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野宮神社 神に遣えた斎宮伝説

嵯峨野の散策ルートの中でも人気の「竹林の小径」が始まるあたりにある神社で、縁結びの神様として知られることからご縁を求める参拝者でいつでもにぎわっています。
「野宮」とは天皇の代理で伊勢神宮に使える斎王(未婚の皇女など)が、 伊勢へ行かれる前に身を清められたところです。

◆野宮神社みどころ

野宮は天皇の即位ごとに定められ、この地の野宮は嵯峨天皇の皇女が使用されたとされます。
クヌギの木を皮をむかずに建てられた黒鳥居は、クロモジの小柴垣で囲まれ 日本最古の様式になります。
斎王は南北朝時代に廃止になりしたが、神社は現在も存続し天皇家の崇敬を受けています。

源氏物語「賢木の巻」の舞台にもなり、今では縁結びの神様として人気で、境内にある「亀石」は撫でながら願い事をすると一年以内にかなうとされ、若い女性や外国からの観光客でいつでもにぎわいを見せます。
御祭神は天照大神・境内にはほかに愛宕大神(火除け)・白峰弁財天(芸能)・白福稲荷大明神(子宝安産・商売繁盛)・大山弁財天(交通安全・財運向上)・野宮大黒天(良縁)が祀られています。

嵯峨祭と斎宮行列

5月に嵯峨野・嵐山一帯で行われる「嵯峨祭」は野宮・愛宕両神社の例祭で、例年5月第3日曜日に神幸祭・5月第4日曜日に還幸祭が行われ、松尾芭蕉も見学したと著書にあるそうです。
神幸祭」では清凉寺(嵯峨釈迦堂)前にある御旅所に2基の神輿が安置され、「還幸祭」では魔物を祓って清める5本の剣鉾に続き2基の神輿・獅子舞・子供神輿・稚児行列などが嵯峨野・嵐山一帯を巡行します。約600名の担ぎ手によって神輿が渡月橋をわたる大変にぎやかなお祭りです。

10月第3日曜日には雅な衣装に身を包んだ「斎宮行列」が行われます。
斎宮が伊勢へと遣わされる様を再現したもので、雅な衣装に身を包んだ行列が、野宮神社~JR嵯峨嵐山駅~天龍寺前~渡月橋~中ノ島公園(嵐山公園)北乗船場と練り歩き、「禊の儀」・雅楽の奉納が行われます。(この行列には一般公募もあり参加することもできます。)

JR京都駅からアクセス

・市バス28系統・大覚寺行きで「嵯峨小学校前」下車徒歩10分ほど
・京都バス72系統・清滝行きで「嵯峨小学校前」下車徒歩10分ほど

・JR京都駅からJR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」下車徒歩10分ほど
また嵐電(京福電気鉄道)嵐山駅から徒歩7~8分ほど

◆拝観時間・年中行事

境内自由
9:00~17:00

★嵯峨祭
神幸祭 5月第3日曜日
還幸祭 5月第4日曜日

★斎宮行列 10月第3日曜日
行列には一般参加もできますので、興味のある方は野宮神社公式サイトをご確認くださいませ。

◆野宮神社周辺地図

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