文時代から続く太古の自然を残し瀬見の小川や奈良の小川が流れます。樹齢200年を超える樹木は600本もあり、カエデも多く青もみじももちろん楽しめます。 5月には葵祭が行われ、上賀茂神社と下鴨神社でそれぞれに祭事が行われます。(上賀茂神社のページをご参照ください) |
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京都御苑 |
自由に散策出来ます。 東西約700m・南北約1300mの広大な苑内には5万本もの樹木が茂り、ロウバイから始まり、梅・桃・桜・山吹・ツツジ・フジ・アジサイなどなど一年を通して様々な花が園内を彩ります。カエデも多く秋には紅葉の名所になります。 自由に散策出来ますがとにかく苑内が広いので、環境省公式サイトで植物の見どころが詳しく案内されていますのでご参照ください。 新装オープンした中立売休憩所ではレストランやお土産物のショップなどもあり、無料休憩スペースとしても利用できます(京都御苑公式サイト)。 |
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北野天満宮 史跡・御土居の青もみじ |
2019年は 4月20日~6月30日 |
境内自由 9:00~16:00 境内に豊臣秀吉が造った御土居(国の史跡)が残り、紅葉の名所として紅葉の時期に多くの観光客が訪れます。2015年より初夏の時期にも公開されるようになり、 |
北野天満宮 宝物殿 |
4月10日~5月30日 毎月25日 |
9:00~16:00 一般 800円・中高生 400円・子供 250円・修学旅行生250円 近年話題の鬼切丸(髭切)などの刀剣が多く展示されています。刀剣の御朱印もありますので興味のある方は是非どうぞ。 |
渉成園(枳殻邸・しょうせいえん・きこくてい) (東本願寺飛び地境内) |
通常拝観 |
3月~10月9:00~17:00(30分前に受付終了) 大人500円以上高校生以下250円以上(庭園維持寄付として志納) 京都駅から徒歩10分ほど。かつては枳殻(からたち)が生垣に植えられていたことから枳殻邸(きこくてい)とも呼ばれる東本願寺の飛び地境内で、約一万坪の土地に石川丈山が作庭したと伝わる池泉回遊式の庭園(国の名勝)は桜と紅葉の隠れた名所です。池に架かる回棹廊(かいとうろう・東福寺の通天橋を小さくしたような外観の橋で渡れます)周辺に、丹楓渓(たんぷうけい)と呼ばれるカエデが多く植えられた一角があり、対岸からは橋をバックに美しい景色が広がります。 江戸時代の儒学者・頼山陽が記した「渉成園記」では渉成園十三景として見どころが紹介され(現在に建物や庭は蛤蜊御門の変後に忠実に再建されています)、広大な園内には多くの橋や建物(建物内部は通常非公開)があり、春には傍花閣(ぼうかかく)周辺が桜に包まれ、ハスやフジなど四季折々に花々も咲き、池に映った美しい景色や京都タワーも眺めることもできます。 受付から園内に入ると突き当りにある高石垣には石臼や石橋など様々な形の石が使われていて面白く、光源氏のモデルと言われる源融(みなもとのとおる)が奥州の塩釜を模して造らせた庭のあった六条河原院の跡地ともいわれ、 供養塔や塩釜の手水鉢・塩釜の井筒なども残ります。 受付口は西側のみになりますのでお気をつけください(以前訪れたときに入口がわからず、周りをぐるぐる歩きました)。渉成園公式サイトで園内マップが公開されていますのでご参照くださいませ(2024年までは保存修復事業の途中ですので工事が行われていることもあります)。 |
神泉苑 | 5月2日~4日 神泉苑祭 |
善女龍王社拝殿に御神輿を祀り、境内には3本の剣鉾が立てられ、奉納行事が多数行われます 5月2日~4日 5月2日 5月3日 5月4日 |
神泉苑 | 通常拝観 |
8:30~20:00 境内自由 寺務所(授与所・御朱印)9:00~17:00 苑内には多くのカエデがあり、初夏には朱塗りの法成橋と青もみじのコントラストが美しく、池に映る景色も楽しめます。嵯峨天皇が日本で初めて桜の花見を行った地ともいわれ、桜の名所でもあります。 平安京造営の際に天皇の宴遊の場として造営された禁苑(天皇のための庭園)で、かつては今の15倍もの規模だったといわれ、北にある二条城の敷地は庭園の一部でした(現在の境内は国に史跡に指定されています)。 祇園祭発祥の地として、また弘法大師空海と守敏による祈雨のための法力合戦の舞台としても知られます。空海は善女龍王を勧請してみごと雨を降らせ、以来この池には善女龍王が住むとされ池の中のお社に祀られています。このお社に架かる法成橋は願いをひとつだけ念じて橋を渡り、善女龍王にお参りすれば成就する「一願成就の橋」とされています。 境内には 日本一太いうどんを使った「うどんちり」が名物の「神泉苑平八」があって、鍋や京懐石料理などがいただけます。 |
梅小路公園 | 京都駅から徒歩15分ほど。40000坪を超える広大なまさに都会のオアシスです。 2019年には園の西側に「JR梅小路京都西駅」ができましたので、京都駅からのアクセスが良くなりました 広々とした「芝生広場」・水遊びのできる「河原遊び場」・遊具のある「すざくゆめ広場」・イベントの開催される「七条入口広場」は自由に使用できます。 有料の施設としては日本庭園「朱雀の庭」・京都初のビオトープ「いのちの森」(9:00~17:00/共通で200円) 春には梅や桜・初夏にはツツジに青もみじ・秋には「梅小路公園紅葉まつり」でライトアップなどなど、また一年を通して様々なイベントも行われれていています。 「京都水族館」「京都鉄道博物館」「緑の館」には京野菜レストラン・梅小路パークカフェ・市電カフェもあって一日たっぷり遊べるスポットです。 |
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